2011年2月24日(木曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
DIC(4631) コール8回
行使価格 190円
満期日 2011年05月11日
1ワラント当り原資産数 0.2
eワラント販売価格 6.26
実効ギアリング 5.28
前営業日の株価 211円 +5円
前営業日のHV(20日) 28.52
投資スタンス:短期(1週間程度)
ゴールドマンでは、同社の収益の中身が大きく変化していると指摘。非インキ事業が
過去最高益を記録し、全社利益の過半を稼いでおり、来期は復活した液晶、デジタル機
器向け顔料などの比較的新しい製品が増益をけん引することで、印刷インキに頼らない
事業構造への転換が一層進むと予想した。収益構造の変化に伴い、コンセンサスの切り
上げ、バリュエーションの水準訂正が期待できると言及。投資判断を「中立」→「買い」、
目標株価を210円→260円と切り上げた。
印刷インキは先進国需要が成熟しているが、途上国の収益寄与が増していると指摘。
非インキ事業では、10年秋に立ち上げた薄膜トランジスタ(TFT)向け液晶など、差別化
製品の好調を背景に、中期計画を大幅に上回って推移しているという。
23日の株価は3日ぶりに反発。15日につけた高値(224円)には届かなかったものの、
投資判断引き上げを背景に力強い動きをみせた。低位株であり短期筋に人気化しやすい
面や高値更新が視野に入っていることなどから目先は上昇基調を辿ると判断。コールで
臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
02/14 国際帝石<7203> 2.81 2.86 1.64 1.82 -35.2%
プット48回 545000 595000 543000 587000 (売り) +7.7%
02/10 トヨタ<7203> 1.84 2.94 1.80 2.84 +54.3%
コール150回 3670 3955 3655 3895 (買い) +6.1%
02/09 KDDI<9433> 4.24 5.63 4.01 5.00 +17.9%
コール109回 514000 53800 510000 526000 (買い) +2.3%
02/08 川崎汽船<9107> 3.50 4.75 2.79 4.50 +28.5%
コール62回 356 375 346 370 (買い) +3.9%
02/07 日東電工<6988> 4.28 5.20 3.90 5.13 +19.8%
コール70回 4660 4830 4600 4820 (買い) +3.4%
02/04 エルピーダ<6665> 1.81 1.97 1.07 1.11 -38.6%
コール71回 1297 1308 1231 1242 (買い) -4.2%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は弱含みの展開だが、短期的な値ごろ感もあり、売り一巡後は目先のリバウ
ンド狙いの買いが予想される。また、米ダウ平均が昨日の下げで25日移動平均線まで下
げており、今晩の反発を見越した買いなども先駆して下げた主力株中心に入りそうだ。
一方、中東情勢の悪化を受けて投資家心理が冷え込んでいることや、昨年後半からの
株価上昇を背景に売りをためらっていた国内法人などの戻り売りが上値を抑える要因
に。リビア情勢の長期化の可能性があることに加え、周辺国や中国にまで政情不安が伝
播するリスクもあるだけに細心の注意を払いたい。
日経平均の予想レンジは10640−10450円。横ばい基調となった25日移動平均線(23
日、10551円)をいったん下回る可能性はあるが、一目均衡表では遅行線が当時の株価
と接するタイミングにきており、それらを意識して反発できるかの正念場。24日は変化
日候補でもあり、押し目買いの好機となるか注目したい。
23日のNY株式市場でダウ平均は前日比107.01ドル安と続落。NASDAQは33.43ポイント
安、S&P500は8.04ポイント下落して取引を終えた。
中東・北アフリカ情勢を中心とした地政学リスクへの懸念がくすぶるなか、HPの11−
1月期決算を嫌気した売りも重なり、ダウ平均は一時149.36ドル安まで下落した。一
方、NY原油価格が08年10月以来となる100ドル(期近)乗せを達成したことを受けて、
エネルギーセクターが上昇、下落幅を縮小して引けた。個別では22日の取引終了後に決
算を発表したHPは9.6%安。原油価格の上昇を背景にエクソンとシェブロンがそれぞれ
1.9%高となった。
ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値と比べて10円安の10560円、円建ては25円
安の10545円で終えた。
昨日の東京市場は続落。東証1部の値下がり銘柄数は1257と全体の75.1%に達し、規
模別株価指数はすべて下落。外部環境の悪化で国際優良株や資源関連、金融株などが売
られた。その一方で、内需ディフェンシブ系が底堅く、アパレル関連の一角で大幅高す
る銘柄が散見された。
日経平均は2月4日以来、約3週間ぶりに10600円台を割り込んで取引を終えた。25日移
動平均線を前に戻り歩調になる場面もあったが、前日終値近辺で押し戻され、ローソク
足は上ヒゲの長い「往ってこい」の動きに。
25日移動平均線(23日、10551円)からの反発は、目先十分考えられるシナリオだ
が、上値で下落する5日移動平均線(23日、10756円)の強い抵抗が続いた場合、25日移
動平均線を下回り調整が長引く公算も。
週足の一目均衡表では三役好転(遅行線が当時の株価を上回る、転換線が基準線を上
回る、株価が雲を上回る)の状況は続くが転換線が今週上げ止まり。昨年秋口の安値か
ら上げ26週目前後であることや、月足均衡表では月末終値ベースで遅行線が当時の転換
線(10798円)下で抑えられるケースなどを想定しておきたい。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
【国内】
対内対外証券投資
2年国債入札
《株主総会》
テクノアルファ、ニッケ、アイケイコーポ、北興化、サンケイ化、津田駒、ユニオンツ
ール、オプトエレクト、ジャステック、グランド、リーバイス
《決算発表》
インヴィンシブル投資法人
【海外】
米1月シカゴ連銀全米活動指数(22:30)
米1月耐久財受注(22:30/前月比+2.5%)
米12月FHFA住宅価格指数(25日0:00)
米1月新築住宅販売件数(25日0:00/30万件)
米7年国債入札
《決算発表》
シアーズ・ホールディングズ、ニューモント・マイニング、コールズ、CMSエナジ
ー、ギャップ、アメリカン・インターナショナル・グループ、アプライド・マテリアルズ、オートデスク、
ターゲット