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さくら投資顧問 - Weekly相場通信
2010.11.29 #73
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●相場概況 - 週末終値(前週末比)
日経平均 10039.56(+17.17)
NYダウ 11092.00(-111.55)
米ドル/円 84.06(+0.62)
ユーロ/円 111.34(-2.81)
ユーロ/米ドル 1.3244(-0.0436)
米国債(10年) 2.8699%(-0.0088)
米国債(30年) 4.2130%(-0.0332)
WTI原油先物 83.76(+2.25)
NY金 1362.40(+10.10)
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先週の注目指標(結果)
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●11/23(火)
休場(東京)
10月消費者物価指数 [前月比](加)21:00
前回 → +0.2%
結果 → +0.4%
10月消費者物価指数 [前年比](加)21:00
前回 → +1.9%
結果 → +2.4%
9月小売売上高 [前月比](加)22:30
前回 → +0.5%(+0.7%)
結果 → +0.6%
10月中古住宅販売件数(米)24:00
前回 → 453万件
結果 → 443万件
10月中古住宅販売件数 [前月比](米)24:00
前回 → +10.0%
結果 → -2.2%
11月リッチモンド連銀製造業指数(米)24:00
前回 → 5
結果 → 9
FOMC議事録(米)28:00
・FOMCは生産と雇用の伸びは緩やかと予想
・10月に予定外のビデオ会議を行い、
国債利回り目標、国債買入れ戦略、対話を検討
・2011年の実質GDP予想値は3.0-3.6%
・2011年の失業率は8.9〜9.1%を予想
・2011年のコアPCE価格指数は0.9〜1.6%を予想
・長期のPCE価格指数は1.6〜2.0%上昇を予想
●11/24(水)
11月IFO景況指数(独)18:00
前回 → 107.6
結果 → 109.3
10月耐久財受注 [前月比](米)22:30
前回 → +3.3%(修正 +5.0%)
結果 → -3.3%
10月耐久財受注 [前月比:除輸送用機器](米)22:30
前回 → -0.8%(修正 +1.3%)
結果 → -2.7%
新規失業保険申請件数(米)22:30
前回 → 43.9万件(修正 44.1万件)
結果 → 40.7万件
10月新築住宅販売件数(米)24:00
前回 → 30.7万件(修正 30.8万件)
結果 → 28.3万件
●11/25(木)
休場(米国)
●11/26(金)
11月消費者物価指数・速報値 [前月比](独)
前回 → +3.9%
結果 → +0.1%
11月消費者物価指数・速報値 [前年比](独)
前回 → +3.9%
結果 → +1.5%
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今週の注目指標
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●11/29(月)
10月貿易収支(NZ)6:45
前回 → -5.32億NZD
結果 →
●11/30(火)
11月失業者数(独)17:55
前回 → -0.3万人
結果 →
11月失業率(独)17:55
前回 → 7.5%
結果 →
10月失業率(ユーロ)19:00
前回 → 10.1%
結果 →
9月GDP [前月比](加)22:30
前回 → +0.3%
結果 →
第3四半期GDP [前期比年率](加)22:30
前回 → +2.0%
結果 →
9月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前年比](米)23:00
前回 → +1.70%
結果 →
11月シカゴ購買部協会景気指数(米)23:45
前回 → 60.6
結果 →
●12/1(水)
第3四半期GDP [前期比](豪)9:30
前回 → +1.2%
結果 →
第3四半期GDP [前年比](豪)9:30
前回 → +3.3%
結果 →
11月ADP全国雇用者数(米)22:15
前回 → +4.3万人
結果 →
11月ISM製造業景況指数(米)24:00
前回 → 56.9
結果 →
米ベージュブック(米)24:00
●12/2(木)
10月貿易収支
前回 → +17.60億AUD(豪)9:30
結果 →
10月豪小売売上高 [前月比](豪)9:30
前回 → +0.3%
結果 →
欧州中銀金融政策発表(ユーロ)21:45
前回 → 1.00%に据え置き
結果 →
新規失業保険申請件数(米)22:30
前回 → 40.7万件
結果 →
●12/3(金)
10月小売売上高 [前月比](ユーロ)19:00
前回 → -0.2%
結果 →
10月小売売上高 [前年比](ユーロ)19:00
前回 → +1.1%
結果 →
11月失業率(加)21:00
前回 → 7.9%
結果 →
11月雇用ネット変化(加)21:00
前回 → +0.30万人
結果 →
11月非農業部門雇用者数(米)22:30
前回 → +15.1万人
結果 →
11月失業率(米)22:30
前回 → 9.6%
結果 →
11月ISM非製造業景況指数(米)24:00
前回 → 54.3
結果 →
10月製造業受注指数 [前月比](米)24:00
前回 → +2.1%
結果 →
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今週の相場観 (by.植木良太)
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■ いつもの、アレ!
そろそろ、今年も終わりが近づいてきました。
現在のところ、北朝鮮有事による「ドル買い」、
そしてアイルランドやポルトガル(スペインも?)に対する
財政問題で、ユーロが売られております。
そのため、今までドル売りで「ドル安」となり
他通貨に流れていましたが、現在はその戻しとなっており、
買われていたものが売られている展開が続いています。
ただ、「ドル安」という方向性は、長期的に見れば
まだまだ残っていると思います。
基本的には「ドル安」で、ただしその過程で
何回かアクシデントが起きることによって、
トレンドが変化するということです。
さて、今週は12月の1週目を迎えるということで、
「いつものアレ!」があります。
有事のドル買いやユーロ問題を抱えた上での、
「米雇用統計」・・・難しい判断となりそうです。
簡単に言えば、米雇用統計の結果が良ければ、
現在は84円台に突入しましたUSD/JPYが、
さらに円安に動く可能性を秘めております。
しっかりリスク管理はしておきましょう。
ポイントは、米雇用統計だけではありません。
ADP全国雇用者数、ISM製造業景況指数、ベージュブック、
新規失業保険申請件数、ISM非製造業景況指数、製造業受注指数 。。
米雇用統計ほど最重要とまではいかなくても、
重量級の指標です。
米雇用統計前の指標をまとめますと…。
●12/1(水)
11月ADP全国雇用者数(米)22:15
前回 → +4.3万人
結果 →
11月ISM製造業景況指数(米)24:00
前回 → 56.9
結果 →
米ベージュブック(米)24:00
●12/2(木)
新規失業保険申請件数(米)22:30
前回 → 40.7万件
結果 →
●12/3(金)
11月非農業部門雇用者数(米)22:30
前回 → +15.1万人
結果 →
11月失業率(米)22:30
前回 → 9.6%
結果 →
11月ISM非製造業景況指数(米)24:00
前回 → 54.3
結果 →
10月製造業受注指数 [前月比](米)24:00
前回 → +2.1%
結果 →
これに、有事によるドル買いやユーロ問題が関わってきます。
米雇用統計が良い結果であるならばそれ程難しくはなく、
単純にドル買いが続くのが普通でしょう。
また豪州も、ひとつポイントがあります。
来週なのですが、RBAキャッシュターゲット(7日)
を控えております。
その上で、以下がポイントになります。
●12/1(水)
第3四半期GDP [前期比](豪)9:30
前回 → +1.2%
結果 →
第3四半期GDP [前年比](豪)9:30
前回 → +3.3%
結果 →
こちらの結果も来週に影響が出そうですので、注意しましょう。
また、アイルランド問題を抱えているユーロ圏での
欧州中銀金融政策発表(2日)ですが、
金利の変化はないでしょうが、いつもどおり、
その後の総裁のコメントがポイントです。
まとめますと、今週のポイントは
・北朝鮮砲撃による有事
・アイルランドを始めとするユーロ問題(ポルトガル、スペインにも気を配る)
・米雇用統計を始めとする米経済指標
これらに尽きます。