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2011年2月7日月曜日

【生活マネー ミニ講座No.1740】節約は固定費から切り込むほうがいい理由。

生活マネー ミニ講座:No.1,740(2011.2.7)
 
 ◆節約は固定費から切り込むほうがいい理由。


 家計マネジメント・ラボ ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

 家計を節約するのに、まず手をつけがちなのが、食費などの変動費。日用
品などもそうでうすね。

 変動費とは、固定費の逆。いったん決まってしまうと毎月かかるお金が固
定してしまうのが固定費。いっぽう、生活態度や習慣によって、かかるお金
が変わるのが変動費。

 会社でもそうですよね。売上に比例してかかるコストのことを変動費とい
います。たとえば材料費などがそう。

 たくさん売れれば売れるほど、たくさん商品を作ります。たくさんの商品
を作るにはたくさんの材料が必要です。つまり材料費がかかる。

 しかし、これはある意味、健全。いいコストアップです。
 売り上げという裏付けがありますから。

 いっぽう、売上がいくらになってもコストが変わらないのが固定費。

 どんなものがあるでしょう。会社では・・・。

 まず人件費が代表的。その他には、家賃・固定資産税などもそうです。

 これらは、売上が0円になっても払わないといけないお金。

 固定費が大きいと、売上が減ったときに、困ります。固定費に縛られて、
売上を回復させるための活動費に制約がかかります。


 家計もそうです。

 生命保険料、住宅ローン、家賃、教育費などが固定費に分類されます。

 収入が減ったときに、家計に占めるこれら固定費が大きいと、いやがうえ
でも食費や日用品、洋服代などの変動費を削減せざるを得ません。

 変動費の削減は、意欲的に取り組む分には健康的なのですが、仕方なく取
り組まざるをえない状況になると、自尊心が傷つき、気持ちがうつむきがち
になります。 

 子どもの教育費はともかく、生命保険料や住宅ローン、家賃などは思い切
って一度削減すると、あとが楽。

 生命保険は、必要な保障額は確保しつつ、保険料の割安な商品があれば、
乗り換える。

 住宅ローンはちょっと気を付ける必要がありますが、借りたときより低い
金利になっているんだったら、借り換える。

 家賃・・・・教育とも問題がありますがもっと安いところでもよければ、
引っ越してみる。どこに住んでも、かなりの確率で「住めば都」ですから。

 こうして家計のなかの固定費を削ると家計が引き締まります。

 そして今度は、アクティブに変動費のムダを排除していくのです。

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