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2011年2月8日火曜日

【生活マネー ミニ講座No.1741】繰上返済の効果をしっておいたほうがいいワケ(1)

生活マネー ミニ講座:No.1,741(2011.2.8)


 ◆繰上返済の効果をしっておいたほうがいいワケ(1)


 家計マネジメント・ラボ ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。


 住宅ローンの繰上返済の2大鉄則を披露!

1、たくさん返したほうがいい。

2、なるべく早いほうがいい。


「そんなこと、わかってる! いまさら言われなくても常識じゃ!」

 と思われている方もいるでしょう。


 では、ここで、効果を金額で表してみましょう。

 まず、条件設定は、
 借入金:3,000万円、金利:3.0%、返済期間:30年、元利均等返済方式。
 ボーナス返済なし。(繰上返済の方式:期間短縮型)

 この条件の下、借入から3年の間、ずっと決まった返済額を毎月返済し続
けたところで、ようやく、貯蓄が100万円たまったので、これを活用して、
繰上返済をします。

 その効果は、利息削減額(払うべき利息を払わなくてよくなった金額)と
返済期間の短縮月数で現れます。

 3年後、つまり、最初から36回目の返済が終わった段階で100万円を繰上返
済すると、利息削減額はなんと約125万円になります。

 これは、100万円を使って125万円を手に入れるのと同じことです。
 差額の25万円が儲けなのではありません。125万円がまるまる儲けなので
す。

 それだけではありません。このことで、返済期間の短縮が図られます。
 短縮期間は、18ヶ月です。1年半ですね。

 当初30年返済が、28.5年返済になります。


 では、同じ時期に3倍の300万円の繰上返済をしたらどうなるか?

 利息削減額は、約340万円。
 短縮期間は、50ヶ月です。4年2ヵ月。

 これが、繰上返済の効果、1。

 たくさん返したほうがいい。

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