本日の相場総括・明日の展望
□本日の結果
02/18 02/15特別会員銘柄FS +6.02% 合計+2.94%
02/18 02/13一般会員銘柄PS +2.86% 合計+2.60%
02/18 02/09一般会員銘柄RI +28.16% 合計+39.56% 暴騰!
02/18 02/07特別会員銘柄AZ +8.08% 合計+6.63% 暴騰!
02/18 02/03一般会員銘柄ES +6.09% 合計+18.45%
02/18 02/02一般会員銘柄CT +12.22% 合計+180.56% 暴騰!
■本日の相場総括
本日の日経平均は6円高の10,842円と小幅続伸となりました。
昨晩の米市場は小幅続伸となりましたが、週末要因や米国が三連休前ということ
からさすがに売り先行のスタートとなりました。
ただ朝方の売りが一巡するとそれ以上売り込まれる様子は無く、非常に底堅い動
きとなったことで買い戻しや押し目買いが入り、指数はプラスに転換しました。
後場にかけても小高い水準での揉み合いとなりました。
短期基調、中期基調ともに上向き継続となっております。
高値警戒感や週末要因などにより、利益確定優勢の展開が想定されたものの、想
定以上に底堅い展開を続けていることから、売り手口も少なく買い戻しの動きも
入って売り買い交錯状態となりました。
□本日の先物動向
先物の手口は、大和が1,308枚の売り越し、HSBCが2,039枚、ニューエッジ1,246
枚、メリルリンチが1,126枚、野村が1,032枚の買い越しとなっております。
TOPIXは、ドイツが2,309枚の売り越し、UBSが1,755枚、ゴールドマンが1,124枚
の買い越しとなっております。
大きな手口は見られませんが、連日のメリルリンチのヘッジ買い、ニューエッジ
の一部ショートの買戻しが指数を支える格好となりました。
一方でTOPIXはドイツの売りがやや響いた格好で小幅下落で終了しました。
□本日の新興市場動向
新興市場は2指数揃って上昇となりました。
朝方は小動きとなりましたが、日経平均が下げ渋る動きを見せたのと合わせて短
期資金が流入しました。
マザーズはサイバーエージェント、GCAなど時価総額上位銘柄が大きく上昇した
こともあり、指数は2.5%の大幅上昇となり、500ポイントの大台を回復しました。
ジャスダックもスタンダード・グロース合わせた時価総額が、統合以来初となる
10兆円台に乗せており、日柄調整を挟んで再び活発化しております。
来週にかけても新興市場の動きが期待されます。
□本日の個別銘柄動向
東証1部の値下がり銘柄数は835とやや売り優勢の展開となりました。
セクター別では、これまで相場を牽引してきた銀行、保険、証券、不動産などの
金融セクターが下落、ハイテク、自動車なども軟調となりました。
一方で資源、石油、海運、非鉄が上昇、相場を牽引しました。
個別では、コムチュア (3844)がまだまだ上昇、高値で合計+180.56%の記録的
上昇となりました。
ほか、レイ (4317)が+28.16%の大暴騰などとなりました。
場中銘柄では、日本風力開発(2766)がストップ高まで上昇したほか、フリービ
ット(3843)、津田駒工業(6217)、デジタルガレージ(4819)、サイバーエージェン
ト(4751)、GCAサヴィアングループ(2174)、ブイ・テクノロジー(7717)などが
上昇となりました。
■今晩の米市場の動向
今晩の米市場は揉み合い展開が想定されます。
昨晩までの経済指標は概ね堅調ということでしっかりの展開が続きそうですが、
米市場は三連休前の週末であること、G20財務相・中央銀行総裁会議が19日まで
開催されることなどから、様子見ムードが強まりそうです。
欧州は、英小売売上高の予想を大きく上回る結果などもあり、買い先行の展開と
なっておりましたが、買いが一巡すると伸び悩みとなり、中国人民銀行の預金準
備率引き上げ、エジプト当局がイランのスエズ運河使用を許可したなどの報道が
重しとなる格好で、下落に転じております。
昨晩の米市場は、ダウが29.97ドル高と続伸となりました。
新規失業保険申請件数が予想より悪化、1月消費者物価指数が予想以上の伸びと
なったことから、朝方は売り先行の展開となりました。
ただ2月のフィラデルフィア連銀製造業指数が予想を上回る強い結果となったこ
とを受けて、緩やかに上昇する展開となりました。
CME日経先物は30円高の10,870円、円建ては15円高の10,855円で終了しました。
□注目米主要企業決算・経済指標
海外主要企業決算発表は、EOGリソーシズ、プログレス・エナジー、アリゲニ
ー・エナジー、ノードストロムなどが予定されております。
経済指標は予定されておりません。
□その他海外注目材料
ドル円は、引き続き84円ラインに本邦実需筋のドル売り、オプショントリガーの
防戦の売りがあるとされ、やや厚い売りオーダーとなっている模様です。
一方で84円10銭以降は、短期ショート筋のロスカットラインがあるとされており、
ここまで上昇するようなら一旦はドル買いが強まる可能性があります。
要人関連では、バーナンキ米FRB議長、ガイトナー米財務長官が討論会に参加する
予定となっております。
またパリでは19日までG20財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。
■明日の展望
来週も基本的に堅調な展開が想定されます。
日経平均は節目の11,000円を意識する展開となっていきそうです。
さすがに週前半は下落か日柄調整の動きが想定されるものの、海外勢の買いは継
続しており、押し目がしっかり拾われる展開が想定されます。
押し目待ちに押し目なしの状況が続き、持たざるリスクを感じて押し目を待たず
に買いを入れてくる投資家も散見されており、今週と同様の展開が想定されます。
□テクニカル分析からの展望
日経平均は続伸となり、終値ベースでは連日の高値更新となりました。
高値警戒感はあるものの、ボリンジャーバンド+2σに沿った値動きを継続してお
り、週足では+2σを上抜けていることから、目先的に一服が欲しい状況に変わり
はありません。
+1σは10,700円辺りにあることから、過熱を冷ます意味ではこのラインあたりま
で押しても良いところです。
TOPIXは2日連続で十字足を形成、また下げて終了していることから、やや日柄調
整モードという動きが想定されます。
□総括・今後の方針
テクニカル的な過熱感は引き続きあるものの、相場が底堅くなっていることから
売り手口も限定的で一部利益確定のみに止まり、押し目買いなども入って調整ム
ードでも強い動きを続けております。
いつ下げてもおかしくない状況ながら、欧米市場がはっきりと下げない限り強い
動きは継続しそうです。
本日は新興市場が出来高を伴って大きく上昇してきました。
個別では一服感の出ている銘柄への資金流入も出始めており、再び循環物色の流
れが強まる展開を期待します。
また低位仕手性銘柄の動きも活発化しており、こちらの動きにも注目したいとこ
ろです。