★ ":*:"" 週刊 みんかぶコラム "":*:" ★
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【1】今週のみんかぶニュース
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『主力急落でも、10銘柄のうち6銘柄がストップ高!』
20日の東京市場では、韓国が海上射撃訓練を再開するのに伴い、地政学リ
スクげ懸念されたことから、韓国、上海市場が急落したことを受け、前場は
こじっかりで推移していた東京市場でも日経平均株価が後場寄り付き直後に
急落。
その後は大きな懸念もなく、買い戻されたものの、荒い値動きとなった。
一方では先週以前から続く新興銘柄の株価急騰は、主力市場が大きく値下が
りしても逆行高となって継続。循環物色の動きを巻き込みながら、eBAS
E(3835)、シンワアート(2437)、シナジー(3859)、ネッ
トインデックス(6634)、アイレップ(2132)、ネプロ(9421
)、クラスター(4240)、ユビキタス(3858)、豆蔵(3756)、
ネットイヤー(3622)、シス・テク(2345)、エイジア(2352
)、イー・ガーディアン(6050)など幅広い銘柄が連日のストップ高や
株価の急騰をみせている。
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【2】今週の相場展望と気になる人気銘柄"厳選セレクト3"
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本日配信の《人気銘柄ヒットチャート厳選'TOP10'》夕刊
先週に続き、連騰で株価が急騰する動きが継続しています。年末特有の需給
主導の展開で、株価は短期で2倍以上の好パフォーマンスとなっています。
☆ヒットチャート終値☆
《人気銘柄ヒットチャート厳選'TOP10'》
★12月20日(月)夕
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◆日経平均株価
10216.41円(▼87.42円)
◆TOPIX
898.55(▼4.59)
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【ランキングの総評】
週明けの東京市場は前場は小動きで推移したものの、韓国が軍事演習を再開
することに伴う地政学リスクを懸念する動きからアジア株の軟調を受け、後
場は急落して始まりました。
個別に新興系の銘柄やカジノ関連で思惑含みの銘柄に買いが向かい、連騰し
てのストップ高も多くなりました。
【個別銘柄の動向】
・日本パーキング、クラスターはストップ高買い気配。
・シナジー、エイジア、トレイダーズ、シス・テクは買い進まれてストップ
高。
・前場は買い進まれたドリコムは利益確定売りで反落。
・日本金銭機械は急騰後に上げ幅縮小。
・日本マクドナルドは小反発。
・シャープは反落でした。
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◎ = ストップ高
☆ = 値上がり
★ = 値下がり
● = ストップ安
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左から、順位、コー
ド、銘柄、終値、連
続陽線日数
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◎ 1位 8997
日本パーキング
73500円(S△7050円)(1日)
◎ 2位 4240
クラスター
53500円(S△7050円)(3日)
◎ 3位 3859
シナジー
6600円(S△1000円)(3日)
◎ 4位 2352
エイジア
94000円(S△15000円)(5日)
◎ 5位 8704
トレイダーズ
5470円(S△705円)(3日)
★ 6位 3793
ドリコム
391000円(▼12000円)(0日)
◎ 7位 2345
シス・テク
90600円(S△15600円)(1日)
☆ 8位 6418
日本金銭機械
692円(△23円)(3日)
☆ 9位 2702
日本マクドナルド
2054円(△4円)(1日)
★10位 6753
シャープ
839円(▼10円)(0日)
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毎日2回配信している「みんなの株式」ならではの人気銘柄データを寄り付
き前にお届けする◆《人気銘柄ヒットチャート厳選'TOP10'》◆。
このところの好調な相場を背景に急騰する銘柄が続出。
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【3】投資の失敗談と解決法
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株式投資は失敗の歴史を積み上げることなのかもしれません。どんなにいい
結果が出ても、満足しないのが人の欲。つねに反省と後悔の連続です。
成功への確かな道のりとは、失敗を繰り返さないことです。ここでは、皆さ
まの疑問や失敗体験について、その解決方法をできるだけ模索して、その時
々の精一杯で解答を試みるコーナーです。株式投資の疑問や不思議、不可解
な出来事など、返答に困るような質問でも構いません。
ぜひとも、質問を送ってください。この無理難題に向き合ってみて、解決の
糸口が見つかるかどうか、ともにチャレンジしてみませんか。
メールをお待ちしております。
ayukawa●masstune.co.jp
メール送信の場合●を@に変更して送信してください。
◆【 今週のお題 】◆
19「新興市場の魅力と妙味(1)」
今回からは、新興市場の話にします。ライブドアショックに至る過程で
新興市場は個人投資家にとって、「打ち出の小槌」であり、錬金を可能
にする素晴らしい市場でした。現実に、2000年からライブドアショ
ックまでの間は、IPO(新規公開)と新興市場で、大きな財産を築い
た投資家も多かったはずです。
最近、区分所有のマンション賃貸などで不動産投資を行っている若い経
営者に取材する機会があり、話を聞いていると、大卒で入社した大手電
機メーカーから初めて手にしたボーナスを元手に、IPO投資を始め、
マンション投資に切り替える数年間で5000万円もの資金に増やした
と話していました。
以前、セミナーに来られた婦人が、ネットバブル当時のIPOに当たり
公募価格の3000万円を風呂敷に包んで証券会社に持っていったとこ
ろ、初値が1億円で決まり、億ションを買ったそうです。
世の中には目に見えないけれど、お金持ちの人たちがたくさんいます。
投資で損をしたという人は、自分が損をしたと公言するからこそ、まる
でみんなが損をしているかのような論調になりがちですが、大きく儲け
ている投資家も存在します。
その人たちは、自分が大儲けをしたとは公言しません。もちろん、一攫
千金だけが株式投資ではありませんが、少なくとも一攫千金を可能にし
てくれる市場として新興市場には大きな魅力があるのです。
次回は「新興市場の魅力と妙味(2)」をお届けします。
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【4】連載:ちょっと賢くマネー講座
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新連載
◆【27歳"おとめ"がハマった『ベトナム株投資』の魅力】
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著者:大鳥洋子さん
(7)ホーチミンの街並みとレンガ企業
ホーチミンに着いた翌日の午前中が空いていたので、現地のガイドを雇って
街を見て回ったり、ホーチミン市民の日常生活について話を聞いたりしまし
た。
街を歩いていて気付いたのですが、家を作るときにレンガを使うんです。骨
格を作ったら壁をレンガで作ります。その上に塗装そして完成です。暑い国
ほど、明るい色が増えてくるというのは定説です。ベトナムもその定説の中
にいるようで、都市部ではとくにカラフルな色の家が多く見られます。
そして驚くことに、個人宅の数階建てだけでなく、十階建てに近い本格的な
建物にもレンガを使用していることです。レンガは重いので、どう考えても
高層の建物には向きません。それでもレンガを使っているのにはビックリし
ました。レンガを製造する上場企業が幾つかあるらしく、高配当で、10%を
超えるものもいくつかあります。
それほど高い技術が必要なわけではないですし、中長期の成長産業というに
は微妙だと思いますが、短期的な配当狙いなら十分に投資価値はありそうで
す。値下がりしたタイミングなら、15%以上の利回りも期待できます。レン
ガを焼く会社はいっぱいあるのですが、高温で焼かないと環境に悪いという
ことで、上場している大企業に集約されていくのではないかと思います。た
だ、目新しさに欠ける事業のため、PERがそれほど上昇しない傾向にありま
す。
またレンガ以外にタイルを生産する会社もあります。しかしタイルは過当競
争にあり、十分な利益が確保できない状態にあると現地の証券会社で働く人
が言っていました。まだまだ勉強不足です。
家に入るときには靴を脱ぐのですが、日本とは違い玄関と室内の明確な区切
りがありません。タイルの色が違う程度で、「ここで靴を脱いでください」
と言われないとどこで靴を脱ぐのか分かりません。家によってはドアの外で
靴を脱ぎます。靴を脱いでから、家に入るのです。また床はタイルの事が多
く、足が冷えてしまうのではないかと思うのですが、温かい国なので関係な
いのかもしれません。掃除もラクそうです。
ベトナムは日本とは比較にならないくらい貧しいですが、エネルギッシュで
希望に溢れている国だと感じました。ドイモイ政策で急激に豊かになったの
と、若い人が多いためだと思います。ドイモイ政策のおかげで経済が成長し、
昔では絶対に買えなかったものが買えるようになりました。
経済の成長と共に自分たちの生活もどんどんよくなると感じているようです。
また平均年齢が若いのでこれから結婚して子どもができて家を買ってと、消
費が伸びることは間違いありません。わたしは体験していませんが、まさに
日本の高度経済成長のときと同じような印象ではないでしょうか。
それに比べ、わたしが住んでいる日本はどうでしょう。最近、日本の友人に
「将来が不安だ」という相談を受けました。ずっと頑張ってきた人がクビに
なって、派遣やアルバイトで働く姿を見ると不安になるそうです。確かに働
く人口がどんどん減って、老人が増えればアンバランスな世界になるのは間
違いありません。
そこに大量の財政赤字があるのですから、日本という国は大変な境地に陥る
と思います。
つづく
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【5】今週の喜怒哀楽(FREE COLUMN)
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◆「年内がカウントダウン」
連日の忘年会が順調に消化されている。株関係の忘年会が多いので、話題は
いつも兎年の相場。兎年は株価が好調に推移することが多いらしいのだが、
単純に12年前、24年前をさかのぼると、IT・ネットバブル、1989
年の資産バブルあたりになるので、厳密には兎前後でも当てはまる。
単純に約10年周期のバブルがあるのだとすれば、そろそろ、バブルがあっ
てもおかしくはない、という年周りでもある。新興市場のいまの活況は、す
でにバブルに突入しているかもしれない。
ライブドアショック前までは、年末のカウントダウンに合わせて、株価が急
騰した記憶が多く、長いときは、年明け3月あたりまで良好な需給が続き、
年初のIPO銘柄の初値が急騰した記憶が強い。
(鮎)