◆見通しをつける!
家計マネジメント・ラボ ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。
ここ3週間ほど、「twitter」と「facebook」に取り組んでいます。
「取り組む」という言葉が、もう、ダメなのかもしれませんね。
重い腰を上げて、昨今の流行に無理してついていこうとしている姿勢をイ
メージさせます。
でも、しかたがない。本当にそうなのだから・・・・。
「ツイート」するときは、どうも構えてしまってつぶやきがぎごちないし、
facebookは、むやみに友だち申請するのは、ルール違反だというし・・・・。
遊びも仕事も、何事もそうですが、楽しくなるには、楽しめない期間を克
服する辛抱が必要です。
「この先の広がりを求めて」、いま、「取り組んで」いるのです。
両方とも、実名、写真入りにしていますから、見かけたら、一声かけてく
ださいね。
「希望とは、努力が報われると思う時に生じる、絶望とは努力しても同じだ
と思う時に生じる」・・・社会心理学者、ランドルフ・ネッセの言葉です。
・・・「思う」という言葉がポイントでしょう。
努力が実際に報わたかどうかが「希望」と「絶望」を分けるのではなく、
将来に向けて「そう思えるか」と「そう思えない」が、「希望」と「絶望」
を分けるのです。
家族社会学者の山口昌弘氏は、
「多くの人が希望を持って生活するためには、
(1)努力すれば、いつかは人並みの生活を送ることができるという見通し
(2)努力すれば、そこそこの生活水準が維持できるという見通し
(3)努力して子どもを育てれば、子どもが希望の持てる生活を送れるとい
う見通し
をつける必要がある」と語ります。
よく「見通しが立たない」という言葉を耳をにしますが、実際は「見通し
を立てようとしていない」場合が多いようです。
自分の足元を直視し、現状を正確に把握するだけで、「見通しがつく」こ
ともよくあります。
まずは、現状を正しく理解しようとすることを、おススメします。