2011年2月7日(月曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
日東電工(6988) コール70回
行使価格 4700円
満期日 2011年06月08日
1ワラント当り原資産数 0.01
eワラント販売価格 3.92
実効ギアリング 5.98
前営業日の株価 4590円 +205円
前営業日のHV(20日) 37.10
投資スタンス:短期(1週間程度)
シティGでは、来期のタッチパネル用ITOフィルムの売り上げ予想を470億円→520億円
と引き上げた。液晶用偏光板も高水準の収益を確保すると見込む。これを踏まえ、来期
の営業利益予想を960億円→980億円と上方修正。投資判断を「1H(買い/高リスク)」→
「1M(買い/中リスク)」と見直し、目標株価を5000円→5500円と引き上げた。
ITOフィルムは、ガラスを用いているiPhone以外のスマートフォン(高機能携帯電
話)で幅広く用いられていると指摘。今後はタブレットPC向けも普及すると見込む。ま
た、偏光板では技術的な優位やユーザーとの協業によりシェアが拡大していると言及。
製品構成の良化や固定費の抑制、歩留まりの向上などで収益性の改善、安定化に期待で
きるとみている。
4日は大幅続伸となり、連日で昨年来高値を更新。高値では4735円まで買われる場面が
あり、ローソク足では上髭を残す形となったものの、バリュエーションはPER13.7倍、PBR
1.89倍と割高感はない。好業績期待からバリュエーション面で買われる余地があるとと判
断。コールで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
01/26 日立<6501> 3.17 4.04 3.07 4.04 +27.4%
コール105回 451 465 444 463 (買い) +2.6%
01/25 ホンダ<4502> 7.09 9.52 7.09 8.07 +13.8%
コール116回 3395 3555 3390 3475 (買い) +2.3%
01/24 武田薬品<4502> 2.02 2.40 1.84 1.96 -2.9%
コール98回 3980 4040 3960 3970 (買い) -0.2%
01/21 日本板硝子<5202> 2.00 2.08 0.89 1.70 -15.0%
コール28回 223 226 206 220 (買い) -1.3%
01/20 東レ<3402> 5.39 5.66 4.28 5.43 +0.7%
コール64回 541 560 529 546 (買い) +0.9%
01/19 ソフトバンク<9984> 5.95 7.54 5.71 6.38 +7.2%
プット220回 2846 2868 2690 2803 (売り) -1.5%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は堅調な展開を想定。海外投資家の日本株に対する買いが続きそうだ。鉄鋼
株など業界再編業種へ引き続き物色の流れが予想されることや、金融株への買い戻しも
指数をけん引する要因に。米半導体株指数の上昇で半導体関連を中心にハイテク株など
も物色の中心か。
一方、円安方向への戻りで輸出関連全般に期待したいところだが、国際優良株の一部
に戻り売りが意識されていることや、先駆した市況関連や機械株などは利益確定売りで
上値が重そう。決算内容からは当然ながら、この先主力株のなかでも選別物色が予想さ
れる。
今週は金曜日が祝日のため、2月限のオプションSQ算出日が木曜日となる。春節明け
の中国市場の値動きが重なることもあり、SQが無事通過できるか注目されよう。中国は
1月PMI(購買担当者指数)が前月比低下したことで、過度な金融引き締めへの警戒感は
後退したが、週末には1月鉱工業生産や消費者物価指数などの経済指標が発表されるた
め、結果次第では警戒感が再燃しかねない。
国内の経済指標は、12月景気動向指数(7日)、12月国際収支、1月景気ウォッチャー
調査(8日)、1月消費動向調査(9日)、12月機械受注(10日)。米国では主に、12月
消費者信用残高(7日)、1月財政収支(10日)、12月貿易収支、2月ミシガン大学消費
者信頼感指数(11日)などが発表される。
日経平均の予想レンジは10800円−10620円。5日移動平均線(4日現在、10388円)の
上昇がさらに強くなることから、早々に1月13日高値10589円を上回る可能性が強まって
きたといえよう。
200日移動平均線(4日現在、9855円)が下落基調である点はネガティブではあるが、
急速に高値水準まで戻してきたことで、いったん下がる局面があっても10300円処をサ
ポートに短期もみ合い相場に移行していく流れが想定される。
週足では13週移動平均線(10246円)処をサポートに反発を強めたことや、週足の一
目均衡表では転換線の上昇(10357円→10401円)は今週も続く見込みである。
上値メドは10765円、10941円、11081円など。当面の下値メドは200日移動平均線
(9855円)や9700円処が考えられる。
4日のNY株式市場でダウ平均は前日比29.89ドル高と続伸。NASDAQは15.42ポイント
高、S&P500は3.77ポイント上昇して取引を終えた。
1月の雇用統計で非農業部門雇用者数が3万6000人増と、市場予想の14万5000人増を大
きく下回ったことが一時嫌気された。ただ、内容は大雪などの天候不順による一時的な
要因と受け止められたほか、12月分の数字が上方修正されたことを見直すムードも。ま
た、景気回復への期待や企業業績の好調を背景に引き続き押し目買い意欲は強く、テク
ノロジーや一般消費財セクター中心に徐々に盛り返す展開となった。エネルギーや金融
セクターなどは下落した。
ドル建てCME225先物は先週末の大証日中終値と比べて110円高の10640円、円建ては
100円高の10630円で終えた。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
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【国内】
1月の外貨準備高
白川日銀総裁が外国特派員協会で講演
12月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
日本ハム、JT、東洋紡績、東洋インキ製造、丸一鋼管、日本製鋼所、三井金属鉱山、
住友金属鉱山、フジクラ、ディスコ、ヒロセ電機、ローム、浜松ホトニクス、スズキ、
大日本スクリーン製造、りそなHD、日本曹達、日本カーバイド工業、戸田工業、大崎
電気工業、図研、ローム、浜松ホトニクス、日本ケミコン、トピー工業、曙ブレーキ工
業、松田産業、西日本シティ銀行、上組、近鉄エクスプレス、CSK
【海外】
メキシコ市場休場
米12月消費者信用残高(8日5:00/20億)
《決算発表》
FMC、シスコ、ロリラード