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2011年2月4日金曜日

【生活マネー ミニ講座No.1739】家計マネジメントのススメ!!(5)

生活マネー ミニ講座:No.1,739(2011.2.4)


 ◆家計マネジメントのススメ!!(5)


 家計マネジメント・ラボ ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

【4】解決策を立案する。

 シミュレーションの評価・分析のステップで、実にさまざまな問題や課題
が出てきました。

・生活費が高い
・家賃、保険料、ローン返済などの固定費の比率が高い
・子どもの教育方針の見直しの必要性
・妻が働いて収入を得る必要性
・夫が定年後にも収入を得る必要性
 など

 これからは、解決策を考えるステップになりますが、もちろん、解決策も
ひとつではありません。

 たとえば、「妻が働いて収入を得る」という解決策を考えたときに、手取
り年収500万円が必要になるような場合には、現実味がありません。
 長年働いていなかった人が、いきなり年収500万円は無理がありますから。

 年収100万円、あるいは、150万円くらいで何年働くか?というほうが現実
的ですね。

 仮に年収100万円で10年働けば、夫婦の老後も安心だし、子どもの教育費も
大丈夫だとしましょう。

 20年働いけばもっとゆとりが生まれることになりますが、とりあえず、10年
頑張ればいいとわかれば、それが今後の目標になります。

 このように、解決策ごとにシミュ─ションをしてみて、どの解決策を採用
すれば、問題がどの程度改善するかを見くらべるのです。

 この解決策を考えるプロセスが、まさに、家計マネジメントのクライマッ
クス。

 自分や家族の「思い」を確認しながら、複数の選択肢の中から、何を選択
するか?は、将来の目標設定のプロセスなのです。

 生活に目標が生まれると、家計が引き締まります。

 夫婦で共有できた目標は、達成が早いはずです。


【5】定期的にチェックする。

 現実は、必ずしも計画通りには、進んでくれません。
 事情も変わり、環境も変わります。
 希望も変わります。

 生活に大きな変化があったときには、改めて、見直す必要があります。
 大きな変化がなくても、定期的にチェックをする必要があります。

 家計マネジメントとは、「いまも満足、将来も安心の家計運営を、主体的、
継続的に実践していくこと」。主役は、個人です。

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