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直近の決算発表予定

2011年2月10日木曜日

トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント

トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント


2011年2月10日(木曜日)

<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
トヨタ(7203)     コール150回
行使価格    4000円
満期日          2011年06月08日
1ワラント当り原資産数  0.01
eワラント販売価格    1.92
実効ギアリング      7.59
前営業日の株価      3670円 +180円
前営業日のHV(20日)  27.79
投資スタンス:短期(1週間程度) 

同社のリコール(回収・無償修理)問題を調べていた米運輸省と米航空宇宙局は8日、
約10カ月に及ぶ調査の結果、電子制御システムに急加速を引き起こすような欠陥は見当
たらなかったとの最終報告書をまとめた。同社の主張が第三者機関により全面的に認め
られた形となり、同社に対する信頼回復や損害賠償訴訟の行方にポジティブな影響を与
える材料となる。

 また、8日に発表された3Q累計業績は、営業利益が4222億円(前年同期比8.1倍)、純
利益が3828億円(同3.9倍)。円高の影響はあったが、国内における販売台数がほぼ横ば
いで推移したことや、アジアなどを中心に販売台数が増加したことが寄与した。増益要因
は営業努力が5700億円、原価改善努力が1200億円、減益要因は為替の影響が2200億円、諸
経費の増加が700億円としている。

 さらに、今期の世界販売台数見通しを741万台→748万台(前期比3%増)に引き上げた。
これに伴い、通期の営業利益予想を3800億円→5500億円(前期比3.7倍)、純利益予想を
3500億円→4900億円(同2.3倍)と上方修正した。

 9日の株価は大幅高。好材料が立て続けに出たことで買い戻しが殺到した。特にリコール
問題の決着に道筋がついたことは大きなインパクトがあり、株価も1月14日の高値(3595円)
を一気に上抜けしたことで上値追いに弾みが付くと判断コールで臨みたい。

<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
    P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益

01/31 JFEHD<5411>  1.56 1.57 0.78 1.04 -33.3%
プット79回  2593  2852 2588 2742 (売り) -5.7%

01/28 伊藤忠商事<8001>  9.07 9.22 7.04 7.73 -14.7%
コール31回  918   920 892 897 (買い) -2.2%

01/27 エーザイ<4523>   5.66 5.84 4.47 4.66 -17.6%
プット9回  2814  2919 2810 2907 (売り) +3.3%

01/26 日立<6501>     3.17 4.04 3.07 4.04 +27.4%
コール105回  451   465 444 463 (買い) +2.6%

01/25 ホンダ<4502>    7.09 9.52 7.09 8.07 +13.8%
コール116回  3395   3555 3390 3475 (買い) +2.3%

01/24 武田薬品<4502>   2.02 2.40 1.84 1.96 -2.9%
コール98回  3980   4040 3960 3970 (買い) -0.2%

*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと

「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。


<きょうの見通し>

 東京市場はもみ合いへ。寄り前に12月の機械受注(予想は前月比5.0%)が発表され
る。予想を上回る結果には素直に反応する可能性はあるが、そこからの材料に乏しく、
中国市場が始まるまでは神経質な展開が予想される。中国が15日に発表する1月消費者
物価は高い伸びが見込まれるだけに、追加引き締めに対する警戒感はくすぶる。先物市
場も来週からの大証新システム稼動や制度変更などを前に手控えムードが強まろう。通
信や電力などのディフェンシブ系の銘柄への物色が目立つ展開か。
 日経平均の予想レンジは10700円−10600円。5日移動平均線の上昇が続くなか、昨日
の陰線に対してはらみ足のイメージもあろうか。また、きょうは2月限のオプションSQ
算出日。日経平均の終値がSQ値を上回れば、翌週以降の相場は堅調、下回ると軟調にな
るというアノリーもある。

 9日のダウ平均は前日比6.74ドル高と8日続伸。NASDAQは7.98ポイント安、S&P500は
3.69ポイント下落して取引を終えた。
 バーナンキFRB議長による下院予算委員会での証言で「今年の経済成長は家計・企業
の自信回復などで加速」「QEプログラムは300万人の雇用創出の力となる」、などの発
言が好感されたが、高値警戒感から戻り売りが優勢の展開となった。
 業種別ではエネルギーや金融などが下落。ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値
と比べて10円高の10630円、円建ては5円高の10625円で終えた。

 昨日の東京市場で日経平均は反落、TOPIXは4日続伸となった。東証1部の騰落状況は
上昇778、下落723でほぼ拮抗。好材料が相次いだトヨタが大幅高したほか、決算期待で
日産も商いを伴って上昇。その一方で、オフィス空室率悪化で不動産が軒並み安となっ
たほか、中国利上げで資源関連が軒並み安となった。
 日経平均は買い優勢スタートから失速し、ローソク足は前日の極小レンジを包む陰線
となった。5日移動平均線(9日現在、10564円)上を維持しており、短期上昇基調は継
続と見られる。一目均衡表では転換線(10442円)からの離れが気になるところだが、
同線の上昇は続く見込み。遅行線の位置が年初に一段高となったタイミングにくるた
め、騰勢を強められるかが注目される。
 一方、1月21日ザラ場安値(10257円)に対して、31日安値(10182円)は切り下げて
反発。1月13日高値(10620円)に対して、切り下げた値幅と同等幅切り上げて反落する
とすれば、いったん基準線(10442円)あたりまで調整する可能性も考えられる。
 上値メドは、10765円、10941円、11081円など。下値メドは200日線(9846円)や9700
円処がある。


<きょうの予定>

記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)


【国内】
12月機械受注(8:50/前月比5.0%)
1月企業物価指数(8:50/前年比1.4%)
1月と10年産業機械受注額
12月と10年環境装置受注額
オプションSQ
《決算発表》
日揮、森永乳業、明治HD、伊藤ハム、サッポロHD、キリンHD、三越伊勢丹HD、
マクロミル、IIJ、トクヤマ、電通、関西ペイント、ライオン、ノーリツ、ファンケ
ル、住友大阪セメント、ワタミ、オリンパス、第一生命、T&DHD、東京急行電鉄、
小田急電鉄、東京精密、太平洋金属、マツキヨHD、中外鉱業、三井松島産業、コムシ
スHD、ミサワホーム、長谷工コーポレーション、西松建設、前田建設工業、戸田建
設、前田道路、東亜建設工業、五洋建設、協和エクシオ、日本工営、中外炉工業、大氣
社、林兼産業、サカイオーベクス、日本バイリーン、芦森工業、豆蔵OSHD、インフ
ォテリア、石原産業、エア・ウォーター、大陽日酸、ぴあ、大幸薬品、大日本塗料、ラ
ウンドワン、日本農薬、ノリタケ、黒崎播麿、太平洋金属、井関農機、東洋エンジニア
リング、日本コンベヤ、油研工業、蛇の目ミシン工業、日本ピストンリング、電気興
行、日本コロムビア、タチエス、プレス工業、三城HD、エイベックスGHD、リンテ
ック、ナカバヤシ、美津濃、ニプロ、十六銀行、富士火災海上保険、明和地所、セイノ
ーHD、光通信、常磐興行、サンドラッグ

【海外】
豪1月雇用統計(9:30)
中国1月貿易収支(11:00)
米新規失業保険申請件数(22:30/41.0万)
米失業保険継続受給者数(22:30)
米12月卸売在庫(11日:0:00/0.8%)
米1月財政収支(11日4:00/-590億)
OPEC月報
IEA月報
米30年国債入札
前原外務大臣が訪露(〜13日)
《決算発表》
ペプシコ、クラフト・フーズ、グッドイヤー・タイヤ、スプリント・ネクステル、クレ
ディ・スイス

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