トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント
2011年2月8日(火曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
川崎汽船(9107) コール62回
行使価格 400円
満期日 2011年06月08日
1ワラント当り原資産数 0.2
eワラント販売価格 3.53
実効ギアリング 7.10
前営業日の株価 352円 +5円
前営業日のHV(20日) 25.00
投資スタンス:短期(1週間程度)
7日の東京市場では海運大手が堅調な動きをみせた。目新しい材料は観測されていない
ものの、短期的な株価底打ち感が強まり、自己や個人投資家などの短期資金が流入して
いるようだ。
また、バルチック海運指数は4日時点で1043ポイントと14日下落中だが、足元では下げ
幅がやや縮小傾向にある。懸念されたエジプト情勢は週末にかけて大きな波乱はなく、
政情も幾分落ち着きをみせていることから、航路に対するリスクもやや後退してとみられ
る。
同社の株価は1月19日の高値386円からほぼ一本調子に下落し、前週には一時330円台まで
調整する場面があった。ただ週後半にかけては相場全体の地合いも改善したことから、買戻
しが優勢となり下方向への警戒感は後退。目先的な出遅れ感もあるため、短期値幅取りを
狙った資金が流入しやすい環境にあると判断。コールで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
01/27 エーザイ<4523> 5.66 5.84 4.47 4.66 -17.6%
プット9回 2814 2919 2810 2907 (売り) +3.3%
01/26 日立<6501> 3.17 4.04 3.07 4.04 +27.4%
コール105回 451 465 444 463 (買い) +2.6%
01/25 ホンダ<4502> 7.09 9.52 7.09 8.07 +13.8%
コール116回 3395 3555 3390 3475 (買い) +2.3%
01/24 武田薬品<4502> 2.02 2.40 1.84 1.96 -2.9%
コール98回 3980 4040 3960 3970 (買い) -0.2%
01/21 日本板硝子<5202> 2.00 2.08 0.89 1.70 -15.0%
コール28回 223 226 206 220 (買い) -1.3%
01/20 東レ<3402> 5.39 5.66 4.28 5.43 +0.7%
コール64回 541 560 529 546 (買い) +0.9%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は続伸へ。好業績に加え業界再編期待などで海外投資家の買いは続きそうだ
が、主力株でも選別買いが目立つ展開へ。さえない為替市場を横目にしらがら、米金融
株の上昇を背景にメガバンクなどが指数を牽引する相場展開か。
連休明け後の中国市場への警戒感から高値圏では戻り売りが出やすいく、買い一巡後
は小動きが予想されるも、木曜日は2月限のオプションSQ算出日となる。建玉残を見る
と、4万枚近い10750円コールをはじめ現在値付近ではポジションが大きく積み上がって
いるところが複数確認される。そのため、日経平均がSQ算出に向けて大きく動くなら
ば、売り方による買い戻しやヘッジに伴った先物の売買によって値動きが荒くなる展開
なども想定しておきたい。日経平均の予想レンジは10800円−10620円。
7日のNY株式市場でダウ平均は前日比69.48ドル高と続伸。NASDAQは14.69ポイント
高、S&P500は8.18ポイント上昇して取引を終えた。
足元の世界的な景気回復の流れを受け、金融や資本財セクターに買いが入り、指数は
上値を切り上げる展開となった。個別でオンラインニュース企業を買収合意したAOLは
3.4%安。一方、臨床診断システムメーカーを買収合意したダナハーは2.2%高。
ドル建てCME225先物は先週末の大証日中終値と比べて75円高の10665円、円建ては55
円高の10645円で終えた。
7日の東京市場は続伸。東証1部の値上がり銘柄数は1164と全体の69.7%に達し、規模
別株価指数はすべて上昇。国際優良株や資源関連など堅調だったほか、調整一循環から
ネット関連に買いが入った。
日経平均は終値ベースで年初来高値を更新。ただ、買い一巡後は寄り付きで開けたマ
ド埋めを意識した動きとなり、ローソク足は陰線を形成した。短期的な過熱感から、も
み合い相場に移行していく流れなども想定されるが、上昇続く5日移動平均線(7日現
在、10459円)に順応して、高値更新が続くかがまずは目先の注目点となる。
上値メドは、10月6日高値〜11月1日安値までの下落幅の2倍を使って計算した10765
円、1月13日高値〜1月31日安値までの下落幅の2倍を使って計算した10941円、また2009
年11月安値〜昨年4月高値までの上昇幅を、昨年8月安値から上昇させた11081円など。
下値メドは200日移動平均線(9847円)や9700円処がある。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
【国内】
1月マネーストック(8:50/M2前年比2.3%、M3前年比1.8%)
12月国際収支(8:50/1兆137億円)
1月対外・対内証券売買契約1月の企業倒産(13:30)
12月と10年携帯電話・PHS国内出荷実績
1月景気ウォッチャー調査
40年国債入札
《イベント》
ENEX2011第35回地球環境とエネルギーの調和展(〜10日)
Smart Energy Japan 2011(〜10日)
《決算発表》
大成建設、大林組、アサヒビール、ニチレイ、日清紡HD、三菱製紙、参天製薬、日本
ペイント、DIC、太平洋セメント、三菱マテリアル、DOWAHD、ニッパツ、SM
C、千代田化工建設、ダイキン工業、横河電機、日立造船、いすゞ自動車、トヨタ自動
車、ユナイテッドアローズ、住友不動産、住友倉庫、セコム、日本海洋堀削、鹿島建
設、東洋精糖、森永製菓、丸大食品、倉敷紡績、シキボウ、ブックオフ、中越パルプ工
業、日本触媒、カネカ、ADEKA、ユー・エス・エス、ニチアス、中山製鋼所、日本
冶金工業、東邦亜鉛、古河スカイ、リンナイ、日本発條、アイダエンジニアリング、J
UKI、リケン、オリジン電機、サンケン電気、太陽誘電、カヤバ工業、コジマ、凸版
印刷、河合楽器製作所、セイコーHD、青山商事、群馬銀行、十八銀行、大京、テーオ
ーシー、京成電鉄、近畿日本鉄道、住友倉庫
【海外】
ブラジル1月消費者物価(23:00)
米ABC消費者信頼感指数(9日7:00)
米3 年国債入札
《決算発表》
ウォルト・ディズニー、マカフィー、UBS