◆資産運用は、定期定額購入がおすすめ。
家計マネジメント・ラボ ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。
「なんだかぐちゃくぐちゃして、気分が暗くなる」
政治のニュースをみていると、思ってしまいます。
そんなときは、経済がややパッとしてきても、気分が乗りません。
気分が乗ろうが乗らまいが、そんなことお構いなしに、粛々淡々と、ルー
ルにのっとって、ただただ機械的に決まった金額の運用商品を決まった日に
買い続ける・・・・・それが定期定額購入という方法、またの名称を、「ド
ル・コスト平均法」といいます。
この買い方には、賛否両論がありますが、私は「賛」のほう。
「否」の人たちの言い分は「下がり局面で購入していくと、損が膨らむばか
りで良くない」というもの。
これは、長期投資をしていれば、世界全体でみると経済は成長するという
考えを前提とする「ドル・コスト平均法」に、短期的な考えを適用しようと
しているように思います。
「どうせやるなら上がり局面で購入しましょう」と言われているようなもの
ですが、それがわからないから「ドル・コスト平均法」なんです。
最近は、最低1,000円から投資信託を購入できるサービスを提供している
証券会社が出てきています。
楽天証券、そして、SBI証券。
ネット証券だけに、いろいろと考えますね。薄利多売です。
扱っている種類も豊富。少額から試してみては?
購入する際の注意点としては、まず、購入時にかかる手数料。
購入時手数料が2%であれば、投資金額から2%が差し引かれた金額で投
信が代われることになります。
1,000円払っても、実際の購入は980円です。
ドル・コスト平均法は、毎月決まった日に決まった金額で購入することに
なります。したがって、購入単価が平準化されます。
まとまった金額を一括して投資して「高値づかみ」をするという、最も危
ない事態を防ぐことができます。