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2011年2月2日水曜日

【生活マネー ミニ講座No.1737】家計マネジメントのススメ!!(3)

生活マネー ミニ講座:No.1,737(2011.2.2)

 ◆家計マネジメントのススメ!!(3)

 家計マネジメント・ラボ ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

 家計マネジメントを行うステップは次の通りです。

【1】現状の家計を記録する。

 すでに記録する習慣がついている方はすばらしい。それだけでも、マネジ
メントの潜在能力があると考えていいと思います。

 実際には、記録をつけていないご家庭も驚くほどたくさんいます。

 でも大丈夫です。これから始めればいいだけです。
 いつから始めても、遅すぎることはありません。

 面倒くさければ、まずは、前月の概要をつかむことから始めれば。

 収入はわかっているはずですから、支出を中心にみればいいですね。

 前月の銀行口座の残高と、今月の残高の差額が、1ヵ月の支出合計額のはず。

 支出合計額を意識しながら、何に使ったかを思い浮かべるだけでも・・・。

 いずれにしても、足元の家計を、目に見えるようにするのはとても大切で、
すべてがここから始まります。

 足元の家計には、その家庭の個性が大きく反映されています。
 食費が突出している家計やレジャーにお金をかける家計、教育費に出費を
惜しまない家計など・・・。

 生活を送る上で、何にこだわっているかが、はっきりとわかります。


【2】現在の家計を前提にして、将来、家計がどうなるかをシミュレーショ
ンする。

 現在の生活費に削減の余地があっても、ここでは見直しをしません。
 なぜなら、生活費に制約を加えないほうが、暮らすのに楽だからです。

 できるだけ、制約のない、ストレスのない暮らしをするほうがいいですか
ら。

 また、シミュレーションでのポイントは、今後の希望がすべてかなうこと
を前提とします。

 希望は、具体的には、支出額という形であらわれます。

 現在子どもがいなくても、今後の希望が2人であれば、2人分の教育費が
支出されるようにします。

 一戸建ての広い家が欲しいのなら、それなりの金額を設定し、自己資金か
らの支出と住宅ローン返済を盛り込みます。

 夫は60歳の定年時には、キッパリと仕事を辞めて、趣味を楽しみながら悠
々自適な暮らしをしたいなら、そのようにする。

 妻が働きたくないならそうする。

 シミュレーションは、希望をすべてかなえる形で、夫婦の一生涯分の期間
に渡って作成します。

(続く)

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