Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望
http://www.stock-mission.com/ 2011年2月22日 発行
□本日の結果
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02/22 02/21特別会員銘柄IL +7.14% 合計+7.14% 暴騰！
02/22 02/21一般会員銘柄SO +2.61% 合計+2.61%
02/21 02/16一般会員銘柄OE +4.38% 合計+9.69%
02/22 02/13一般会員銘柄PS +0.82% 合計+6.32%
02/22 02/02特別会員銘柄AU +6.03% 合計+12.38%
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■本日の相場総括
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本日の日経平均は192円安の10,664円と大幅反落となりました。
昨晩の米市場はプレジデンツデーで休場でしたが、リビア情勢不安が嫌気されて
欧州が大きく下落となり、この影響から日経平均も売り先行の展開となりました。
その後も10,700円を割り込むと売りが拡がる格好で、一時200円超下落する場面
もありました。
後場にかけては、ムーディーズの日本国債を格下げ見通しに変更したことで円高
が一服となり、若干下げ渋る形で終了しました。
中期基調は上向き継続、短期基調は上向きから下向きに転換しました。
リビアの情勢不安を受け、地政学リスクの高まりから大きく下落、米Globex先物
の大幅安展開を受けて日経平均も下げ幅を拡大する展開となりました。
一時10,700円あたりでは押し目買いも散見されましたが、先物に大口売りが入り
節目を割り込むと手仕舞い売りと買い手控えにより下げ幅が拡大しました。
□本日の先物動向
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先物の手口は、クレディスイスが3,690枚、UBSが2,197枚、JPモルガンが1,995枚
岡三が1,794枚、立花が1,500枚、ドイツが1,408枚、日産Cが1,334枚、水戸が
1,301枚の売り越し、メリルリンチが2,645枚、MUMSが2,219枚、マネックスが
1,870枚、松井が1,863枚、クリックが1,549枚、大和が1,527枚、野村が1,068枚
の買い越しとなりました。
TOPIXは、ドイツが2,070枚の売り越し、シティが1,557枚、クレディスイスが
1,216枚、JPモルガンが1,187枚の買い越しとなりました。
日経平均が前場に下げ幅拡大となったのはクレディスイスの大口売りが要因のよ
うですが、クレディスイスはTOPIXを買い越してきており、偏りがあるにせよポ
ジション調整の動きに止まっており、下値を叩くような動きにはなっておりませ
ん。
ニューエッジについても、前場中心の売り20,915に対し、20,746枚の買いと買い
戻しとも思われる動きも見せております。
これを見る限り下値を意識するというよりは、ポジションを調整しながら様子見
という格好になっております。
□本日の新興市場動向
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新興市場は2指数揃って反落となりました。
日経平均が下げ幅を拡大するのに合わせて換金売りが膨らみ、指数は右肩下がり
の展開となり、マザーズ指数は2%を超える大幅下落となりました。
新興市場も直近の上昇で過熱があったこともあり、絶好の売り場として利益確定
売りが膨らんだ格好となりました。
ただ全面安ながら総崩れとなるような動きは無く、相場が落ち着きを取り戻して
くれば、再び押し目を狙っての循環物色の動きが期待できそうです。
□本日の個別銘柄動向
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東証1部の値下がり銘柄数は1,429とほぼ全面安の展開となりました。
セクター別では、デフェンシブの電力ガス、陸運、原油価格高騰から石油のみが
買われ、他は全セクターが下落となりました。
特にムーディーズ日本国債の格付け見通しをネガティブに格下げしたことを受け
て、銀行、証券、保険、ノンバンクなど金融セクターが大きく下落となりました。
個別でもほぼ全ての銘柄が下落となりましたが、朝方にアールテック・ウエノ
（4573）が6%の大幅上昇で目標達成となりました。
また場中銘柄では、住石ホールディングス(1514)、データ・アプリケーション
(3848)、富士興産(5009)などが逆行高となりました。
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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は下落展開が想定されます。
昨晩はプレジデンツデーで休場でしたが、その間のリビア情勢緊迫化を受けて大
きく下落してのスタートとなりそうです。
ポイントは朝方の売り一巡後に下げ渋る動きになるかどうかで、経済指標の結果
や、決算でHP、ウォルマート、ホーム・デポ、メーシーズなどが下げ渋りのきっ
かけを作れるかが注目されます。
また中東情勢悪化を受け、原油を始め商品価格が高騰しており、これも押し目を
拾うきっかけになるか注目されます。
昨晩の米市場はプレジデントデーのため休場でした。
ただリビアの混乱を受け、欧州市場は大きく下落。
今晩の米株市場の動向を警戒して米グローベックスでは米株先物が下げており、
日経平均も売り先行の展開が想定されます。
新興市場や低位株などの短期循環物色の流れは継続しそうですが、米先物のダウ
が100ドル近く下げていることから、さすがに本日は日経平均も下押しの展開と
なりそうです。
テクニカル的には10,700円〜10,730円がボリンジャーバンド+1σや一目均衡表の
転換線を一旦見る形となり、このあたりで止まれば適度な調整という形になりそ
うです。
寄り前の外資系証券経由の注文動向は、売り1,560万株、買い2,120万株、差し引
き560万株の買い越し、金額ベースでも買い越しとなっております。
□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、ホーメル・フーズ、アメレン、ホーム・デポ、ウォルマー
ト・ストアーズ、ヒューレット・パッカード、メーシーズなどが予定されており
ます。
経済指標は、12月S＆Pケース・シラー住宅価格指数、2月消費者信頼感指数が予
定されております。
予想は、12月S＆Pケース・シラー住宅価格指数が前年比-2.40％（11月-1.59％）、
2月消費者信頼感指数が65.0（1月65.6）となっております。
12月S＆Pケース・シラー住宅価格指数は前回より下落幅拡大、2月消費者信頼感
指数は鈍化となっており、予想通りならば為替がドル売りに傾きやすくなること
が想定されます。
□その他海外注目材料
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ドル円は、84円に本邦実需筋のドル売りオーダーが引き続き控え、オプショント
リガーも残っていることから、84円手前での防戦のドル売りが出やすいとされて
おります。
また中東情勢緊迫化でリスク回避の円買いに繋がっており、ドルの上値は重くな
っております。
一方で、ムーディーズによる日本国債の格付け見通し引き下げは円売り要因であ
り、どのように綱引きされるか注目されるところです。
また、今晩は米2年債の入札が予定されており、この結果長期金利が上昇するよ
うなら、仕組み債によってドル買いが強まり、金利低下ならドル売りが強まりや
すいとされております。
要人関連では、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁が講演を予定しております。
最近の発言で米国の雇用の伸びは失望するほど低いとネガティブ要因を発してお
りますので、発言内容に注意が必要とされております。
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■明日の展望
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明日は反発の展開が期待されます。
あくまで今晩の米市場展開次第となり、休場明けの米市場は大幅下落スタートが
必至ですが、主要産油国のリビアでの政情不安が商品市況の高騰を呼び込んでお
り、北海ブレンドは一時108ドルまで上昇、ＮＹ原油先物も98ドル台まで急伸し
2008年10月以来の高値を付けております。
今回のリビアショックは、市場が高値圏にあるなかでの利益確定売りの口実に過
ぎないとの見方が拡がっていることで、売り一巡後に商品相場の上昇を受けて下
げ渋るような展開となれば、明日の東京市場が急反発となる可能性もありそうで
す。
また明日は2月期決算銘柄の権利付き最終日に相当し、反発気運が出れば駆け込
み的に権利取りに動きが出てくることも想定されます。
□テクニカル分析からの展望
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日経平均は大幅反落で、マドを空けて5日線やボリンジャーバンド+1σを下回る
動きとなりました。
1月戻り高値の10,620円が意識される格好で下げ止まり、10,550円近辺にある25
日線や一目均衡表の基準線が下値で意識されます。
ただこの水準を割り込んでしまうようなら、短期調整入りが確実となり、調整が
長引く可能性も出てきそうです。
□総括・今後の方針
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本日の日経平均は大幅下落、個別も全面安となりましたが、これまで下げる場面
が無く、押し目らしい場面を作ってこなかったこともあり、本日の大きな下げを
歓迎する向きもあるようです。
今回の下落はリビアショックとなりましたが、過去中東のドバイショックやエジ
プトショックはいずれも一過性のもので終わっており、今回もその可能性が高い
との見方が拡がっております。
ただとりあえず外部環境が悪化したということもあり、積極的に押し目を拾うの
はもう少し様子を見てからといのが本日の動きとなりました。
このため、中東情勢はまだまだ不安定となりそうですが、本日の下落で悪材料を
織り込みにいった格好となり、相場が落ち着きを取り戻せば、再び上昇展開にな
っていくことが想定されます。
たださらに一段大きく下げ、25日線を割り込むようだと、本格的な調整入りから
やや調整が長引くことも想定されます。
まずは明日以降の動きを見て、本格調整が意識されるか、スピード調整で反転し
てくるか見極めたいところです。
