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2011年1月12日水曜日

【生活マネー ミニ講座No.1722】それでも、生命保険に入りすぎでは?

 生活マネー ミニ講座:No.1,722(2011.1.12)

 ◆それでも、生命保険に入りすぎでは?


 FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の
中村宏です。

 家計の生命保険への支出が減っているといいます。

 2009年の1世帯(2人以上)あたりの年間保険料は、45万5,000円。

 1988年(47万8,000円)以来、21年ぶりの低水準になったといいます。

 ピークは、1997年67万6,000円。

 1997年には、実に、1世帯平均、月にして、5.6万円のお金を生命保険に
支出していたことになります。

 そして、減ったとはいえ、昨年2009年でも、毎月3.8万円を生命保険で使
っている計算です。

 これでも、多過ぎではないですか?

 もちろん、家族構成にもよります。

 子どもがたくさんいたら、世帯主の死亡保障がたくさん必要です。

 奥さんも働いていて、収入が家計の一部を占めているのであれば、奥さん
も収入に応じた死亡保障が必要です。

 医療保障がガン保険は、一生涯保障が続くものに入っていたほうがいいで
しょう。夫婦ともに。

 しかし、夫婦の死亡保障と、夫婦の医療・ガン保障だけでは、月3.8万円
もの負担にはなりそうもないと思われます。

 考えられるのは2つ。

 ひとつは、養老保険や学資保険にも入っている場合。あるいは、死亡保険
でも、多額の終身保険に加入している場合。

 これらは、貯蓄性があるだけに、保障額の割に保険料が高いですから・・。

 養老保険や学資保険は、満期を迎えたら保険金を受けとることができます。
 終身保険は、途中で解約すると、返戻金を受け取ることができます。

 その意味で、貯蓄の代わりにもなる保険です。
 しかし、もう10年以上も前から、これらの保険は、めっきり、貯蓄性がな
くなっています。いまや「貯蓄代わりに保険に加入する」時代ではなくなっ
てきています。

 もうひとつの理由は、保障額が大きすぎることです。
 掛け捨ての保険でも、保障額を必要以上に大きいと、毎月支払う保険料は
割高になります。
 このような保険は、貯蓄代わりにはなりません。満期が来たら、保障が切
れるだけですね。


 みなさんは、毎月、生命保険料をいくら払っていますか?

 ・・・保険を見直してみたほうがいいかもしれませんよ。

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