2011年1月20日(木曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
東レ(3402) コール64回
行使価格 450円
満期日 2011年03月09日
1ワラント当り原資産数 0.05
eワラント販売価格 5.60
実効ギアリング 4.89
前営業日の株価 556円 +25円
前営業日のHV(20日) 22.76
投資スタンス:短期(1週間程度)
米ボーイングは、787型機の試験飛行を再開したと発表。これを受けて、ボーイング向
けに炭素繊維を手掛ける同社に見直し買いが集まった。
17日付「日経新聞」では、同社を含む国内炭素繊維メーカーの2011年の航空機向け炭
素繊維糸材価格が昨年に比べ最大10%上昇していると報じた。炭素繊維価格の上昇要因
には、世界的な航空機需要の拡大が背景にある。昨日はこれを好感して同社株は上昇し
た。米ボーイングは、火災事故で延期されていた試験飛行を再開。1号機の納入時期も
2011年7−9月期と発表したことから、悪材料出尽くし感が出ているもよう。
19日の株価は4日続伸。節目の550円を突破し、4月5日につけた昨年来高値(561円)が
目前に迫った。全体相場が伸び悩む中、テーマ物色の流れから関連銘柄が局地的に人気化
する傾向が続いるが、その大半は中小型株となっている。大型株である同社は流動性が高
く、急騰する可能性が低い半面、過熱感も生じにくいことから息の長い上昇トレンドを描
くと判断。コールで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
01/07 ニコン<7731> 2.73 3.68 2.48 2.89 +5.8%
コール104回 1815 1910 1802 1846 (買い) +1.7%
01/06 グリー<3632> 5.03 5.04 4.56 4.75 -5.5%
コール8回 1109 1115 1081 1098 (買い) -0.9%
01/05 村田製作所<6981> 7.98 11.27 7.91 9.67 +21.1%
コール50回 5770 6210 5750 6010 (買い) +3.8%
01/04 日立<6501> 2.96 3.95 2.75 3.73 +26.0%
コール105回 440 462 436 457 (買い) +3.8%
12/29 みずほFG<8411> 3.17 3.35 2.69 3.30 +4.1%
コール255回 156 159 153 159 (買い) +1.8%
12/28 エルピーダ<6665> 2.05 3.06 1.83 3.06 +49.2%
コール70回 957 1033 940 1029 (買い) +7.5%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は軟調な展開が予想される。米国市場ではダウ平均は大きく下げていないも
のの、金融株やエネルギーセクター中心に主力セクターの下げが目立つ。東京市場でも
ここ最近賑わっているメガバンク株や資源関連中心に売り圧力が強まる公算大。半導体
関連株なども米半導体指数の大幅安などが影響しそうだ。
ドル円相場の円高含みの動きなども全般的に手控え要因に。一方、個人中心に短期売
買は活発。全体的に売り先行のあとは、小型株物色からでなおる展開が予想される。
中国は日本時間11時に主要経済統計の発表を予定しており、後場はこれをマーケットが
どのように消化するか注目される。一方、市場予想とほぼ一致するとの見方も強く反応
は限定的か。ただ、追加金融引き締めへの警戒から、中国市場をにらみながらの神経質
な展開は続きそうだ。
日経平均の予想レンジは10480円−10400円。一目均衡表では遅行スパンの位置が12月
SQの日に応答し、一日の値幅が180円に広がったタイミング。昨日の「極線」から下に
振れる可能性もあり注意したい。
19日のNY株式市場でダウ平均は12.64ドル安と反落。NASDAQは40.49ポイント安、
S&P500は13.10ポイント下落して取引を終えた。
IBMやアップルが相場をけん引する場面がみられたが、GSの10−12月期決算が嫌気さ
れたことや、予想を下回る暫定決算を発表したアメリカン・エキスプレスを中心に金融
セクターが重しとなった。業種別では素材やエネルギーセクターなどの下げも目立ち、
個別では決算を発表したGSが4.7%安、ウェルズファーゴ2.1%安、アメリカン・エキス
プレスは2.4%安となった。
ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値と比べて85円安の10485円、円建ては115円
安の10455円で終えた。
昨日の東京市場は続伸となったが、対ドルの円高進行が重しとなり上値は重かった。
東証1部の値上がり銘柄数は1049と全体の62.9%に達し、規模別株価指数はすべて上
昇。炭素繊維やチタン価格上昇を背景に素材株が商いを伴って上昇したほか、好調なマ
ンション販売統計を受けて不動産株、業績拡大期待から楽天などネット関連が堅調だっ
た。
日経平均は13日高値10620円を前にして伸び悩む展開となった。取引時間中の高値と
安値の幅は47円程度となり、これで11日連続で100円以下の動きが続いたことになる。
5日移動平均線(19日現在、10533円)や一目均衡表の転換線(10538円)などをサポ
ートに推移できるかが短期的な上昇継続のポイント。上値メドは10765円や11081円(終
値ベース)などがある。
一方、ザラ場ベースの13日高値10620円は、昨年9月1日安値を中心とした「逆三尊
型」の底入れパターンからの第一目標10636円の近似値となるため、いったん買い一巡
となった可能性も。基準線(10400円処)が最初の下値メドとなるが、12月10日からの
レンジ相場の下限10200円処などを明確に下回るような動きになってくると、9700円処
まで調整が長引くシナリオなども台頭してくると思われる。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
【国内】
コンビニエンスストア売上高(16:00)
大型ロケット「H2B」2号機打ち上げ
<<決算発表>>
ゲンキー、安川情報システム、日本鋳造、ワイ・イー・データ、光世証券
【海外】
中国10-12月期GDP
中国12月鉱工業生産(11:00)
中国12月生産者物価(11:00)
中国12月消費者物価(11:00)
中国12月小売売上高(11:00)
米新規失業保険申請件数(22:30/42.5万)
米失業保険継続受給者数(22:30/398.5万)
米12月中古住宅販売件数(21日0:00/486万)
米12月景気先行指標総合指数(21日0:00/0.6%)
米1月フィラデルフィア連銀(21日0:00/20.4)
《決算発表》
グーグル、モルガン・スタンレー、ユニオン・パシフィック、アドバンスト・マイク
ロ・デバイス(AMD)