トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント
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2010年11月22日(月曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
シャープ(6753) プット119回
行使価格 750円
満期日 2011年03月09日
1ワラント当り原資産数 0.05
eワラント販売価格 2.75
実効ギアリング -4.98
前営業日の株価 812円 -20円
前営業日のHV(20日) 41.31
投資スタンス:短期(1週間程度)
ゴールドマンでは、来期業績の下振れ余地が大きく、減損リスクも台頭してきたと指摘。
投資判断「売り」を再強調し、目標株価を820円→750円と引き下げた。
中小型液晶パネルと情報機器を除くほとんどの事業で、来期以降の見通しが厳しいと
指摘。特に液晶パネルは従来想定以上に厳しい環境になると見込む。株価は、来期の液
晶パネル事業の悪化や堺工場の減損リスクが完全には織り込まれていないと言及した。
19日の株価は反落。75日移動平均線(839円)に押さえ込まれた形となった。終値ベース
では25日移動平均線(814円)も割り込んだ。足元では全体相場が大きく上昇したものの、
同社は物色の圏外に置かれた格好。マーケットの見方も厳しく800円台を維持するのは困難
と判断。プットで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
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11/11 SUMCO<3436> 4.59 5.22 4.18 5.14 +11.9%
プット53回 1300 1343 1238 1253 (売り) -3.6%
11/10 旭硝子<5201> 2.63 3.00 2.14 2.44 -7.2%
コール67回 882 899 867 888 (買い) +0.6%
11/09 りそな<8308> 9.39 9.78 8.63 9.62 +2.4%
プット104回 471 491 463 463 (売り) -1.6%
11/08 日産自<7201> 5.93 7.49 5.51 6.06 +2.1%
コール137回 768 796 762 773 (買い) +0.6%
11/05 東レ<3402> 2.54 2.57 2.06 2.07 -18.5%
コール61回 479 481 467 470 (買い) -1.8%
11/04 DeNA<2432> 6.94 8.99 5.59 8.61 +24.0%
コール1回 2333 2478 2170 2451 (買い) +5.0%
<きょうの見通し>
東京市場は堅調な展開が続きそうだ。短期的な過熱感は一部みられるが、円安ユーロ
高を好感して国際優良株への買いが予想される。なかでも電機・精密セクターや、米半
導体株指数の上昇などから値がさ半導体関連なども指数をけん引するとみられる。
全体的には日本株に対する出遅れた買い方による押し目買いに加え、信用買い残のピ
ークからの減少傾向が続いていることや、売り残を買い残で割った貸借倍率の低下、逆
日歩銘柄の増加など需給面の要因も底堅さの背景となろう。
日経平均の予想レンジは10230円−10050円。先週末はローソク足で分岐点とされる出
合い線を形成しており、週初のスタートが注目される。短期的な上値メドは、10021
円、10228円、10400円、10558円などが挙げられる。
微調整を挟むケースでは200日移動平均線(19日現在、9917円)が下値メド。日足の
一目均衡表の転換線9895円と重なる水準であることから注目される。
一方、8月31日の安値8824円を中心に左右対称の逆三尊を形成したことから、その後
のネックライン(9700円前後)までの下への揺り返しの動きなども、12月前半に向けて
は考えられる動きだ。
今週の国内の経済指標では、10月全国スーパー売上高、10月コンビニ売上高(22
日)、10月全国百貨店売上高(24日)、10月貿易収支、10月企業向けサービス価格指数
(25日)、11月東京消費者物価指数、10月全国消費者物価指数(26日)など。米国では
10月シカゴ連銀全米活動指数(22日)、7−9月GDP(改定値)、10月中古住宅販売件
数、(23日)、10月個人所得、10月個人支出、10月耐久財受注、10月新築住宅販売件
数、FOMC議事録〔11月2−3日分〕公表(24日)などが予定されている。なお、25日は感
謝祭のため米国市場は休場となる。
19日のダウ平均は22.32ドル高と小幅続伸。NASDAQは3.72ポイント高、S&P500も3.04
ポイント上昇して取引を終えた。
中国による預金準備率の0.5%引き上げを嫌気し、ダウ平均は売りが先行。エネルギ
ーセクターが重しとなり、一時61.99ドル安まで下落した。ただ、売り一巡後は下値で
は買いが入り、前日終値を挟んでのもみ合いを続け小幅高で終了した。
業種別では素材やエネルギーが上昇した一方、金融や通信などが下落。個別では前日
の取引終了後に決算を発表したデルは1.7%高。注目を集めたGMは一時IPO価格(33ド
ル)近くまで下落する場面もあったが小幅高で終了した。
ドル建てCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ55円高の10105円、円建ては45円
高の10095円となった。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
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22(月)
【国内】
米倉経団連会長会見
10月全国スーパー売上高(14:00)
10月コンビニエンスストア売上高(16:00)
《株主総会》
マニー
《決算発表》
ユニバース、ダイドドリ
【海外】
香港10月消費者物価指数
米2年国債入札
米10月シカゴ連銀全米活動指数(22:30)
《決算発表》
ヒューレット・パッカード、タイソンフーズ