トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント
2011年3月11日(金曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
ファナック(6954) コール73回
行使価格 14000円
満期日 2011年05月11日
1ワラント当り原資産数 0.005
eワラント販売価格 1.82
実効ギアリング 10.06
前営業日の株価 12530円 -350円
前営業日のHV(20日) 26.46
投資スタンス:短期(1週間程度)
10日付「日経新聞」では、同社が産業用ロボットの生産能力を倍増させると報じた。
山梨県の本社地区に工場を増設し、現在の月産2500台から2011年中に月5000台に引き
上げる。自社のロボットを使うなどして、自動化を徹底。24時間休みなく生産できるよ
うにして製造原価を抑える。中国など新興国の需要増が見込まれるなか、価格競争力を
高めてシェア拡大を狙う。
10日の株価は反落。2月に2度割り込んだ75日移動平均線(12559円)に並んでおり、
再び同線を意識した展開が予想される。また、一目均衡表上では雲の下限(12495円)
に迫っているが、押し目買いの好機でもあると判断。ファンダメンタルズは良好である
ため、全体相場の地合いの悪化が一服する場面は近いとみてコールで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
03/01 日本板硝子<5202> 11.33 15.55 10.59 14.71 +29.8%
コール29回 237 259 232 249 (買い) +5.0%
02/28 エルピーダ<6665> 3.34 3.75 2.76 3.307 -1.2%
コール76回 1220 1243 1170 1217 (買い) -0.2%
02/25 伊藤忠<8001> 2.47 2.55 1.45 1.46 -40.8%
プット28回 825 855 820 841 (売り) -0.4%
02/24 DIC<4631> 6.21 7.56 5.11 6.35 +2.2%
コール8回 212 221 204 211 (買い) -0.4%
02/23 ソニー<6758> 2.68 2.95 2.15 2.74 +2.2%
コール184回 2996 3040 2911 3010 (買い) +0.4%
02/22 日本電気硝子<5214> 4.71 5.25 3.11 4.62 -1.9%
コール9回 1349 1375 1282 1362 (買い) +0.9%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は売り優勢の地合いが続きそう。米株安を受けて特に輸出関連の主力株の下
げが指数の下押す要因に。週末にデモが予定されているサウジに関する警戒感や、中国
では昨日の貿易統計の発表に続いて2月の主要経済指標の発表を控えており、警戒ムー
ドのなか下げ幅を広げる展開もありえる。
一方、国内マクロ指標の改善や業界再編期待などから総弱気の状況でもない。為替市
場が比較的落ち着いていることや、原油価格の下落などもあり、売り一巡後は値ごろ感
の買いで下げ渋る展開が想定される。
米株安のなかメジャーSQを迎えるが、SQ値が下方で決まれば心理的な下支え要因にな
ろう。3月SQ時は過去の経験則からその前後の安値から当面上昇を続けるパターンは多
い。
日経平均の一目均衡表では遅行線は逆転(遅行線が株価を下回る)する可能性が高く
値幅調整のあとも日柄調整が長引く公算大。一方、来週からは雲は上限・下限ともに上
昇局面に入る。2月24日安値を下回ったことで、きょうも売りが続く展開は想定内であ
り、変化日候補の3月11日(8月安値 から129日目)の動きであることから、目先の安値
となる可能性もあり注目したい。予想レンジは10340円−10260円。
10日のNY株式相場でダウ平均は前日比228.48ドル安と大幅続落。NASDAQは50.70ポイ
ント安、S&P500は24.91ポイント下落して取引を終えた。
中国で2月貿易収支が73億ドルの赤字となり、輸出減速への警戒感が強まったことに
加え、米新規失業保険申請件数が弱い結果になったことを嫌気した。サウジアラビア東
部で警官隊がデモ隊に発砲したとの報道など、北アフリカ・リビア情勢も相場の重しと
なり、ダウ平均は心理的節目である12000ドル割れで取引を終えた。
ドル建てCME225先物は昨晩の大証日中終値と比べて70円安の10300円、円建ては95円
安の10275円で終えた。
昨日の東京市場は大幅反落。東証1部の値下がり銘柄数は1436と全体の85.52%に達
し、 規模別株価指数はすべて下落。外部環境の悪化で国際優良株や資源関連などが軒
並み安となり、オフィス空室率悪化で不動産が売られた。
日経平均は2月24日安値10452円を下回り、75日移動平均線(10日、10408円)処まで
下げた。当面は1月31日安値10237円を維持できるかが焦点。1月13日安値10237円を下回
ると、200日移動平均線(10日、9838円)まで下げ足を早める可能性があり注意した
い。ただ、中長期のトレンドをみる上で重要な200日移動平均線は、2月28日あたりから
上昇基調に転じており、順調にいけば当面続くことになる。1990年以降で200日移動平
均線が上昇に転じた局面は主に8回あり、そのうち6回は上昇相場につながっている。
上値メドは、1日高値10754円、21日高値10859円、1月13日高値〜1月31日安値までの
下落幅の倍返しの上げ10941円など。下値メドは、雲上限10370円、10270円処、1万円
などが考えられる。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
【国内】
3月限先物・オプションSQ
《新規上場》
カルビー、AGS
《銘柄異動》
石原薬品
《イベント》
Jリートフェア2011(東京国際フォーラム〜12日)
東証IRフェスタ2011(東京国際フォーラム〜12日)
《株主総会》
東邦レマック
《決算発表》
大盛工業、ストリーム、クロスプラス、SUMCO、ウインテスト、学情、サトウ食品
工業、日本アジアグループ、インスペック、エイチ・アイ・エス
【海外】
米2月小売売上高(22:30/0.8%)
米3月ミシガン大学消費者信頼感指数(23:55/76.8)
中国2月鉱工業生産(11:00)
中国2月消費者物価(11:00)
中国2月小売売上高(11:00)
都市部固定資産投資(11:00)
インド1月鉱工業生産(14:30)
ユーロ圏首脳会談