2011年3月14日(月曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
JR東日本(9020) プット66回
行使価格 5500円
満期日 2011年06月08日
1ワラント当り原資産数 0.01
eワラント販売価格 4.30
実効ギアリング -6.83
前営業日の株価 5450円 -130円
前営業日のHV(20日) 21.32
投資スタンス:短期(1週間程度)
11日に発生した東北大震災の影響が懸念される。同社は地震に伴い、運行を見合わせて
いた新幹線と首都圏、東北地方の在来線全線について、同日中の運転を打ち切ると発表。
週末でどの程度復旧するのか未知数であることや、今後も大地震が発生する可能性が否定
できず警戒が高まっている。被害の概要が明らかになるまでは株価浮上の見込みは薄いと
判断。プットで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
03/02 東レ<3402> 6.81 7.46 6.10 6.27 -7.9%
コール67回 627 643 612 615 (買い) -1.9%
03/01 日本板硝子<5202> 11.33 15.55 10.59 14.71 +29.8%
コール29回 237 259 232 249 (買い) +5.0%
02/28 エルピーダ<6665> 3.34 3.75 2.76 3.307 -1.2%
コール76回 1220 1243 1170 1217 (買い) -0.2%
02/25 伊藤忠<8001> 2.47 2.55 1.45 1.46 -40.8%
プット28回 825 855 820 841 (売り) -0.4%
02/24 DIC<4631> 6.21 7.56 5.11 6.35 +2.2%
コール8回 212 221 204 211 (買い) -0.4%
02/23 ソニー<6758> 2.68 2.95 2.15 2.74 +2.2%
コール184回 2996 3040 2911 3010 (買い) +0.4%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は売り一色のスタートか。11日に発生した東日本巨大地震に対する市場の反
応を見極める展開となりそうだ。復旧にメドが立ってないことや、今後も余震を通じて
大地震が発生する可能性を警戒するムードは続こう。福島原発の問題なども海外投資家
の売り圧力を強める要因になる公算大。中東情勢の混乱やスペインの格下げなど欧州財
政問題の再燃などは気掛かりだ。
一方、サウジアラビアのデモが懸念されたほど大きくなかったことで、先週末の米国
市場が上昇したことは好材料。15日には米FOMCが開催されるが、直近の海外情勢の悪化
を含めた株安を背景に、引き続き量的緩和政策の継続が見込まれ下支え要因に。
日経平均の1万円割れで目先の値ごろ感が強まることが予想され、きょう限りで開催
される日銀金融政策決定会合での流動性供給に対する期待感などが売り圧力を弱める要
因にもなりえる。
日経平均の予想レンジは10100円−9800円。先週末のCME225先物(円建て)は9975円
まで売られたが、地震発生日の大証イブニング・セッションで既に1万円の大台を割り
込み推移していた。大台割れは市場参加者の予想が一致するところでもあるが、それだ
けに織り込みも早そうだ。
テクニカル面では、2月21日高値からの二段下げの動きは、1月31日安値10237円を割
り込む展開につながりそう。
当面は200日移動平均線(11日、9840円)処を押し目の限界と見込みながら、値幅調
整と日柄調整が進展していくパターンが予想される。
今週の国内の経済指標は2月消費動向調査(14日)、1−3月期法人企業景気予測調
査、2月首都圏および近畿圏マンション販売(16日)、1月第三次産業活動指数、2月日
本製半導体製造装置BBレシオ(17日)などが発表される。
米国では3月NY連銀製造業景気指数、3月NAHB住宅市場指数、FOMC(15日)、2月住宅
着工件数、2月生産者物価指数、4Q経常収支(16日)、2月消費者物価指数、2月鉱工業
生産、2月景気先行指標総合指数、2月北米半導体製造装置BBレシオ(17日)などが予定
されている。
11日のNY株式相場でダウ平均は前日比59.79ドル高と反発。NASDAQは14.59ポイント
高、S&P500は9.17ポイント上昇して取引を終えた。
日本の大地震の影響でアジア株式相場が全面安となり、ダウ平均も売りが先行した。
3月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が市場予想を下回ると、やや下げ幅を
広げる場面もあったが、業界再編期待を背景にエネルギーセクターが買われたほか、日
本の地震復興がらみの企業として3Mやキャタピラーが注目された。また、サウジアラビ
アの「怒りの日」が懸念されたほど荒れなかったことも市場心理の改善に一役買い、ダ
ウ平均は12000ドル台を回復して取引を終えた。
ドル建てCME225先物は先週末の大証日中終値と比べて165円安の10005円、円建ては
195円安の9975円で終えた。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
【国内】
2月消費動向調査(14:00)
日銀金融政策決定会合
《株主総会》
小野測
《決算発表》
ファーマフーズ、トーホー、ウイルコ
【海外】
第3回日本ウクライナ経済合同会議(キエフ)
G8外相会合(パリ〜15日)