Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望
□本日の結果
01/28 01/27特別会員銘柄AN +5.97% 合計+5.97%
01/28 01/27特別会員銘柄DA +8.49% 合計+8.49%
01/28 01/27一般会員銘柄AZ +2.41% 合計+2.41%
01/28 01/26総医研HD(2385) +5.87% 合計+6.47%
01/28 01/25特別会員銘柄AC +5.63% 合計+5.63%
01/28 01/23特別会員銘柄PS +16.64% 合計+46.59% 暴騰!
01/28 01/16一般会員銘柄DH +1.80% 合計+2.73%
■本日の相場総括
本日の日経平均は122円安の10,237円と続落となりました。
米株安を背景に朝方から売りが先行、一時10,200円を割り込む場面もありました
が、売り叩く動きも限定的となり、売り一巡後はやや下げ渋りました。
後場にかけては、上海市場がプラスに切り返して上げ幅を拡大となったことから、
やや下げ渋る展開となり、ほぼ十字足を形成する格好となりました。
短期基調、中期基調ともに下向き継続です。
エジプトの情勢不安、米企業決算の冴えない内容、米10-12月GDPが予想を下回る
など、悪材料が重なったことで米市場が大幅下落となり、この影響を受ける格好
となりました。
□本日の先物動向
先物の手口はUBSが1,981枚、JPモルガンが1,755枚、ニューエッジが1,145枚、
クリックが1,064枚の売り越し、立花が1,520枚の買い越しとなりました。
TOPIXは、クレディスイスが1,554枚、ゴールドマンが1,402枚の売り越し、BNPパ
リバが1,928枚、MSMが1,013枚の買い越しとなりました。
全般的に売り手口となり相場を押し下げる格好となりましたが、10,200円到達か
らの売り一巡場面では目立った手口は無く様子見となりました。
レンジ下限に届いたことで売り一巡から買い戻しの手口が出てくるかに注目され
るところです。
□本日の新興市場動向
新興市場は2指数揃って下落となりました。
特に直近買われていたマザーズ指数は全面安商状となり、主力を中心に大きく売
られたことで、指数は2%を超える下落となりました。
一部短期資金は動いている模様ですので、売り一巡から落ち着いた場面で、下落
銘柄のリバウンドを狙う動きが出てくるかに注目されます。
□本日の個別銘柄動向
東証1部の値下がり銘柄数は1,233とほぼ全面安ともいえる展開となりました。
セクター別では、石油、資源、海運がわずかながら上昇、ディフェンシブの電力
ガス、医薬も上昇となりました。
一方で、銀行、不動産、ノンバンク、証券など金融関連は軒並み下落上位、ハイ
テクも幅広く売られました。
個別銘柄もほとんどが下落となりましたが、場中銘柄では、エイジア(2352)、
ニューフレアテクノロジー(6256)、UTホールディングス(2146)、プロミス
(8574)、マクロミル(3730)、大阪チタニウム(5726)などが買われる展開と
なりました。
■今晩の米市場の動向
今晩の米市場は揉み合いかやや反発の動きが想定されます。
エジプト情勢の影響が引き続き警戒されますが、先週末の大幅下落の反動の買戻
しが入ってきそうです。
とはいえ、全体的に慎重姿勢継続となりそうであり、先週末の下落のアヤ戻しに
終わりそうとの声があります。
欧州では売り先行の展開となっており、ドイツ小売売上高が予想を大きく下回っ
てマイナスになるなど冴えない展開となっております。
ただ売り一巡後はやや下げ渋る動きとなっており、ユーロ圏消費者物価指数がわ
ずかながら予想を上回ったことも支えとなりました。
先週末の米市場はダウが166.13ドル安と大幅反落となりました。
米10-12月期GDPが予想を下回る結果となったほか、エジプトの反政府デモ拡大に
より緊迫化が嫌気され利益確定売りを強める展開となりました。
またハイテク大手に冴えない決算が相次いだことも売り要因となり、アマゾンが
慎重な業績見通しを示したことで大幅安、マクロソフトも減益、フォードも冴え
ない決算で10%を超える下落など、売り要因が重なりました。
CME日経先物は135円安の10,235円、円建ては150円安の10,220円で終了しました。
□注目米主要企業決算・経済指標
主要企業決算発表は、ガネット、ローバー・インダストリーズ、IWT、マケッ
ソン・コーポレーション、CRバード、アナダルコ・ペトロリアム 、ノベラスシ
ステムズ、エクソンモービルなどが予定されております。
経済指標は12月個人所得、12月コアPCE価格指数、1月シカゴ購買部協会景気指数
が予定されております。
予想は、12月個人所得が+0.4%(11月+0.3%)、
12月コアPCE価格指数が前年比+1.3%(11月+1.0%)、
1月シカゴ購買部協会景気指数が64.5(12月66.8)となっております。
1月シカゴ購買部協会景気指数は、12月が予想外の改善となった反動から鈍化の
見通しとなっております。
ただ横ばいから上振れの可能性も指摘され、上振れならドル買い株高、下振れな
らドル売り株安に繋がりやすいとみられます。
□その他海外注目材料
ドル円は、先週末のリスク回避の動きで安全資産の米国債に資金が向かう格好と
なり、長期金利が低下したことで仕組み債によるドル売りが優勢となりました。
ユーロ円などクロス円からの連動としての円買い圧力も強く、ドルの上値は重く
なりそうです。
83円〜84円にかけては引き続き本邦実需筋のドル売りが控えている模様ですが、
一方で81円台中盤では、本邦実需筋や中国筋と見られるドル買いが控えていると
されております。
要人関連では、ロックハート米アトランタ連銀総裁が討論会に参加の予定となっ
ております。
■明日の展望
明日は反発の動きが期待されます。
レンジ下限でとりあえず下げ止まったことから、直近下落のリバウンドの動きが
期待されます。
ただ基本的に日柄調整、様子見の動きは継続するとみられ、余程の材料が無い限
り上値を追う展開にはなり辛いと想定されます。
外部要因では中国では2週間ぶりの高値となりましたが、明日が春節前の最後の売
買日となります。
春節前に利上げの可能性が指摘され続けているだけに、明日の中国及び上海市場
の動向がポイントとなりそうです。
□テクニカル分析からの展望
日経平均は続落となり、直近安値近辺まで下落となり、12月の揉み合いの下限水
準やボリンジャーバンド-2σが意識されました。
一目均衡表では遅行スパンが株価を下回り、下方転換シグナル発生が濃厚となり
ますが、雲の上限をサポートに、早期に本日あけたマド埋めや25日線を回復でき
るかがポイントとなりそうです。
日柄調整継続の動きとなっておりますが、10,200円ラインを明確に割り込んでく
るようなら、10,000円の節目や10,000円割れも意識されますので注意が必要とな
ります。
□総括・今後の方針
エジプトショックとなった本日の下落ですが、とりあえず日経平均はレンジ下限
で止まりました。
安値圏でほぼ十字足とも言える形となり、売り一巡から反転できるかがポイント
となります。
相場環境の悪化を受け、基本様子見となりますが、レンジ下限に到達したことか
ら反発に向かってくるか注目されます。
ある程度割切りとなりそうですが、大きく売られた銘柄を短期リバウンドを狙う
動きに期待したいところです。