2011年2月15日(火曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
日東電工(6988) コール70回
行使価格 4700円
満期日 2011年06月08日
1ワラント当り原資産数 0.01
eワラント販売価格 5.20
実効ギアリング 5.64
前営業日の株価 4820円 +155円
前営業日のHV(20日) 37.27
投資スタンス:短期(1週間程度)
同社が1月31日に発表した3Q累計業績は、営業利益が685億円(前年同期比59.9%増)
と好調。同日付で通期予想を営業利益ベースで750億円→870億円(前期比55.1%増)と
上方修正した。液晶表示用材料やタッチパネル用部材などの製品で、液晶テレビ、スマ
ートフォン(高機能携帯電話)やタブレットPC向けの需要が増加している。
加えて、マッコーリーが投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を4000円→
5500円と引き上げたことが買い材料視され、14日の株価は反発。8日につけた昨年来高値
4775円を更新した。
ボリンジャーバンドの+2シグマに沿って推移する、いわゆる「バンドウォーク」の形状
をみせている。好業績とスマートフォン関連といったテーマ性、バリュエーション面に割
高感がない、高値更新が続いているなど強気の材料が揃っており、上値追いが続くと判断。
コールで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
02/02 国際帝石<1605> 3.94 4.64 3.65 3.82 -3.0%
コール68回 543000 557000 537000 548000 (買い) +0.9%
02/01 富士通<6702> 1.88 2.02 1.19 1.28 -31.9%
プット103回 507 537 501 531 (売り) +4.7%
01/31 JFEHD<5411> 1.56 1.57 0.78 1.04 -33.3%
プット79回 2593 2852 2588 2742 (売り) -5.7%
01/28 伊藤忠商事<8001> 9.07 9.22 7.04 7.73 -14.7%
コール31回 918 920 892 897 (買い) -2.2%
01/27 エーザイ<4523> 5.66 5.84 4.47 4.66 -17.6%
プット9回 2814 2919 2810 2907 (売り) +3.3%
01/26 日立<6501> 3.17 4.04 3.07 4.04 +27.4%
コール105回 451 465 444 463 (買い) +2.6%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は全般堅調な展開が予想される。企業業績好調に加え、景気回復への期待感
がより強まりつつある。内需株の底上げに加え、ドル円相場の円安含みの動きも輸出関
連株への物色につながろう。大型株中心に海外投資家の買いが期待できそうだ。日経平
均の予想レンジは10900円−10700円。
11時に中国の1月の消費者物価指数(市場予想は前年比+5.4%)が発表される。昨日
は市場予想を下回るとの観測報道を手掛かりに、上海総合指数は大幅高となったが、そ
の反動なども警戒され、発表を前にした手控えムードはあろうか。
日銀の金融政策決定会合では特に大きな政策変更はなさそうだが、景気の総括判断を
一歩進める方向で議論する模様。1−3月期にプラスに転じるとみられる実質GDPとあわ
せて、ポジティブな反応が期待できそうだ。
また、1月の首都圏マンション販売の結果を受けてのマンション関連や不動案株の動
向も注視したい。
14日のNY株式市場でダウ平均は前日比5.07ドル安。一方、NASDAQは7.74ポイント高、
S&P500は3.17ポイント上昇して取引を終えた。
ダウ平均は売りが先行したが、押し目買い意欲は強く下値は限定的となった。中国の
1月の消費者物価指数が市場予想を下回る可能性があるとの観測が浮上するなか、同国
の追加利上げ懸念が後退したことを受けて素材やエネルギーセクターが買われ、指数を
下支えした。
業種別ではエネルギーや素材に加え、テクノロジーや金融なども底堅く推移。ドル建
てCME225先物は昨日の大証日中終値と比べて25円高の10755円、円建ては5円高の10735
円で終えた。
昨日の東京市場は大幅反発。東証1部の値上がり銘柄数は1190と全体の71.2%に達
し、規模別株価指数はすべて上昇。米金融株上昇の流れを受けて、メガバンクなどが堅
調だったほか、野村が目標株価を引き上げた第一生命が商いを伴って上昇。また、国際
優良株や資源関連など幅広い銘柄に買いが入った。
日経平均は2月9日につけた直近の戻り高値(10701円)を更新。直近のザラ場高値
10701円(2/9)を前に伸び悩む場面もあったが、後場にかけて見直し買いが入った。
5日移動平均線(14日、10635円)の上昇が鈍くなるタイミングでもあったが、株価上
昇で同線の上昇モメンタムは維持。一目均衡表では転換線上昇が強くなる週でもあり、
ここからの一段高に期待したい。26日前の遅行線の位置が年初に一段高となったタイミ
ングにきていることもあり、引き続き騰勢を維持できるかどうかが注目される。
上値メドは10765円、10941円、11081円など。下値メドは基準線10454円や200日移動
平均線9843円処がある。変化日候補は2月18日、24日などが考えられる。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
【国内】
1月首都圏新規マンション発売(前年比)(13:00/前年比)
12月鉱工業生産(前月比)(13:30/前月比)
1月工作機械受注(前年比)(15:00/前年比)
日銀目標金利(無担保コール翌日物)
日銀総裁会見
《決算発表》
関東天然瓦斯開発、セキュアード・キャピタル・ジャパン、コカ・コーラ セントラル
ジャパン、トーア紡コーポレーション、MIDリート投資法人、帝国繊維、マブチモー
ター、堀場製作所、ヤマハ発動機、コクヨ、ラオックス、船井財産コンサルタンツ、日
本プライムリアルティ投資法人
【海外】
2月NY連銀製造業景気指数(22:30/14.5)
米1月輸入物価指数(22:30/前月比0.80%)
米1月輸入物価指数(22:30/前年比)
米1月小売売上高(22:30/0.60%)
米1月企業在庫(16日00:00/0.70%)
米2月NAHB住宅市場指数(16日00:00/16)
米ABC消費者信頼感指数(16日7:00)
中国1月生産者物価(11:00)
中国1月消費者物価(11:00)
ブラジル12月小売売上高(20:00)
ユーロ圏10−12月期GDP、独2月ZEW景況感指数(19:00)
トルコ中銀金融政策決定会合
豪準備銀行理事会議事録公表(9:30)
《決算発表》
アジレント・テクノロジー、マリオット・インターナショナル、クエスト・コミュニ
ケ-ションズ、デル、オムニコム・グループ