2011年1月31日(月曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
JFEHD(5411) プット79回
行使価格 2400円
満期日 2011年05月11日
1ワラント当り原資産数 0.01
eワラント販売価格 1.43
実効ギアリング -5.90
前営業日の株価 2643円 -89円
前営業日のHV(20日) 21.74
投資スタンス:短期(1週間程度)
同社は1月28日、今11.3期3Q決算を発表した。3Q累計業績は、営業利益が前年同期比
10倍の1535億円、純利益が645億円(前年同期14億円の赤字)。堅調な鉄鋼需要を背景
に増収を確保。原料価格の大幅な上昇を販売数量増と販売価格の引き上げで吸収し、増
益を確保した。
通期予想は、営業利益を1800億円(前期比2.0倍)を継続する一方、純利益を1200億円
→1100億円(前期比53.3%増)と下方修正した。主原料価格の上昇や、豪州での豪雨によ
る原料炭需給のひっ迫、交材市況の低迷や回復の遅れなどを勘案した。進ちょく率はそ
れぞれ85.3%、92.2%となっている。コンセンサス予想は2294億円、1117億円。
発表を受けた14時から株価は下げ幅を拡大。引けにかけては若干下げが緩んだが、75日
移動平均線に上値が抑えられる形となった。週足ベースでも26週移動平均線を割り込んで
おり、業績発表を機に選別物色が進むとみられ、同社から短期資金が流出するとと判断。
プットで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
01/19 ソフトバンク<9984> 5.95 7.54 5.71 6.38 +7.2%
プット220回 2846 2868 2690 2803 (売り) -1.5%
01/18 エルピーダ<6665> 3.71 4.23 2.78 3.73 +0.5%
コール74回 1128 1167 1057 1134 (買い) +0.5%
01/17 ファストリ<9983> 4.09 4.44 2.96 3.21 -21.5%
コール102回 12870 12990 12460 12470 (買い) -3.1%
01/14 京セラ<6971> 2.18 2.32 1.17 1.31 -39.9%
コール90回 8590 8660 8310 8320 (買い) -3.1%
01/13 イビデン<4062> 2.78 3.24 2.51 2.71 -2.5%
コール44回 2841 2918 2797 2861 (買い) +0.7%
01/12 新日鉄<5401> 1.16 1.21 0.44 0.57 -50.8%
コール114回 306 308 288 293 (買い) -4.2%
<きょうの見通し>
東京市場は続落へ。米株安やエジプト情勢の緊迫化を背景に主力株が軒並み下落する
展開が予想される。日本国債の格下げによる海外投資家の日本株への利益確定売り警戒
や、中国の春節前の利上げ警戒などは、売り一巡後の押し目買いを手控える要因とな
る。
一方、米景気の堅調さや国内では日銀が2010年度のGDP成長率を従来予想から引き上
げたように景況感の改善期待、好調な企業業績を背景に押し目を狙う投資家は多い。
エジプト情勢の緊迫化が一時的にとどまるとの見方や、中国の早期利上げで株式市場が
織り込んだ反応を示せば、今週後半からは見直し買いで持ち直す展開なども考えられ
る。
日経平均の予想レンジは10300円−10200円。目先的な上昇維持のためには、25日移動
平均線(28日現在、10420円)上に早期に抜け出せるかがポイント。
一目均衡表では基準線が(10401円→10415円)に上昇する見込み。26日前の遅行線の
タイミングである12月21日は陽線であったことなどから、米株安を嫌気して下振れスタ
ートのあとでも、切り返し陽線で終えられるかが注目される。200日移動平均線(28日
現在、9876円)などが既に下落基調に入っていることや、25日移動平均線が徐々に下げ
に入ってくることには注意したい。
また、21日安値10276円を下回ると、13日高値から二段目の下げに入ることになり、
12月のレンジ下限10200円処のブレイクにも警戒が必要だ。
今週の主な国内経済指標では12月の鉱工業生産に注目か。11月は前月比1.0%増とな
り、昨年5月以来のプラスに転じた。エコカー補助金終了に関連した自動車の減産が一
巡し、輸送機械の生産が8カ月振りに増加したほか、電子部品・デバイスを含む広い業
種で生産が増加した。プラス基調が継続すればポジティブに評価されそうだ。米国の経
済指標は12月個人所得および個人支出、1月シカゴ購買部協会景気指数(31日)、1月
ISM 製造業景気指数(1日)、1月ADP雇用統計(2日)、1月ISM 非製造業景気指数(3
日)、1月雇用統計(4日)などが発表される。
なお、上海市場休場は春節のため2日 〜8日まで休場となる。
28日のNY株式市場でダウ平均は前日比166.13ドル安と大幅反落。NASDAQは前日比
68.39ポイント安、S&P500は同23.20ポイント下落して取引を終えた。
米10−12月期GDP(速報値)の予想を下回る結果には影響は限定的。エジプト情勢の
緊迫化が利益確定売りを強める要因となった。一方、NASDAQはシステム不具合により寄
り付きから1時間程度は指数の算出が出来ないと発表。NASDAQ100に関するオプションと
NASDAQ 100ミニの注文がキャンセルされるなど、ヘッジ方法が限定的となったことで現
物市場に売りが波及した。
個別では決算を発表したフォードが13.4%安。ハイテクではマイクロソフトが3.9%
安、アップルが2.1%下落。業種別ではフォードの決算が嫌気され一般消費財の下げが
目立ったほか、テクノロジーや金融、通信などが軟調であった。
ドル建てCME225先物は先週末の大証日中終値と比べて135円安の10235円、円建ては
150円安の10220円で終えた。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
【国内】
12月鉱工業生産(8:50/前月比2.6%)
12月と10年自動車生産・輸出実績(13:00)
12月と10年住宅着工戸数(14:00)
12月と10年建設工事受注
12月と10年建設機械出荷額
1月の為替介入実績
衆院予算委員会で2011年度予算案の審議開始
《決算発表》
マルハニチロHD、日清製粉G本社、綜合警備保障、双日、味の素、JSR、塩野義製
薬、大正製薬、第一三共、中国塗料、資生堂、小林製薬、昭和シェル石油、横浜ゴム、
TOTO、日本ガイシ、日本特殊陶業、牧野フライス製作所、ナブテスコ、住友重機械
工業、栗田工業、NTN、東芝、マキタ、TDK、アルプス電気、船井電機、スタンレ
ー電気、ウシオ電機、村田製作所、日東電工、川崎重工業、ケーヒン、本田技研工業、
HOYA、丸紅、東京エレクトロン、三菱商事、ユニ・チャーム、中央三井トラストH
D、ふくおかFG、みずほFG、オリックス、東急不動産、JR西日本、日本通運、日
本郵船、商船三井、全日本空輸、東京電力、関西電力、東京ガス、大阪ガス、オーク
マ、あおぞら銀、川崎汽船、電源開発
【海外】
NZ市場休場
台湾市場休場(春節〜7日)
米12月個人所得(22:30/0.40%)
米12月個人支出(22:30/0.50%)
米12月PCEコア・デフレータ(22:30/前月比0.10%)
米1月シカゴ購買部協会景気指数(23:45/65.0)
米1月NAPM-ミルウォーキー(1日0:00)
米1月ダラス連銀製造業活動(1日0:30/15.0)
1月ユーロ圏インフレ率
《決算発表》
ガネット、ローバー・インダストリーズ、IWT、マケッソン・コーポレーション、C
Rバード、アナダルコ・ペトロリアム 、ノベラスシステムズ、エクソンモービル