Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望
http://www.stock-mission.com/ 2010年12月2日 発行
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□本日の結果
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12/02 12/01一般会員銘柄AP +5.16% 合計+5.16%
12/02 11/30特別会員銘柄DK +1.83% 合計+5.21%
12/02 11/30一般会員銘柄SH +8.53% 合計+20.11% 暴騰!
12/02 11/29特別会員銘柄IK +2.99% 合計+1.61%
12/02 11/29一般会員銘柄NM +4.11% 合計+7.97%
12/02 11/28特別会員銘柄OK +1.39% 合計+2.10%
12/02 11/28一般会員銘柄HS +2.44% 合計+6.65%
12/02 11/21特別会員銘柄KC +1.54% 合計+3.13%
12/02 11/21一般会員銘柄NY +3.90% 合計+4.35%
12/02 11/17一般会員銘柄JK +5.44% 合計+4.03%
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■本日の相場総括
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本日の日経平均は180円高の10,168円と大幅反発となり、5ヶ月ぶりの高値となり
ました。
米株高を背景に買い先行、その後はレンジ上限の10,200円を意識した格好で揉み
合いとなりました。
後場に入っても高値圏維持でしっかりながら方向感無く、揉み合う展開となりま
した。
短期基調は下向きから横ばいに転換、中期基調は上向き継続となっております。
米株高、円安基調を受けて朝方から主力銘柄を中心に買いが先行となり、全面高
の展開となりました。
特にオイルマネーを中心とする外国人投資家の資金が流入となり、主力株の力強
さが目立つ一日となりました。
□本日の先物動向
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先物の手口は、BNPパリバが4,136枚、MSMが2.705枚、ドイツが2,359枚、ニューエ
ッジが2,158枚、メリルリンチが1,711枚、ソシエテが1,315枚の売り越し、
JPモルガンが5,919枚、MUMSが2,153枚、ゴールドマンが1,842枚、クレディスイス
が1,322枚、UBSが1,292枚の買い越しとなっております。
TOPIXは、ニューエッジが1,727枚の売り越し、ゴールドマンが1,209枚の買い越し
となりました。
ニューエッジが利益確定の売りを出してきましたが、他のクレディスイス、ゴー
ルドマンサックス、UBS、JPモルガンの買い手口、BNPパリバの裁定買いなどが、
相場の指数を押し上げる展開となりました。
クレディスイスは連日の買い越しとなり、引き続き上値を意識する状況となって
おります。
□本日の新興市場動向
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新興市場は2指数揃って続伸となりました。
日経平均が大幅上昇となったことを受けて買いが先行となり、後場にかけて上げ
幅を拡大する展開となりました。
ただ後場中盤以降は、日経平均が伸び悩んでいたこともあり、利益確定売りによ
って上値がやや抑えられる格好となりました。
大型株中心だったことから、低位どころの動きは乏しくなりましたが、指数が停
滞した場面では、引き続き循環物色の流れが継続しそうです。
□本日の個別銘柄動向
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東証1部の1,294銘柄が上昇する全面高展開となりました。
セクター別では、デフェンシブの電力ガスと空運が小幅下落となりましたが、一
方で、機械、自動車、ハイテクなどはしっかり、証券、銀行、ノンバンクなども
買われました。
個別銘柄では、会員銘柄の日本マイクロニクス (6871)が引けにかけて上昇と
なり、目標ラインを突破しました。
また朝方はSEホールディングス(9478)が連日での大幅上昇、合計+20.11%まで
上昇となりました。
他ザラ場銘柄では、インデックス(4835)、シコー(6667)などが買われました。
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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は堅調な展開が想定されます。
昨晩が大幅上昇しているだけに上値の重さも意識されそうですが、雇用環境改善
期待、欧州財政問題拡大の歯止めへの期待などが下支え要因となりそうです。
欧州では、買い先行後やや伸び悩む場面もありましたが、スペイン債入札が好調
な内容で通過したことが安心感につながり、上げ幅を拡大する展開となっており
米Globex先物もプラスで推移しております。
昨晩の米市場は、ダウが249.76ドル高と大幅反発展開となりました。
11月ADP雇用者数が、予想を大きく上回る+9万3000人となったことを受け、週末の
雇用統計に対する期待感が高まり、買い先行の展開となりました。
その後も11月ISM製造業景況指数の結果、ゴールドマンサックスが2011年米国の
GDP成長見通しを引き上げたこと、IMFが欧州への支援を拡大するとの思惑なども
相場を支援する格好となりました。
CME日経先物は170円高の10,170円、円建ては175円高の10,175円で終了しました。
□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、クローガー、ノベルが予定されております。
経済指標は、新規失業保険申請件数、10月中古住宅販売成約指数が予定されてお
ります。
予想は、新規失業保険申請件数が42.4万件(前回40.7万件)、
10月中古住宅販売成約指数が前月比-1.0%(9月-1.8%)となっております。
新規失業保険申請件数は前回の減少の反動増の予想となっております。
ただ昨晩のADP雇用報告の予想を上回る結果を受け、予想を下回る内容になる可能
性が指摘されております。
□その他海外注目材料
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ドル円は、84円50銭、85円に本邦輸出企業の厚いドル売りオーダーがあるとされ
ております。
ただ米雇用の改善期待でドル優位の動きとなっており、例えユーロ売りとなって
もドルの優位性からドル円は下げにくいと見られております。
要人関連では、プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁、ブラード米セントルイ
ス連銀総裁、デューク米FRB理事がそれぞれ講演を予定しております。
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■明日の展望
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明日も堅調な動きが期待されます。
大幅上昇の翌日、米雇用統計を控えるなどから、上値が重くなることも想定され
ますが、本日同様に個別で主力株が強い動きを示せば、現物サイドから指数を押
し上げる展開も想定されます。
また欧州財政問題の拡大に歯止めがかかり、ユーロ安が巻き戻って円安基調に傾
くようなら、日本株にとってさらに追い風となってきそうです。
□テクニカル分析からの展望
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日経平均は大幅反発となり、直近戻り高値を更新、上放れとなりました。
ボリンジャーバンドの+1σも回復し、+2σを目指すレンジに戻り、+2σは10,387
円まで上昇しております。
高値を更新したことで短期上昇トレンドも維持した格好となり、陰転した新値三
本足は再び陽転となり、陰転はダマシとなりました。
10,200円ラインがレンジ上限ということもあり上値が重くなりそうですが、5日線
の上昇を待ちながら、さらに上値を目指す展開が期待されます。
□総括・今後の方針
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海外の外部環境が好転し、国内は材料不足ながらテクニカル的な強さを見せたこ
とから買い安心感が拡がる結果となりました。
ここから先はやや上値が重くなりそうですが、海外勢の資金が強い動きで流入し
ていることから、日柄調整をこなしながら高値更新の流れが続くことが期待され
るところです。
個別では、短期回転重視の銘柄は寄り付き後にやや売られる銘柄が目立ちました。
主力株に資金が集中したことが背景ですが、指数の上値がやや重くなり、大型株
が揉み合う場面では再び短期資金が中小型どころに流れてくる循環物色の継続が
想定されます。
じっくり銘柄と短期回転狙い双方を織り交ぜつつ、買い継続で見ていきたいとこ
ろです。
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□本日のメルマガ銘柄
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住友重機械工業 (6302)
現在値:534円
直近高値の530円を終値ベースで上回って上放れ展開となりました。
これで7月14日の560円どころが視野に入ってきており、上昇する25日線に支えら
れる格好で、年末にかけてゆっくり上昇していく展開に期待します。