生活マネー ミニ講座:No.1,687(2010.11.8)
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◆一戸建てを建てるなら、認定長期優良住宅を建てる(1)
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FPオフィス Work Works. ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏
です。
「長持ちするエコな住宅」。
それが長期優良住宅です。
昨年の6月に「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が施行され、建
築されるようになりました。
以降、今年の8月末までに認定された長期優良住宅は累計約9.7万件(一戸
建て住宅+共同住宅)。
同じ期間の新設住宅着工戸数(一戸建て持家+一戸建て分譲住宅)が約50
万件なので、建設された新築住宅の約2割が長期優良住宅だということがで
きそうです。
この政策の背景には、わが国の13.1%(平成20年)にもおよぶ住宅がすで
に空き家になっている実態があります。
利用されない家がたくさんあるのです。
戦後、日本の住宅政策は、新築の取得が推奨されてきました。
そのいっぽうで、日本の住宅の寿命は30年といわれています。
アメリカの住宅は44年、イギリスは75年です。
古くなった住宅は使われず、放ったらかしになったり取り壊されたりする
一方で、新しい住宅はどんどん建てられる。
取り壊せばゴミが出る。品質が確保されず、透明にもなっていないために、
中古住宅の流通が活発にならない。
そんな時代背景の中、住宅政策が「中古住宅市場の活性化」に大きく軸足
を移したのです。
「200年住宅」とも言われる長期優良住宅が一般的になると、私たちの子ども
や孫の世代の生活が大きく変わることになるかもしれません。
場合によっては、マイホームという「一生で最大の買い物」を買う必要が
なくなる時代が来るかもしれません。
あるいは、買うにしても、これまでよりも格安で手に入れることができる
かもしれません。
1世帯当たりの子どもの数が多ければ、家の数より人の数が多くなるので、
新しく家を建てなければなりませんが、子どもの数が少なくなれば、理屈の
上ではその必要もなくなります。
マイホームを買うお金をかけずに生活でき、しかも、賃貸住宅のような家
賃負担もなければ、生活は様変わりです。
たとえば、マイホーム取得のために3,000万円の借金をして、3%、30年
返済で支払う場合の返済総額は4,500万円になります。
この4,500万円のすべてとはいわないまでも、多くの部分を生活や老後の
資金に充てることができれば。つまり、家以外のことに使えるとしたら。
(続く)