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2012年9月14日金曜日

NY株、横ばい=FOMC声明待ち〔米株式〕(13日午前)


【ニューヨーク時事】13日午前のニューヨーク株式相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を前に様子見姿勢が一段と強まり、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値とほぼ同水準で推移している。
午前10時現在は、ダウ平均が2.40ドル高の1万3335.75ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同2.60ポイント高の3116.91。


前日から2日間の日程で開かれている米連邦公開市場委員会(FOMC)をめぐり、市場では量的緩和第3弾(QE3)の実施に対する期待が高まっている。
このため、米株相場は前日に約4年8カ月ぶりの高値を付けたものの、政策決定が目前に迫ったこの日は、発表内容を確かめたいとの思惑から商いを手控える傾向が強まった。


一方、朝方に発表された前週までの新規失業保険申請件数は大幅に増加。
前週比1万5000件増の38万2000件と、37万件との市場予想(ロイター通信調べ)を大きく上回った。
しかし、市場の様子見姿勢が強まる中で株式相場への影響は限定的となった。
同時に発表された8月の卸売物価指数(PPI)は前月比1.7%、コアは0.2%上昇した。


個別銘柄では、アップルが前日の新型スマートフォン(多機能携帯電話)発表を受けた買いが続き、1%強の上昇。
米食品大手ドール・フードは、伊藤忠商事との加工食品事業の売却交渉を受けて前日買われたものの、この日は売り優勢となった。
また、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・チェースなど銀行株が弱含んでいるほか、ナイキ、ラルフ・ローレンなど服飾関連の下げが目立つ。

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