日経平均 8933.06(-69.62)
NYダウ 13107.21(-236.30)
米ドル/円 79.56(+0.30)
ユーロ/円 102.94(-0.29)
ユーロ/米ドル 1.2938(-0.0087)
米国債(10年) 1.747%(-0.019)
米国債(30年) 2.910%(-0.026)
WTI原油先物 86.28(-3.77)
NY金 1711.90(-12.10)
今週の注目指標
●10/29(月)
10月消費者物価指数・速報 [前月比](独)22:00
前回 → 0.0%
10月消費者物価指数・速報 [前年比](独)22:00
前回 → +2.0%
●10/30(火)
日銀金融政策決定会合
前回 → 0.00-0.10%
10月失業者数(独)17:55
前回 → +0.9万人
10月失業率(独)17:55
前回 → 6.8%
●10/31(水)
10月消費者物価指数・速報 [前年比](ユーロ)19:00
前回 → +2.6%
9月失業率(ユーロ)19:00
前回 → 11.4%
8月GDP [前月比](加)21:30
前回 → +0.2%
10月シカゴ購買部協会景気指数(米)22:45
前回 → 49.7
●11/1(木)
10月PMI製造業(英)18:30
前回 → 48.4
10月ADP全国雇用者数(米)21:15
前回 → +16.2万人
新規失業保険申請件数(米)21:30
前回 → 36.9万件
10月ISM製造業景況指数(米)23:00
前回 → 51.5
●11/2(金)
10月PMI建設業(英)18:30
前回 → 49.5
10月非農業部門雇用者数(米)21:30
前回 → +11.4万人
10月失業率(米)21:30
前回 → 7.8%
10月雇用ネット変化(加)21:30
前回 → +5.21万人
10月失業率(加)21:30
前回 → 7.4%
今週の相場観 by.植木良太(FX専業トレーダー)
■ 決戦は火曜日!
今回のタイトルは『決戦は火曜日』
そう言えば、ドリカムの歌に『決戦は金曜日』という歌あります。
確かこの歌は「女性の告白」をテーマにした歌だったと思いますが。
(間違ってたらスイマセン…)
今週、私達投資家にとっての決戦は「火曜日」です。
と言いましても、日銀政策会合(30日)での追加緩和の内容は、
そこそこ話が上がっていますので既に相場も動きだしてはいますが、
一応、時間軸は以下のような感じです。
(1)日銀政策会合前
ほぼ日替わりで、円高に動いたり円安に動いたりと、
直近の日銀の追加金融緩和期待を巡る攻防は
先週末時点では円高となっております。
30日に行われる日銀会合での追加緩和の内容は、
既にリークされていますので足元を見られた感じで、
見切りをつけられ、既に円高に仕掛けられた感じもします。
新情報で、それも円安になりそうなネタでも出ない限り、
戻すのはちょっと難しいかもしれませんね。
対円ロングポジションがある場合、
週レポフォロー等(会員限定)で先週もフォローしましたので、
下落前にいくつか決済されたかと思います。
対円ショートは、このまま下落になってくれれば
願ったり叶ったりの展開ですね。
(2)日銀政策会合直前と直後
発表直前は、様子見ムードで動きが少ない展開が予想されます。
また、直後は内容次第にもよりますが乱高下する可能性があります。
(3)日銀政策会合後
基本的な考え方としては、日銀政策会合までは上昇を狙い、
その後は本格的なショートへシフトといった流れですが、
先週すでに仕掛け済みです。
このまま下落となれば、素直に追っていくのがベストです。
戻した場合は、再度ショートを仕込む場を探ることになります。
日銀の発表まで円安が引っ張られるなら
その後の対円ショートを考えていましたが、
既に動き出しているため、まずは先週の保有ポジションの
リスク管理をやることが大切です。
後は、下降トレンドになれば追っていくだけですし、
再度上昇となれば、ストップから再度ショートの場を探ることが
この後に考えるべき点でしょう。
さて、今回はもうひとつのテーマが。
「オバマの嘘」です。
最近は繰り返し、米国指標のねつ造を書いてきましたが、
今回も「新規失業保険申請件数」の推移を見ていきましょう。
38.2万件(修正 38.5万件)
↓
38.2万件(修正 36.3万件)
↓
オバマ・ロムニー第1回TV討論会・・・ロムニー優勢
↓
36.7万件(修正 36.9万件)
↓
33.9万件(修正 34.2万件)
↓
オバマ・ロムニー第2回TV討論会・・・オバマ優勢
↓
38.8万件(修正 39.2万件)
↓
オバマ・ロムニー第3回TV討論会・・・オバマ優勢
↓
FOMC政策金利発表(10/24)・・・現状維持
↓
36.9万件
第3回TV討論会の結果はオバマ優勢と書きましたが、
正確には、"オバマに失点がなかった"ということです。
つまり、ロムニー候補と違ってオバマ大統領は、
"ポカ"をやらなければそれでOKなわけです。
投票までまだ日がありますが、このまま無難にいけば
「オバマ」続投といった感じですね。
それに安心したのか、早速?前回の新規失業保険申請件数を、
38.8万件→39.2万件と下方修正してきました。
FOMC政策金利発表は現状維持。
これは、先月QE3に踏み切り、加えて大統領選も近いので、
良い意味での現状維持といったところでしょう。
巧みに「良い結果と悪い結果」を使い分けているように思います。
まさに「アメとムチ」です。
今回でいうアメは「第3四半期GDP・速報値」でした。
結果は以下のとおりです。
第3四半期GDP・速報値 [前期比年率]
前回 → +1.3%
結果 → +2.0%
ここへきて2.0%増!
これは、操作でしょう(笑)
私が感じるだけで、「オバマの嘘」は最低でもこれだけあります。
●10/5(金)
9月非農業部門雇用者数
前回 → +9.6万人(修正 +14.2万人)
結果 → +11.4万人
9月失業率
前回 → 8.1%
結果 → 7.8%
※失業率は、今までずーっと色々頑張ってやっと8%台だったのに、
ここにきてイッキに0.3%も改善の7%台!?
(同じく非農業部門雇用者数も大幅改善)
●10/11(木)
新規失業保険申請件数(米)21:30
前回 → 36.7万件(修正 36.9万件)
結果 → 33.9万件
※前週が36.7万件(修正36.9万件)だったのに対して
今週は33.9万件と、これまたイッキに3万人も減る。
いくらなんでも減り過ぎでは…?
●10/26(金)
第3四半期GDP・速報値 [前期比年率]
前回 → +1.3%
結果 → +2.0%
※前期の1.3%増(確定値)を上回り2.0%増となる…。
景気回復のアピールか?これに関しては"速報値"で、
確定値には戻してくるはずなので確信犯でしょう。
大統領選投開票(11/6)後は、安心して「ドル安政策」と
「ネガティブキャンペーン」となるのでしょう。
たぶん、その前の日銀への最後のお許しが、
今週30日なのでしょうね…。
先週の注目指標(結果)
●10/23(火)
8月小売売上高 [前月比](加)21:30
前回 → +0.7%
結果 → +0.3%
加中銀政策金利発表(加)22:00
前回 → 1.00%
結果 → 1.00%
●10/24(水)
第3四半期消費者物価 [前期比](豪)9:30
前回 → +0.5%
結果 → +1.4%
第3四半期消費者物価 [前年比](豪)9:30
前回 → +1.2%
結果 → +2.0%
10月PMI製造業・速報(独)16:30
前回 → 47.4
結果 → 45.7
10月PMIサービス業・速報(独)16:30
前回 → 49.7
結果 → 49.3
10月PMI製造業・速報(ユーロ)17:00
前回 → 46.1
結果 → 45.3
10月PMIサービス業・速報(ユーロ)17:00
前回 → 46.1
結果 → 46.2
10月IFO景況指数(独)17:00
前回 → 101.4
結果 → 100.0
9月新築住宅販売件数(米)23:00
前回 → 37.3万件
結果 → 38.9万件
FOMC政策金利発表(米)27:15
前回 → 0.00-0.25%
結果 → 0.00-0.25%
RBNZオフィシャル・キャッシュレート(NZ)29:00
前回 → 2.50%
結果 → 2.50%
●10/25(木)
第3四半期GDP・速報値 [前期比](英)17:30
前回 → -0.4%
結果 → +1.0%
第3四半期GDP・速報値 [前年比](英)17:30
前回 → -0.5%
結果 → 0.0%
9月耐久財受注 [前月比](米)21:30
前回 → -13.2%(修正 -13.1%)
結果 → +9.9%
9月耐久財受注 [前月比:除輸送用機器](米)21:30
前回 → -1.6%(修正 -2.1%)
結果 → +2.0%
新規失業保険申請件数(米)21:30
前回 → 38.8万件(修正 39.2万件)
結果 → 36.9万件
●10/26(金)
9月貿易収支(NZ)6:45
前回 → -7.89億NZD(修正 -8.09億NZD)
結果 → -7.91億NZD
第3四半期GDP・速報値 [前期比年率](米)21:30
前回 → +1.3%
結果 → +2.0%