本日の相場総括・明日の展望
□本日の結果
03/03 03/02特別会員銘柄RK +2.34% 合計+2.34%
03/03 03/02一般会員銘柄RI +2.85% 合計+2.85%
03/03 03/01特別会員銘柄KN +5.52% 合計+6.99%
03/03 03/01一般会員銘柄FB +5.54% 合計+5.26%
03/03 02/28特別会員銘柄TS +1.87% 合計+1.45%
03/03 02/28特別会員銘柄TK +2.16% 合計+10.51%
03/03 02/28一般会員銘柄MJ +8.13% 合計+4.20%
03/03 02/24一般会員銘柄MK +4.94% 合計+18.75%
03/03 02/24一般会員銘柄SO +3.67% 合計+7.11%
03/03 02/23一般会員銘柄KG +5.07% 合計+10.68%
■本日の相場総括
本日の日経平均は+93円の10,586円と反発となりました。
米市場は小反発となり、とりあえず落ち着いた動きとなったことを受けて、朝方
から自律反発の動きとなり買いが先行となりmさいた。
ただ上値を追う動きは乏しく前場は10,550円近辺での揉み合いとなりました。
後場にかけても10,550円若干上回った水準で揉み合いとなっておりましたが、リ
ビアのカダフィ大佐が和平提案を受け入れたとの報道もあり、先物に買い戻しが
入って引けにかけて上げ幅拡大となりました。
短期基調、中期基調ともに下向き継続となっております。
昨日の大幅下落のテクニカルリバウンドという格好で、朝方から買い戻しの動き
となっておりました。
ただ短期トレンドが下向きとなったことに変わりはなく、中東情勢が引き続き混
沌としていること、週末に米雇用統計が控えていることなどから手控えムードが
強い状況となり、買戻し主体の流れとなりました。
□本日の先物動向
先物の手口はニューエッジが2,651枚、みずほが2,500枚の売り越し、野村が2,20
6枚、ソシエテが1,775枚、UBSが1,427枚の買い越しとなりました。
TOPIXは、1,000枚を超える売り越し買い越しはありませんでした。
先物に買い戻しはあったものの、当のクレディスイスはわずか828枚の買い越し、
ニューエッジは2,600枚も売り越しとなっており、引き続き下値意識の強い状況
が窺えます。
引き続き明日以降にクレディスイスがショートを積み上げてくるのか、買戻しに
向かってくるのか注目されます。
□本日の新興市場動向
新興市場は2指数揃って反発となりました。
大型株がやや重くなる中、短期資金の動きは活発でマザーズ銘柄を中心に物色さ
れる展開となりました。
ジャスダック平均は小高く始まった後揉み合いとなりましたが、マザーズ指数は
後場寄りでは昨年来高値512ポイントを更新しました。
売買高もマザーズ市場は急増し、ネット関連銘柄への押し目物色が見受けられま
した。
引き続き個別銘柄物色の流れが期待されます。
□本日の個別銘柄動向
東証1部の値上がり銘柄数は1,268、セクター別では証券、空運のみが下落となる
全面高に近い商状となりました。
セクター別では、ゴム、機械、情報通信が値上がり上位となり、水産など内需株
も堅調となりました。
他、商社、海運、非鉄、鉄鋼、ノンバンクなどが反発となっております。
個別銘柄では、河合楽器製作所 (7952)が堅調な動きを継続して合計+10.68%と
なり目標達成、明星工業 (1976)も+5%弱の上昇、津田駒工業 (6217)も堅調
な動きとなりました。
場中銘柄では、岩崎通信機(6704)が暴騰、池上通信機(6771)、油研工業(6393)、
日本高周波鋼業(5476)、富士興産(5009)など、低位どころが盛り上がりました。
■今晩の米市場の動向
今晩の米市場は続伸展開が期待されます。
上海を除くアジア市場は堅調、欧州も買い先行から上値を伸ばす動きとなってお
り、米市場も大幅下落後のリバウンドの動きが継続しそうです。
欧州は、独非製造業PMI、英CIPS非製造業PMIがそれぞれ予想を下回り、やや上値
を抑える要因となっておりましたが、ユーロ圏小売売上高が予想を上回る内容と
なり、株高ユーロ高の流れが復活する動きとなっております。
□注目米主要企業決算・経済指標
主要企業決算発表は、ハインツ、クローガー、ビッグ・ロッツ、ノベルが予定さ
れております。
経済指標は、新規失業保険申請件数、2月ISM非製造業景気指数が予定されており
ます。
予想は、新規失業保険申請件数が39.5万件(前回39.1万件)、
2月ISM非製造業景気指数が59.3(1月59.4)となっております。
2月ISM非製造業景気指数は、1月とほぼ同水準の改善を続けるとの予想となって
おりますが、直近上振れ指標も多いことから、上振れ期待もあると囁かれており
ます。
新規失業保険申請件数は若干増加の予想。
昨日のADP雇用報告が予想外の強い内容となり、新規失業保険申請件数も予想を
上回る改善を見せれば、明日の米雇用統計へいの期待感も高まりそうです。
ただ昨日のADP雇用報告である程度織り込んだと見ることもでき、反応は限定的
になるとされております。
□その他海外注目材料
ドル円は、81円50銭以下には本邦実需筋のドル買い、83円からはドル売りがある
とされております。
リビア情勢で、カダフィ大佐が和平交渉受け入れとの報道があり、リスク回避の
ドル売りの巻き戻しの動きが出るか注目されます。
要人関連では、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁、ロックハート米アトラン
タ連銀総裁がそれぞれ講演を予定しております。
コチャラコタ総裁は直近「米国の雇用の伸びは失望するほど低い」と発言してお
り、発言内容に注目されております。
■明日の展望
明日は小反落の展開が想定されます。
本日は反発ながらやや様子見ムードも強い状況であり、明日は週末要因や米雇用
統計が控えていることから、様子見ムードが継続となりそうです。
リビア情勢が劇的に変化すれば話は変わりそうですが、基本的にはテクニカル的
にも下値意識継続となっていることから、自律反発後の調整モードという流れに
なる展開が想定されます。
□テクニカル分析からの展望
日経平均は反発となりましたが、重なる5日線、25日線に頭を抑えられる格好と
なりました。
一目均衡表では基準線を回復し、10,500円の節目を上回っていることで遅行スパ
ンは上方シグナル継続となっております。
ボリンジャーバンドは中心線と-1σの間での推移であり、中心線(25日線)を突
破してこないと、次第に-2σが位置する10,200円水準への意識が強まることにな
りそうです。
日足は前日の中陰線のレンジ内の陽線はらみ足を形成し、明日に陰陽どちらに反
応するかが注目されます。
□総括・今後の方針
昨日が今年最大の下げ幅を記録していただけに、一旦の自律反発の動きとなりま
した。
10,500円の節目や2月SQ値は奪回したものの、25日線、5日線には頭を抑えられて
おり、あくまでテクニカルリバウンドの域に止まっております。
明日に25日線を奪回してくると、若干雰囲気も変わりますので、明日の動きが注
目されるところです。
中東情勢では、リビアのカダフィ大佐とアラブ連盟のムーサ事務局長が、ベネズ
エラのチャベス大統領が提案したリビア和平案を受諾したと伝わっており、これ
を契機に鎮静化できるかが注目されます。
個別では新興市場銘柄、低位銘柄などの動きが良く、短期資金を中心に活発な循
環物色が続いております。
短期回転中心ながら、直近の下落でスピード調整十分となっている銘柄も多くあ
りますので、引き続きこの流れに期待します。
□本日のメルマガ銘柄
アクロディア (3823)
現在値:63,300円
調整一巡銘柄のリバウンド展開期待です。
25日線に沿った動きを継続しておりますが、同線が横ばい基調に転換します。
好調な新興市場の流れに乗って、調整一巡から一段のリバウンド展開を期待しま
す。