2011年1月17日(月曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
ファーストリテ(9983) コール102回
行使価格 13000円
満期日 2011年03月09日
1ワラント当り原資産数 0.005
eワラント販売価格 4.53
実効ギアリング 7.52
前営業日の株価 12900円 +780円
前営業日のHV(20日) 36.07
投資スタンス:短期(1週間程度)
同社は1月13日大引け後、今11.8期1Q決算を発表。営業利益は前年同期比18.4%減の
499億円だった。通期予想は、売上高を8560億円→8460億円と引き下げ、営業利益以下
は据え置き。営業利益の通期予想は1135億円(前期比14.3%減)で、進ちょく率は43.9%
となっている。
野村證券では、会社予想を据え置いたことで、12月の販売不振と在庫処分ロスが織り
込まれたと判断。1Qの貯金と経費削減で当初計画を確保するとみている。現時点では過
去のMD(商品政策)失敗の後遺症に苦戦しているが、会社計画の達成は可能で、四半期
業績も12−2月期が大底になるという見方を示した。今後の焦点は、品番数削減による
ベーシックなコア商品の強化、数量管理の徹底、キャビン解散といった「原点回帰」の
経営変化と言及。その初期成果として春物商品の販売回復にも注目とした。これらに加
え、慎重に見ていた海外ユニクロやグローバルブランドの見通しを上方修正。今11.8期
の営業利益予想を1165億円(会社予想1135億円)、来12.8期を1435億円と据え置き、
13.8期を1625億円→1685億円と上方修正。レーティングを「2」→「1」、目標株価を
13000円→14000円と引き上げた。
14日の株価は大幅反発。前日のザラ場中に決算発表時間が遅れるとの報道から警戒感
が強まって売りが出たが、売上高の小幅修正にとどまったことで買戻しが入った。収益
力の高さが確認され、1Qの進ちょく率の高さが再評価された形となった。ほぼ高値引け
で直近では上値抵抗線となっている25日移動平均線を上抜け。レーティング引き上げも
追い風となって再び上昇基調に向かうと判断。コールで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
01/04 日立<6501> 2.96 3.95 2.75 3.73 +26.0%
コール105回 440 462 436 457 (買い) +3.8%
12/29 みずほFG<8411> 3.17 3.35 2.69 3.30 +4.1%
コール255回 156 159 153 159 (買い) +1.8%
12/28 エルピーダ<6665> 2.05 3.06 1.83 3.06 +49.2%
コール70回 957 1033 940 1029 (買い) +7.5%
12/27 三井不動産<8801> 2.66 2.88 2.52 2.81 +5.6%
コール43回 1621 1652 1613 1645 (買い) +1.4%
12/24 住友金属鉱山<5713> 2.59 2.78 2.32 2.45 -5.4%
コール128回 1416 1444 1404 1419 (買い) +0.2%
12/22 JT<2914> 4.44 4.85 3.95 4.10 -7.6%
コール73回 306500 310500 299000 302000(買い) -1.4%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
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→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は反発へ。米株高を受けて買い安心感強く、国内の景気改善期待や好調な企
業決算を見越して堅調な地合いが続きそうだ。半導体や電子部品関連などを中心とした
ハイテク株や、米金融株の上昇を背景に引き続きメガバンクや第一生命株などに個人投
資家を中心とした短期売買が集中しよう。
一方、中国の金融引き締めを受けて中国関連の一角に売りが予想されることや、国際
優良株の一部に上値の重い銘柄が散見されそうだ。
日経平均の予想レンジは10650円−10530円。一目均衡表の転換線が1月限SQ値10470円
処まで上昇する見込みであり、先週末の上ヒゲを陽線で逆上っていけるかに注目。18日
には基準線が上昇に転じることで騰勢を強める展開につながるか。上値メドは10765円
や11081円(終値ベース)などがある。
今週の国内の経済市場では、12月消費者態度指数(17日)、11月鉱工業生産指数(18
日)、11月第三次産業活動指数、12月首都圏及び近畿圏マンション販売(19日)、コン
ビニエンスストア売上高(20日)、11月全産業活動指数(21日)などが予定されてい
る。米国では、1月NY連銀製造業景気指数、1月NAHB住宅市場指数(18日)、MBA住宅ロ
ーン申請指数、12月住宅着工(19日)、12月中古住宅販売、12月景気先行指数総合指
標、1月フィラデルフィア連銀(21日)などが予定されている。
また、中国では20日に10−12月期GDP、12月消費者物価、12月生産者物価、12月鉱工
業生産、12月小売売上高などが発表される。
14日のダウ平均は55.48ドル高と反発。NASDAQは前日比20.01ポイント高、S&P500も
9.48ポイント上昇して取引を終えた。
中国による預金準備率0.5%の引き上げが嫌気されたことや、予想より弱い米12月の
小売売上高を受けて売り先行のスタートとなった。ただ、下値は限定的で、JPモルガン
の堅調な10−12月期決算を受けて金融セクターが買われたことで、全般買い安心感につ
ながった。ダウ平均とS&P500は7週連続の上昇。
業種別では金融セクターやエネルギー、テクノロジーセクターなどの主力業種が堅調
に推移した。ドル建てCME225先物は先週末の大証日中終値と比べて95円高の10595円、
円建ては75円高の10575円となった。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
17(月)
【国内】
12月消費者態度指数(14:00)
<<決算発表>>
ホギメディカル
【海外】
米国市場休場(マーティン・ルーサー・キング・デー)