トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント
2011年3月15日(火曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
コマツ(6301) コール67回
行使価格 2400円
満期日 2011年06月08日
1ワラント当り原資産数 0.02
eワラント販売価格 5.35
実効ギアリング 5.73
前営業日の株価 2390円 -127円
前営業日のHV(20日) 30.89
投資スタンス:短期(1週間程度)
同社は14日18時現在の状況について、茨城工場、小山工場の設備を中心に被害が発生
していると発表した。一方、郡山工場、コマツユーティリティには大きな被害はない。
東北地域の4工場では設備点検・補修を続けており、早ければ15日から一部の設備で
生産が再開できる見込み。全体の再開や損害の見込み額は未確定。茨城県常陸那珂港の
被害が大きいため、生産再開後にも影響は出るとみているようだ。
15日の株価は大幅反落。朝方から売りが膨らみ、サポートラインとみられる75日線を
割り込んだ。ただ、一時2100円を下回る水準まで売られながら後場にかけて下げ幅を大
幅に縮小。日経平均採用銘柄だけに全体相場の影響は避けられないものの、地震復興関
連として物色される側面もあり、主力株の中では下値が堅い銘柄といえる。下ひげの長
いローソク足が示現したことで押し目買い意欲は強いと判断。コールで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
03/04 楽天<4755> 11.05 11.86 8.82 9.11 -17.5%
コール135回 78000 78700 75200 75900 (買い) -2.6%
03/03 大東建託<1878> 9.23 9.71 7.24 8.89 -3.6%
コール4回 6850 6960 6650 6860 (買い) +0.1%
03/02 東レ<3402> 6.81 7.46 6.10 6.27 -7.9%
コール67回 627 643 612 615 (買い) -1.9%
03/01 日本板硝子<5202> 11.33 15.55 10.59 14.71 +29.8%
コール29回 237 259 232 249 (買い) +5.0%
02/28 エルピーダ<6665> 3.34 3.75 2.76 3.307 -1.2%
コール76回 1220 1243 1170 1217 (買い) -0.2%
02/25 伊藤忠<8001> 2.47 2.55 1.45 1.46 -40.8%
プット28回 825 855 820 841 (売り) -0.4%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は引き続き福島原発ニュースにからみ、神経質な展開が予想される。前日ま
での大幅下落の反動で反発は予想されるものの、信用取引の追い証発生による売りや先
物へのヘッジ売りは続く公算が高い。
日経平均の予想レンジは8700円−9100円。3月9日以降の下落ではチャート上でマドを
4つ形成していることに加え、25日移動平均線からのかい離率はマイナス18.07%。リー
マン・ショック後の水準までマイナス幅が拡大した。
当面売り方優位の地合いは続きそうだが、目先相当な反発期待が生まれているのも確
か。出来高水準はリーマン・ショックでセリングクライマックスとなったときの水準を
上回っており、リバウンド狙いの好機とみる投資家は多いだろう。
15日のダウ平均は前日比137.74ドル安と大幅続落。NASDAQは33.64ポイント安、
S&P500は14.52ポイント下落して取引を終えた。
東北地震をきっかけとした原子力発電所事故の影響の全容が不透明なことが嫌気され
た。また、バーレーンが反政府デモの拡大により非常事態を宣言したため、北アフリ
カ・中東情勢への懸念も重しとなり、ダウ平均は一時296.91ドル安まで下落する場面が
あった。
一方、FOMCの声明文で「経済は一段と底堅い足どり、労働市場は全般的に改善してい
るもよう」などの前向きな内容を示されたことを受け、大きく値を戻して終了した。
ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値と比べて345円高の8985円、円建ては305円
高の8945円で終えた。
昨日の東京市場は大幅続落。東証1部の値下がり銘柄数は1637と全体の97.5%、安値
更新銘柄は2年半ぶりの多さとなる1048(同64%)に達した。震災被害が甚大な銘柄や
原発関連で急落する銘柄が相次ぎ、東京電力、東北電力、東芝は2日連続でストップ
安。新興市場ではマザーズ、ジャスダックが10%超下落した。
日経平均は4日続落で下落率は10.55%。ブラックマンデー時、2008年秋のリーマン・
ショック後の暴落に次いで、歴代3位の下落率を記録した。
終値ベースで昨年8月安値8824円を下回ったことで、昨年4月5日高値11339円を起点と
した二段目の下げに突入したことになる。
2009年11月のドバイショック時の安値と昨年8月安値から切り下がる下値支持線上あ
たりからの反発となれば、もみ合いが継続するパターンなども想定されるが、それには
地合いの好転や月足均衡表の基準線(9214円)処を早急に回復する必要があろう。
月足均衡表では基準線を下回った一方で、遅行線が当時(2009年2月)の株価と接す
る節目を意識して、昨日は安値を付けた(当時の高値8257円に対して昨日は安値8227
円)。きょう以降も同水準が意識できるかに注目だ。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
【国内】
1-3月期法人企業景気予測調査(8:50)
2月首都圏および近畿圏マンション販売(13:00/前年比)
20年国債入札
《イベント》
第3回国際自動車素材・加工展(〜18日)
《株主総会》
KG情報
《決算発表》
稲葉製作所、イムラ封筒、サイボウズ、三井ハイテック、ツルハホールディングス、東
京楽天地、東京ドーム
【海外】
米2月住宅着工件数(21:30/57.5万)
米2月建設許可件数(21:30/56.5万)
米2月生産者物価指数(21:30/前年比4.5%)
米4Q経常収支
2月EU25ヵ国新車販売台数(16:00)