○●○本日の流れ○●○
「22:15発表、アメリカのADP雇用統計に注目!!」
昨日、BOC(カナダ銀行)は政策金利を1.00%で据え置きました。これは事前に予想
された通りの結果です。注目を集めた声明文では、「更なる利上げ(政策金利の
引き上げ)は、慎重に検討されるべき」と前回1月の声明文を踏襲、改めて利上げを
急いでないことが示されました。その他も前回とほぼ同じ内容となったことで、
為替の反応は限定的なものになりました。
本日はアメリカのADP雇用統計が22:15に発表されます。ADP雇用統計は民間企業
のADP(オートマチック・データ・プロセッシング)社による統計ですが、アメリカの
労働省が発表する雇用統計と算出方法が近似し、また通常2営業日前に発表されるため、
労働省の雇用統計の手掛かりとして注目されている指標です。今回の事前予想は
+17.5万人と前回(+18.7万人)から増加のペースは鈍化するものの、13カ月連続で
プラスとなり、アメリカの雇用改善が続いていることを改めて示すとみられています。
経済指標を見る時のポイントは、"事前予想と比べて結果が良いのか?それとも悪い
のか?"です。予想を上回れば後日の労働省発表の雇用統計に対する期待が高まって
ドルは上昇し、反対に予想を下回れば期待が後退してドルは下落しそうです。
ADP雇用統計の結果が、本日の為替に大きく影響を与える可能性がありますので注目です。
○●○本日のオススメ○●○
「ドル/円」
ドル/円は2月16日につけた83.97円を直近の高値にして下落傾向にあります。
ただ、直近の安値である81.32円(2月1日安値)は割り込まず、この4日間は下げ渋って
います。短期的に反発する可能性も出てきましたので、本日はドル/円を買いたい。
ただし、81.30円水準を割り込めば下げが加速する可能性があります。したがって、
81.30円水準を割り込んだ場合には、買い方針は見直しです。
○ドル/円のスワップ金利
買い +0円 売り -3円
○●○本日の主要経済指標○●○ 〜三ツ星オススメ度つき〜
☆☆ 09:30 【豪】GDP-4Q
(予想:0.7% 結果:0.7% 前回:0.2%)
☆☆ 09:30 【豪】GDP-4Q(前年比)
(予想:2.8% 結果:2.7% 前回:2.7%)
☆ 17:30 【SE】経常収支-4Q
(予想:N/A 結果------ 前回:503億SEK)
☆ 18:00 【NO】小売売上高-1月
(予想:0.5% 結果------ 前回:-2.0%)
☆ 18:00 【NO】小売売上高-1月(前年比)
(予想:2.7% 結果------ 前回:2.6%)
☆ 18:30 【英】PMI(購買担当者景気指数)建設業-2月
(予想:52.8 結果------ 前回:53.7)
☆ 19:00 【欧】生産者物価指数-1月
(予想:1.1% 結果------ 前回:0.8%)
☆ 19:00 【欧】生産者物価指数-1月(前年比)
(予想:5.7% 結果------ 前回:5.3%)
☆ 21:30 【米】チャレンジャー人員削減数-2月(前年比)
(予想:N/A 結果------ 前回:-46.1%)
☆☆☆ 2215 【米】ADP雇用統計-2月
(予想:17.5万人 結果------ 前回:18.7万人)
☆☆ 28:00 【米】地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)
*SE・・・スウェーデン、NO・・・ノルウェー