Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望
http://www.stock-mission.com/ 2010年12月6日 発行
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□本日の結果
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12/06 12/05特別会員銘柄CZ +2.65% 合計+2.65%
12/06 12/05一般会員銘柄LB +6.81% 合計+6.81%
12/06 12/02特別会員銘柄CI +7.22% 合計+7.22% 暴騰!
12/06 12/02一般会員銘柄TM +2.44% 合計+0.86%
12/06 12/01一般会員銘柄AP +5.37% 合計+4.62%
12/06 11/28特別会員銘柄OK +2.07% 合計+3.50%
12/06 11/28一般会員銘柄HK +1.32% 合計+6.56%
12/06 11/25特別会員銘柄KG +2.35% 合計+6.81%
12/06 11/24一般会員銘柄DA +4.81% 合計+6.81%
12/06 11/21特別会員銘柄KC +2.46% 合計+4.39%
12/06 11/21一般会員銘柄NY +5.86% 合計+10.00%
12/06 11/17JUKI(6440) +3.95% 合計+6.04%
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■本日の相場総括
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本日の日経平均は11円安の10,167円と小幅続落となりました。
先週末の米市場は小幅続伸となりましたが、11月雇用統計が予想を下回る結果と
なり、ドル円のドル安円高基調となり、朝方からやや弱いスタートとなりました。
ただ為替の影響の受けにくい内需株や、商品市況の堅調さから資源関連銘柄が堅
調となったことを受けて、下げ幅は限定的となり、様子見ムードが強まり閑散と
した展開となりました。
後場にかけても小幅安水準での揉み合いとなりました。
短期基調は横ばい継続、中期基調は上向き継続となっております。
先週末の米市場は予想外に雇用統計が予想を下回る結果となりましたが、追加緩
和策実行期待によって支えられる格好となり、米指数は堅調で終了しました。
ただドルは弱含みとなり、輸出関連銘柄を中心に売りに押される展開となりました。
一方で内需株や資源関連などが物色、中小型銘柄、新興市場銘柄が短期資金によ
って物色され、指数が小幅下落で推移しながらも相場全体はしっかりとなりました。
□本日の先物動向
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先物の手口は、野村が3,555枚、ドイツが1,372枚、ソシエテが1,345枚の売り越し、
JPモルガンが3,039枚、ニューエッジが2,949枚の買い越しとなりました。
TOPIXは、ゴールドマンが1,807枚の売り越し、UBSが2,082枚、メリルリンチが
1,792枚の買い越しとなっております。
本日の先物は超閑散商状となり、ほぼ手口らしいものは見られません。
あくまでリバランスの中継ぎ程度の取引で終了しており、ほぼ様子見という格好
となっております。
今週末はメジャーSQとなりますが、10,125円を仲値に10,000円へ押していくのか、
10,250円に上値を伸ばしていくのか明日の動向が注目されます。
□本日の新興市場動向
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新興市場は2指数揃って続伸となりました。
マザーズ指数は4日続伸、ジャスダック平均は5日続伸となり、それぞれ4ヶ月ぶり
の高値を回復しております。
円高の影響から輸出関連主力銘柄が重くなりましたが、一方で短期資金の内需株
物色の流れが強まり、マザーズのネット関連銘柄を中心に軒並み買われる展開と
なりました。
後場にかけても流れは変わらず、マザーズ指数は2%を超える上昇、ジャスダック
TOP20も2%を超える上昇となっております。
米雇用統計の結果を受けて、ドル安が再び意識される状況となり、輸出関連銘柄
が引き続き重くなることが想定され、出遅れネット関連銘柄などが循環物色され
そうです。
□本日の個別銘柄動向
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東証1部の1,222銘柄と7割超の銘柄が上昇、指数が重い状況の中で中小型銘柄を
中心に全面高に近い堅調な展開となりました。
セクター別では、円高要因が重しとなり自動車、ハイテク、精密機器などが売り
優勢となりました。
一方で、商品価格の上昇を受けて、鉄鋼、非鉄、商社、海運、資源などが堅調と
なり、内需関連物色から、銀行、証券、ノンバンクなどが買われました。
個別銘柄では、特別会員銘柄のシーエスアイ (4320)が後場急騰となって目標
達成となったほか、日本冶金工業 (5480)も大幅上昇で目標達成となりました。
他、ディー・エヌ・エー(2432)、JUKI(6440)、鬼怒川ゴム工業(5196)、
などが物色されました。
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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反落の展開が想定されます。
材料難から動きが乏しくなりそうですが、欧州が買い先行後に下げに転じており、
米Globex先物も安く推移していることから、売り先行展開が想定されます。
欧州では、アイルランドなど債務国のユーロ離脱の警戒感が高まっていることや、
ハンガリーの格下げ、ユーロ財務相会合で即効性のある対策が打ち出される可能
性は低いとの悲観論が拡がっていることで売りに押されております。
先週末の米市場は、ダウが19.68ドル高と小幅続伸となりました。
11月の雇用統計・非農業部門雇用者数が市場予想より弱かったことから、朝方か
ら売り先行の展開となりました。
ただ11月のISM非製造業景況指数、10月製造業受注などが予想を上回ったこと、
バーナンキFRB議長が6000億ドル超の債券購入の可能性を排除しないととの認識を
示したことで、引けにかけて上昇に転じました。
CME日経先物は15円安の10,175円、円建ては20円安の10,170円で終了しました。
□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は予定されておりません。
経済指標の発表の予定もありません。
□その他海外注目材料
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ドル円は、米11月雇用統計が予想外の低調な結果となったこと、バーナンキFRB
議長が6,000億ドルの国債購入の可能性を示唆したことなどから、追加量的緩和
への期待が高まり、ドル売り優勢の展開が想定されます。
ただ韓国軍の海上射撃訓練など、北朝鮮を巡る地学性リスクが円売りにつながる
要件となっており、材料次第で交錯する状況となりそうです。
84円50銭、85円には引き続き本邦輸出企業のドル売りオーダーがあるとされてお
り、一方で82円50銭にオプション・トリガーがあるようです。
要人関連では、ラッカー米リッチモンド連銀総裁が講演を予定しております。
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■明日の展望
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明日も底堅い展開となりそうですが、本日ほぼ様子見となったことから欧米市場
の動向次第となりそうです。
米雇用統計が予想外に弱い内容となったことから、為替のドルが引き続き重くな
る状況が想定され、指数や主力輸出関連銘柄は重くなりそうです。
一方で、短期循環物色の流れを中心に引き続き中小型銘柄の個別銘柄物色の流れ
が続き、相場全体が底上げされる展開が期待されます。
□テクニカル分析からの展望
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日経平均は膠着状態の推移となりましたが、10,150円近辺での底堅い動きとなり
ました。
ボリンジャーバンド+1σに沿った動きであり、+2σを上値で意識する展開に変わ
りはありません。
+2σは10,442円まで上昇しており、上値余地は拡大しております。
週足では2週間後に一目均衡表の雲のねじれが発生し、このタイミングで一気に
雲を突破してくる展開が期待されます。
□総括・今後の方針
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引き続き指数や指数に絡む銘柄は上値が重く日柄調整モードとなりそうですが、
個別で出遅れている銘柄、特に内需関連銘柄が引き続き物色されそうです。
依然底値圏の安いところで推移している銘柄や、押し目を形成して短期調整をこ
なした銘柄などの動きに注目したいところです。
基本的な底上げ型の循環物色の流れに変化はありませんので、材料株や中小型株、
新興市場銘柄を中心に値動きを追っていきます。