◆来月の確定申告に向けて。
FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の
中村宏です。
先週の木曜日、東京は雲一つない昼下がりに、知人から誘われて、皇居ラ
ンニング。
1周5キロを2周してみて、わかりました。
歩いている人から苦情が出るほど、皇居を走るランナーが増殖していると
いう理由が・・・。
「快適」のひとことに尽きますね。気持ちがいい。
これなら、わざわざそのために交通費をかけて、シャワー・着替え・ロッ
カーにお金を払っても、たまには来てもいいと思いました。
東京にお住まいの方も、地方から東京出張の方も、一度記念にジョギング
してみてはいかがでしょう。
さて、確定申告の時期がジワジワ迫ってきています。申告期間は来月の2
月16日から3月15日まで。
この間に最寄りの税務署に対して、昨年1年分の所得税の申告納税をしま
す。
私の場合、会計上、個人の締めと会社の締めが同じ12月末なものですから、
12月下旬ごろから帳簿のチェック(といっても会計ソフトにちゃんと入力さ
れているかのチェックです)をし、また、預金通帳の残高と帳簿上の金額が
合っているかなどの作業を行います。
1年間の入力が完璧に行われていることは、まずありません。
どこかでミスがあります。
そんなとき、いつ、どこで入力ミスをしたかを過去にさかのぼって発見し、
修正入力するひとときが、私にとっては至福のときです。
ジグソーパズルのピースがはまる瞬間のような心持ち。
帳簿のミスがなくなると、次は確定申告の準備。
昨年に支払った医療費の領収証を家族の分まで集め、金額をエクセルに入
力していきます。
また、昨年中に受け取った配当金や分配金の金額を集計します。
自分の会社から自分個人に支払った給与について、源泉徴収票を作成しま
す。
昨年の秋に届いた生命保険料控除証明書を探し集めます。
国税庁のHP「平成22年分 確定申告書等作成コーナー」が、すでに開
設されています。
→ https://www.keisan.nta.go.jp/h22/ta_top.htm
これを使えば、金額を入力するだけで、簡単に確定申告書を作成すること
ができます。
会社員の方で、昨年マイホームを取得した人(住宅ローン減税の適用を受
ける)、家族を含め医療費を目安として10万円以上支払った人、株の配当金
や投資信託の分配金(普通分配金に限る)を受け取った人、災害や盗難など
で損害を受けた人、寄附をした人、給与の年収が2,000万円以上あった人など
は、ぜひ、確定申告に挑戦してみてください。
買い物でポイントを集めるのも生活の知恵、節約生活を送るのも家計を筋
肉質にする良い習慣です。
そして、確定申告をして税金の還付を受けることも、上手に暮らすポイン
トです。
・・・・トクした気分にひたれます。
さらにいいことは、税金の仕組みがわかります。
税金の仕組みがわかると、新聞やテレビで報道されている税制改正の話題
などにもすぐについていくことができます。
また、自分のお金のことなので、税金に対して自分の考え方を持つことも
できるるようになります。