2011年3月9日(水曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
京セラ(6971) コール92回
行使価格 9000円
満期日 2011年06月08日
1ワラント当り原資産数 0.005
eワラント販売価格 2.40
実効ギアリング 7.74
前営業日の株価 8480円 +100円
前営業日のHV(20日) 16.10
投資スタンス:短期(1週間程度)
バークレイズでは、株価が安値圏に放置されているとみて、投資判断を「イコール
ウエイト」→「オーバーウエイト」、目標株価を9400円→9950円と引き上げた。
短期的には株価材料に欠けるが、11年待つにかけての水準是正に期待したいと言及。
自動車、SPE(半導体製造装置)向けファインセラ、セラミック/有機パッケージ、切削
工具など、伝統的なセラミック技術を生かした得意事業の利益率が大きく改善している
と指摘した。株価の重しとなっているのは課題事業である通信機器やMLCC(積層セラミ
ックコンデンサー)だが、通信機器は4Qに黒字化する見込みであり、MLCCについても会
社側が構造改革実施の可能性を示唆したと言及。ディフェンシブ性の高さも評価した。
8日の株価はレーティング引き上げを手掛かりに反発。2月17日につけた高値(8920円)
からの調整は、ひとまず8400円近辺で下げ止まったかにみえる。一目均衡表の雲の下限
(8452円)や転換線(8495円)を意識しながら、目先は戻りを試す展開になると判断。
コールで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
02/25 伊藤忠<8001> 2.47 2.55 1.45 1.46 -40.8%
プット28回 825 855 820 841 (売り) -0.4%
02/24 DIC<4631> 6.21 7.56 5.11 6.35 +2.2%
コール8回 212 221 204 211 (買い) -0.4%
02/23 ソニー<6758> 2.68 2.95 2.15 2.74 +2.2%
コール184回 2996 3040 2911 3010 (買い) +0.4%
02/22 日本電気硝子<5214> 4.71 5.25 3.11 4.62 -1.9%
コール9回 1349 1375 1282 1362 (買い) +0.9%
02/21 第一生命保険<8750> 3.83 3.94 1.83 2.11 -44.9%
コール11回 154500 155000 141000 143500 (買い) -7.1%
02/18 日立建機<6305> 4.24 5.63 4.01 5.00 -27.0%
コール15回 2116 2134 2040 2013 (買い) -4.8%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は主力の国際優良株やメガバンク中心に反発が予想される。買い一巡後は様
子見の展開となろうが、原油価格の下落や為替市場の円安含みなど地合い好転の兆しが
でてきた。このところ堅調な中国株の上昇といった要因が加われば、先物主導で上げ幅
を広げる展開なども想定される。SQ週の水曜日は特異な動きをするケースが多く留意し
たい。
一方、当面は原油価格に関して神経質な展開が続きそう。足元で混乱が続くリビア情
勢に加え、週末にデモが予定されているサウジに関する動向からは目が離せない。
きょうは寄り前に1月機械受注が発表される。1月の景気動向指数や2月の景気ウオッ
チャー調査などの現状判断でマクロ指標の改善基調が確認されているだけに、1月の着
地が市場予想(+3.0%)を上回るかどうか注目されよう。
日経平均の予想レンジは10650円−10570円。5日移動平均線が下げ止まり、一目均衡
表では基準線が2月17日以来上昇に転じる。2月24日以降は終値ベースで安値を切り上げ
ており、短期指標の好転とともに反発力を強められるかに注目だ。
8日のダウ平均は前日比124.35ドル高と大幅反発。NASDAQは20.14ポイント高、S&P500
は11.69ポイント上昇して取引を終えた。
リビア反体制派「国民評議会」がカダフィ大佐に72時間以内に退陣すれば、同大佐が
犯した罪を追求しないとの考えを表明するなか、ダウ平均は買いが先行した。また、バ
ンク・オブ・アメリカのCEOが投資家・アナリスト向け説明会で前向きな業績見通しを
発表したほか、ボーイングが中国企業から100億ドル超の受注を獲得したことが明らか
になり、企業ニュースを好感した。
ドル建てCME225先物は昨晩の大証日中終値と比べて50円高の10570円、円建ては50円
高の10570円で終えた。
昨日の東京市場は方向感に乏しい展開となった。日経平均は10500円割れを回避して
小幅に反発。TOPIXは続落となった。東証1部の値下がり銘柄数は927と全体の55.3%に
達し、規模別株価指数はすべて下落。HDD事業売却の日立、大型M&Aのテルモなどが堅調
だったほか、公募増資の発行価格が決定した新生銀行、東武が商いを伴って上昇した。
日経平均はザラ場中の戻りも鈍く、5日移動平均線(8日、10560円)に上値を抑えら
れる格好に。一目均衡表の基準線(10537円)を意識して底堅い動きは続いたが、終値
ベースでは同線を超えられずに終わった。
当面は1月13日安値10237円を維持できるかどうかがポイントになるが、そこを下回る
と200日移動平均線(8日、9835円)まで下げ足を早める可能性があり注意したい。
上値メドは、転換線10608円(9日見込み値)や1日高値10754円、21日高値10859円、1
月13日高値〜1月31日安値までの下落幅の倍返しの上げの10941円など。下値メドは、24
日安値10452円、雲上限10372円、10270円処などが考えられる。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
【国内】
1月機械受注(8:50/前月比)
《決算発表》
アヲハタ、クミアイ化学工業
【海外】
米1月卸売在庫(10日0:00/1.00%)
イングランド銀行金融政策決定委員会(〜10日)
米10年国債入札
《決算発表》
H&Rブロック
【発行】 株式会社 T&Cフィナンシャルリサーチ
【お問い合わせ】 support@traders.co.jp
【登録・解除】 http://www.mag2.com/m/0000150840.html
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