2011年3月8日(火曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
ファナック(6954) コール75回
行使価格 12000円
満期日 2011年06月08日
1ワラント当り原資産数 0.005
eワラント販売価格 7.82
実効ギアリング 5.47
前営業日の株価 12800円 -160円
前営業日のHV(20日) 24.56
投資スタンス:短期(1週間程度)
ゴールドマンサックスでは、国際的な競争優位性を背景とした高収益性・高財務体質を高く
評価しており、自動車設備投資拡大による恩恵、中国におけるCNC化の進展も追い風と指摘。
投資判断を「売り」から「買い」(コンビクション)に、目標株価を12000円から16000円に
引き上げ、機械・資本財セクターのトップピックと位置づけた。
7日の株価はレーティング引き上げを手掛かりに高く寄り付いたものの、全体相場の下落を
受けてマイナス圏に沈んだ。ただ、下げ幅は主力銘柄の中では限定的。一目均衡表上の雲の
上限(12757円)が下値支持線として機能しており、底堅さが確認されたことからコールで
臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
02/24 DIC<4631> 6.21 7.56 5.11 6.35 +2.2%
コール8回 212 221 204 211 (買い) -0.4%
02/23 ソニー<6758> 2.68 2.95 2.15 2.74 +2.2%
コール184回 2996 3040 2911 3010 (買い) +0.4%
02/22 日本電気硝子<5214> 4.71 5.25 3.11 4.62 -1.9%
コール9回 1349 1375 1282 1362 (買い) +0.9%
02/21 第一生命保険<8750> 3.83 3.94 1.83 2.11 -44.9%
コール11回 154500 155000 141000 143500 (買い) -7.1%
02/18 日立建機<6305> 4.24 5.63 4.01 5.00 -27.0%
コール15回 2116 2134 2040 2013 (買い) -4.8%
02/17 旭硝子<5201> 10.54 11.79 9.60 9.99 -5.2%
コール69回 1148 1154 1095 1102 (買い) -4.0%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は序盤は売りが続きそうだ。米株安や地政学リスクを警戒し、主力株は全般
見送りムードに。決算対策の売りなども上値を抑える要因になろう。
国内では前原外相の辞任によって、菅政権の求心力がさらに低下したことはネガティ
ブ要因だが、マクロ指標の改善基調は維持しており、政局がらみの材料は見送り要因に
はなっても、日本株への売り圧力は限定的なものになりそうだ。
一方、上海総合指数は直近高値を更新し3000P台を回復。海外投資家の目が短期的に
中国に向く可能性はあるが、中東情勢が鎮静化・原油価格が反落などの地合い好転とな
れば、急反発の可能性も十分に考えられる。
週末は3月限の先物・オプションのSQ算出日。3月はSQ直前に当面の安値を付けること
も少なくなく、下げる局面での好業績銘柄への押し目買いは継続したい。
日経平均の予想レンジは10490円−10380円。5日移動平均線の下げが強くなることで
一段安の公算大。2月24日の10452円をいったん下回るシナリオも考えられるが、雲上限
(10391円)水準に近いことや、75日移動平均線(7日、10380円)処がサポートとして
意識されそうだ。
7日のダウ平均は前日比79.85ドル安と続落。NASDAQは39.04ポイント安、S&P500は
11.02ポイント下落して取引を終えた。
米ウェスタン・デジタルが日立のHDD事業を43億ドルで買収すると発表したほか、ロ
ンドン証券取引所がNASDAQ・OMXグループを買収検討しているとの報道が好感された。
一方、リビアでの戦闘激化により、ラスラヌフとブレガの石油輸出港が閉鎖されたと
の報道を受けて、北アフリカ・中東情勢懸念が引き続き重しとなり売り優勢に。ウェル
ズファーゴのアナリストが半導体セクターの投資判断を引き下げたことなども嫌気さ
れ、ダウ平均は一時128.28ドル安まで下落する場面もあった。
ドル建てCME225先物は昨晩の大証日中終値と比べて80円安の10450円、円建ては80円
安の10450円で終えた。
昨日の東京市場は大幅反落。中東情勢の悪化や原油高への警戒感から利益確定売りが
膨らんだ。東証1部の値下がり銘柄数は1376と全体の82.0%に達し、規模別株価指数は
すべて下落。S&Pから格下げを受けたトヨタを筆頭に自動車株が大幅安となり下げを主
導。メガバンクなど内需関連も売りに押された。その一方で、石油関連や低位株で逆行
高する銘柄が散見された。
日経平均は今年3番目の下げ幅を記録し、直近2日間の上昇分をほぼ帳消し。マドを開
けて5日、25日移動平均線を再び下回る動きとなった。
200日移動平均線(7日、9834円)が上昇局面に入る段階のなか、1月13日安値10237円を
下回り、調整が長引く展開などは現段階ではまだ想定しづらいが、2月24日安値10452円
を下回り、週末の3月限のSQを前に安値を探りに行く展開などは想定しておきたい。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
【国内】
2月マネーストック(8:50)
1月国際収支(8:50)
企業倒産件数(13:30/前年比)
2月景気ウォッチャー調査(14:00)
30年国債入札
《イベント》
IC CARD WORLD 2011(東京ビッグサイト〜11日)
セキュリティ・安全管理総合展(東京ビッグサイト〜11日)
《決算発表》
菱洋エレクトロ、アスカネット、ロック・フィールド、日東製網、イハラケミカル工
業
【海外】
米3年国債入札
《決算発表》
アーバンアウトフィッターズ、ブラウン・フォーマン