トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント
2011年3月17日(木曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
JT(2914) コール74回
行使価格 290000円
満期日 2011年07月13日
1ワラント当り原資産数 0.0001
eワラント販売価格 5.77
実効ギアリング 4.26
前営業日の株価 329000円 +36500円
前営業日のHV(20日) 63.16
投資スタンス:短期(1週間程度)
BofAMLでは、国内外の事業の安定感を評価。投資評価を「中立」→「買い」、
目標株価を28500円→30700円と引き上げた。
今11.3期業績について、国内たばこの販売数量がさらに上振れ、会社ガイダンスを上
回ると予想した。東北地方太平洋沖地震の影響で一部の生産設備が稼働を停止している
が業績への影響は軽微とみている。原料価格の一段の上昇により国内食品業界の先行き
に不透明感が漂う中、いち早く値上げを実行した同社の来期業績は安定感があると言
及。海外事業の動向も安定しており、バリュエーションは割安と判断した。
16日の株価は大幅反発。4カ月ぶりに割り込んでいた75日移動平均線を1日で回復し、
大地震発生日の水準(11日終値の330000円)まで値を戻した。事業内容のディフェン
シブ性と海外事業比率の高さを手掛かりに、主力株の中ではいち早く株価水準が戻る
と判断。コールで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
03/07 ソフトバンク<9984> 5.05 5.37 3.60 3.73 -26.1%
コール282回 3430 3455 3345 3280 (買い) -4.3%
03/04 楽天<4755> 11.05 11.86 8.82 9.11 -17.5%
コール135回 78000 78700 75200 75900 (買い) -2.6%
03/03 大東建託<1878> 9.23 9.71 7.24 8.89 -3.6%
コール4回 6850 6960 6650 6860 (買い) +0.1%
03/02 東レ<3402> 6.81 7.46 6.10 6.27 -7.9%
コール67回 627 643 612 615 (買い) -1.9%
03/01 日本板硝子<5202> 11.33 15.55 10.59 14.71 +29.8%
コール29回 237 259 232 249 (買い) +5.0%
02/28 エルピーダ<6665> 3.34 3.75 2.76 3.307 -1.2%
コール76回 1220 1243 1170 1217 (買い) -0.2%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は米株の大幅安や急激な円高を背景に売り一色の展開へ。信用取引の追い証
発生による売りや先物へのヘッジ売りなども下げ幅を広げる要因となろう。先物市場を
中心に値動きの荒い不安定な展開か。
予断を許さない福島原発、マグニチュード6規模の余震など懸念材料は少なくない。
また、バーレーンで非常事態宣言が発令されたほか、リビア情勢の緊迫化が続いてお
り、中東情勢にも注意を払いたい。
日経平均の予想レンジは8600円−8000円。下値メドは15日の急落時の安値8227円。
そのほか終値ベースでは、15日ザラ場安値8605円や昨年4月5日高値〜8月31日安値まで
の下げ幅2515円を2月21日高値からの下げとした8342円処。2007年7月9日高値〜同年8月
17日安値までの下げ幅2988円を2月21日高値からの下げとした7869円処などがある。
16日のダウ平均は前日比242.12ドル安と大幅続落。NASDAQは50.51ポイント安、
S&P500は24.99ポイント下落して取引を終えた。
日本の原発事故や北アフリカ・中東情勢への懸念がくすぶるなか、ダウ平均は売りが
先行。2月の住宅着工件数が2009年4月以来の低水準だったことが嫌気された。欧州委員
会のエッティンガー委員(エネルギー担当)が福島第1原子力発電所についてネガティ
ブな見方を示すと、ダウ平均は一時299.94ドル安まで下落する場面もあった。
ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値と比べて470円安の8530円、円建ては480円
安の8520円で終えた。
昨日の東京市場は大幅反発。東証1部の値上がり銘柄数は1541と全体の91.8%に達
し、規模別株価指数はすべて上昇。急落した反動で短期リバウンドを狙った買いが幅広
い銘柄に入った。その一方で、原発関連に対する懸念が続き、東京電力は3日連続のス
トップ安となった。
日経平均は寄り付きから買い優勢となり、朝方の買い一巡後も底堅い展開が続いた。
途中下押す場面はあったが、終値ベースで9000円台を回復して取引を終えた。
一方、15日の急落で昨年8月安値8824円を下回ったことで、昨年4月5日高値11339円を
起点とした二段目の下げに突入したとの見方になる。2009年11月のドバイショック時の
安値と昨年8月安値から切り下がる下値支持線上あたりからの反発が続けば、もみ合い
が継続するパターンなども想定されるが、それには地合いの好転や月足均衡表の基準線
(9214円)処を早急に回復する必要があろう。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
【国内】
1月第三次産業活動指数(8:50/前年比)
2月日本製半導体製造装置BBレシオ(16:00)
《銘柄異動》
あらた
《株主総会》
ミルボン、カナレ電気、ニッセンHD
《決算発表》
CHIグループ、森ヒルズリート投資法人、エム・ピー・ホールディングス、ナイガ
イ、アスクル、スバル興業
【海外】
米2月消費者物価指数(21:30/前年比2.0%)
米2月鉱工業生産(22:15/0.6%)
米2月設備稼働率(22:15/76.5%)
米2月景気先行指標総合指数(23:00/0.9%)
米3月フィラデルフィア連銀(23:00/29)
2月北米半導体製造装置BBレシオ(18日7:00)
《決算発表》
フェデックス、ロス・ストアーズ