Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望
http://www.stock-mission.com/ 2011年2月16日 発行
□本日の結果
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02/16 02/15特別会員銘柄FS +3.23% 合計+3.23%
02/16 02/15一般会員銘柄NZ +3.42% 合計+3.42%
02/16 02/14アコム（8572） +22.16% 合計+20.36% 暴騰！
02/16 02/09一般会員銘柄RI +2.85% 合計+12.44%
02/16 02/06一般会員銘柄TE +2.35% 合計+3.47%
02/16 02/03一般会員銘柄ES +6.25% 合計+15.53%
02/16 02/02一般会員銘柄CT +21.74% 合計+117.78% 暴騰！
02/16 01/27特別会員銘柄AN +2.40% 合計+6.14%
■本日の相場総括
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本日の日経平均は61円高の10,808円と続伸となり、連日の高値更新と共に9ヶ月
ぶりに10,800円台を回復しました。
昨晩の米市場は下落となりましたが、CME日経先物は小幅高で返ってきたこと、
為替の円安基調などを背景に買い先行から先物主導で上値を試す展開となりまし
た。
後場にかけては上海市場を始め、堅調推移となるアジア市場が支えとなり、先物
に大口買いが入ったことを受けて一段高となりました。
ただボリンジャーバンド+2σを超えた水準では戻り売り圧力が強く、引けにかけ
て押し戻される格好となりました。
短期基調、中期基調ともに上向き継続となっております。
本日は米市場の下落を受け、調整展開になる予想が高かく、実際に朝方には売り
手口も散見されたものの、それ以上に押し目買い意欲が強く、下げる展開に至ら
なかったことから買い戻し手口などにより堅調な展開となりました。
また押し目待ちから押し目無しの格好で、持たざるリスクを感じた投資家の資金
投下も相場を支える要因となっております。
□本日の先物動向
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先物の手口は、MUMSが1,398枚、大和が1,084枚、クレディスイスが1,080枚の売
り越し、ドイツが2,848枚、シティが2,524枚、メリルリンチが1,592枚、みずほ
が1,052枚の買い越しとなりました。
TOPIXは、みずほが1,213枚の売り越し、ゴールドマンが1,329枚の買い越しとな
っております。
本日相場を押し上げたのはドイツ、シティ、ゴールドマンで、詳しい手口は不明
ながら、相場の堅調さを受けて慌てて買い戻すような手口が散見されました。
一方で高値圏でクレディスイスは売り越しとなっております。
まだ枚数は多くなく、トレンドを示すような動きではありませんが、短期調整入
りのきっかけを作ってくる可能性もありますので、動向に注意したいところです。
□本日の新興市場動向
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新興市場はまちまちとなり、ジャスダック平均が続伸、マザーズ指数が反落とな
りました。
本日は堅調な日経平均、円安効果を受けて資金が東証1部に流入、一方で新興市
場からは資金が流出し、一服という格好となりました。
ジャスダック平均は上昇しましたが、Jストック、ジャスダック指数、TOP20の指
数はいずれも下落しており、一部材料銘柄や小型銘柄を除き、主力銘柄は軟調な
動きとなりました。
新興市場も連日の上昇となっておりましたので、調整となってもおかしくありま
せんが、単なるスピード調整で戻ってくるのか、短期調整入りとなってくるのか
を見極めたいところです。
□本日の個別銘柄動向
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東証1部の値上がり銘柄数は711、値下がり銘柄数は760と指数は堅調ながら個別
では利益確定売りも目立つ展開となりました。
セクター別では、資源、石油、商社が売りに押され、自動車、機械も下落となっ
ております。
一方でノンバンク、証券、不動産、証券、銀行、保険など金融株が値上がり上位
に名を連ね、相場を牽引する格好となりました。
個別銘柄では、メルマガ銘柄のアコム （8572）が高値で+22.16%の大暴騰となり
ました。
またコムチュア （3844）も連日での暴騰、本日も+21.74%のストップ高となり、
合計+117.78%ととんでもない上昇となっております。
場中銘柄では、アイフル(8515)、プロミス(8574)、ボルテージ(3639)、倉元製作
所(5216)、りそなホールディングス(8308)、ジャックス(8584)、ジャフコ(8595)、
などが上昇展開となりました。
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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反発の展開が期待されます。
住宅関連を中心とする経済指標を控えてやや様子見ムードも出てきそうですが、
デルやバリュークリックの時間外での上昇が相場の支えとなってきそうです。
また上海市場の上昇から欧州も概ね堅調の動きとなっており、この流れを背景に
買い先行の展開が期待されます。
ただ発表された英失業率は予想通りでしたが、英失業保険申請件数は予想外の悪
化となり、やや欧州市場は上値が重く、ユーロもドイツ系の売りが観測されてや
や伸び悩む動きとなっております。
昨晩の米市場は、ダウが41.55ドル安と続落となりました。
1月の小売売上高の結果が予想を下回ったことから売り先行、一時ダウは74.92ド
ル安まで下落する場面がありました。
CME日経先物は25円高の10,765円、円建ては10円高の10,750円で終了しました。
□注目米主要企業決算・経済指標
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海外主要企業決算発表は、ディーン・フーズ、ファーストエナジー、ジェンザイ
ム、ケーブルビジョン・システムズ、デボン・エナジー、ディアー、コムキャス
ト、ＣＢＳなどが予定されております。
経済指標は、1月生産者物価指数・コア指数、1月住宅着工件数、1月住宅建設許
可件数、1月鉱工業生産、1月設備稼働率が予定されております。
予想は、1月生産者物価指数が前年比+3.5％（12月+4.0％）、
1月生産者物価コア指数が前年比+1.2％（12月+1.3％）、
1月住宅着工件数が53.9万戸（12月52.9万戸）、
1月住宅建設許可件数が55.9万戸（12月62.7万戸）、
1月鉱工業生産が+0.5％（12月+0.8％）、
1月設備稼働率が76.3％（12月76.0％）となっております。
1月生産者物価指数はやや鈍化、1月住宅着工件数は改善、1月住宅建設許可件数
は悪化、1月鉱工業生産は伸びが鈍化、1月設備稼働率はやや改善と全体的に強弱
まちまちの予想となっております。
特に住宅購入に慎重なままと伝わっていることから、住宅着工許可件数、住宅着
工件数への注目度が高まりそうです。
全体的には概ね予想通りと見られております。
□その他海外注目材料
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ドル円は、84円台から本邦実需筋の大口ドル売りオーダーがあるとされておりま
す。
ただ84円を超えた10銭〜20銭あたりは、短期ショート筋のロスカットラインにな
っているとのことで、84円を抜けてこのラインにタッチするようなら、一旦はド
ル買いが強まる可能性がありそうです。
また今晩はFOMC議事録が公表されます。
政策金利、量的緩和第2弾の維持が全会一致の決定となったことで、見解内容が
注目されております。
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■明日の展望
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明日も引き続き堅調な動きが継続しそうです。
テクニカル面での過熱が気になりますが、米市場が下落しても下げない強さが買
い安心感となり、底堅い展開が続きそうです。
ただきっかけ次第でいつ調整入りしてもおかしくありませんので、ボリンジャー
バンド+2σを大きく超えて推移する展開に至る場面や、日足で十字足を形成する
展開になった場合などは、注意が必要となってきそうです。
□テクニカル分析からの展望
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日経平均は連日での高値更新でボリンジャーバンド+2σに沿った強い動きが続い
ております。
ただ+2σを突破したところでは押し戻される格好となっており、やや短期達成感
が出やすい水準となっております。
ただ一目均衡表では遅行スパン、転換線の上昇が強まるタイミングでもあるため
上値を追う動きも継続しやすく、どこで一旦の天井を打ってくるのか見極める必
要がありそうです。
□総括・今後の方針
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本日も強い展開となっておりますが、いい加減そろそろ調整が欲しいところでも
あります。
クレディスイスが日本株のオーバーウェートを5%から20%に引き上げたことも海
外勢を呼び込む要因となっております。
ただ押し目を待ち切れなくなった投資家の資金が投下されており、こういった展
開に至った場面では天井間近ということが多々あり、あくまで短期調整に止まる
と思われますが、一応頭の片隅に入れて準備だけはしておきたいところです。
引き続き個別重視で注目していきますが、本日は新興市場が一服となっており、
これが相場全体を先行しての調整ムードなのか、単なるスピード調整なのか見極
めたいところです。
基本的には一服銘柄の押し目狙いという感じになりそうです。
