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2011年1月27日木曜日

トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント

トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント

2011年1月27日(木曜日)

<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
エーザイ(4523)    プット9回
行使価格    2900円
満期日          2011年05月11日
1ワラント当り原資産数  0.02
eワラント販売価格    5.67
実効ギアリング      -6.17
前営業日の株価      2807円 -147円
前営業日のHV(20日)  20.73
投資スタンス:短期(1週間程度) 


 同社は1月25日、重症敗血症治療剤「エリトラン(E5564)」の承認申請延期と、てん
かん治療剤「ペランパネル(E2007)」に関する申請予定(来12.3期1Qめど)について発表
した。

 クレディ・スイスでは、開発最終段階にあったエリトランの申請延期は、事実上の開
発中止と考えられると言及。株価にはネガティブとして、投資評価を「Outperform」→
「NEUTRAL」、目標株価を3800円→3000円と引き下げた。同薬については、アルツハイ
マー型認知症治療剤アリセプトのライフサイクルマネジメントと並ぶ大きな株価材料と
して注目し、13.3期に売り上げ35億円、14.3期140億円、15.3期220億円と見積もってい
たが、今回の結果を反映し、業績予想を下方修正した。

 バークレイズでは、エリトランに対して強気にみていたため、申請延期をネガティブ
と判断。コンセンサスでも成功確率30〜50%程度を見込んでいたと推察し、成長ストー
リーを練り直す必要があると言及した。エリトランの売り上げ予想を除く一方で、今後
は成長に必要な新薬の開発強化の必要があるとみて、研究開発費予想を増額修正。投資
判断を「オーバーウエイト」→「イコールウエイト」、目標株価を3200円→2700億円と
引き下げた。

 シティGでは、エリトランの開発が極めて困難になったと判断し、業績予想から削除
した。従来予想では、12.3期50億円、13.3期100億円、14.3期200億円、15.3期300億円
の売り上げ寄与を見込んでいた。これを踏まえ、投資評価を「1M(買い/中リスク)」
→「3M(売り/中リスク)」へ2段階引き下げ。目標株価を3500円→2600円と見直した。

 26日の株価は大幅安。承認申請延期とそれに伴う相次ぐ格下げで、ディフェンシブ性
の強い医薬品株ながら5%近い下げとなった。昨年10月27日につけた安値(2743円)の更
新は時間の問題で、PBR2倍のバリュエーションの水準訂正から下値模索が続くと判断。
プットで臨みたい。


<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
    P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益

01/17 ファストリ<9983>  4.09 4.44 2.96 3.21 -21.5%
コール102回  12870  12990 12460 12470 (買い) -3.1%

01/14 京セラ<6971>    2.18 2.32 1.17 1.31 -39.9%
コール90回  8590  8660 8310 8320 (買い) -3.1%

01/13 イビデン<4062>   2.78 3.24 2.51 2.71 -2.5%
コール44回  2841  2918 2797 2861 (買い) +0.7%

01/12 新日鉄<5401>    1.16 1.21 0.44 0.57 -50.8%
コール114回  306  308 288 293 (買い) -4.2%

01/11 第一生命保険<8750> 1.16 1.21 0.81 0.83 -36.1%
コール5回  138500 140000 136400 136600 (買い) -1.3%

01/07 ニコン<7731>    2.73 3.68 2.48 2.89 +5.8%
コール104回  1815  1910 1802 1846 (買い) +1.7%


*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと

「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。


<きょうの見通し>

 東京市場はもみ合いが予想される。材料難のなか戻り売りが意識される一方、押し目
買い意欲も強く底堅い展開が続きそうだ。機械などの新興国関連からハイテク、国際優
良株などへの入れ替えの動きがみられよう。
 きょうは野村が「日本割安低位株投信1101」(上限は1000億円)を設定する。流動性
や低位、PBR・ PERの観点から割安な銘柄を選定するとしており、朝方から動意付く関
連銘柄には思惑が働きやすく、短期資金が集中する可能性はあろう。
 日経平均の予想レンジは10480円−10400円。一目均衡表では来週初の基準線(10401
円)の上昇までに同線上を維持できるかがポイント。21日の大陰線高値(10461円)を
一時上回ったことで下値不安はやや解消されたが、新値三本足は既に陰転していること
や、200日移動平均線などが下落基調に入っていることにも注意したい。

 26日のダウ平均は前日比8.25ドル高と小幅反発。NASDAQは前日比20.25ポイント高、
S&P500は同5.45ポイント上昇して取引を終えた。
 10−12月期決算を発表したボーイングが重しとなったが、予想より強い12月の新築住
宅販売件数の結果を好感。ダウ平均は一時43.33ドル高と2年半ぶりの水準まで上昇する
場面もあったものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)で景気に対しての慎重な見方が示
され、終盤にかけて上昇幅を縮小する展開となった。
 ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値と比べて35円高の10455円、円建ては20円
高の10440円で終えた。

 昨日の東京市場は反落。東証1部の値下がり銘柄数は1076と全体の64.4%、売買代金
は1兆2334億円と3週間ぶりの低水準に留まった。国際優良株や資源関連が軒並み安とな
り下げを主導。一方で、好業績の内需株としてネット関連が堅調。米コーニングの好決
算でガラス株も逆行高した。
 日経平均は10400円処に集中した節目が意識され下値は限定的となったが、終日小動
きが続き取引時間中の値動きは48円程度。依然として下げが続く5日移動平均線など
が、上値を抑える要因となった。
 週初からの反発を否定するムードもあったが、スピード調整完了から値固めを経て上
昇継続を疑う局面は続く。20日の下げで形成したマド(10534円)などを一気に埋め戻
すことが出来るかに注目したい。
 週足の一目均衡表では転換線(10269円)をサポートにして下値を維持できるかどう
か。来週は転換線の上昇が強くなるタイミングでもあるため、今週はなんとか同線上を
維持したいところだ。


<きょうの予定>

記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)


【国内】
12月貿易収支(8:50)
《銘柄異動》
ヤーマン
《株主総会》
東日本ハウス、アイ・ケイ・アイ、くらコーポレーション、アオハタ
《決算発表》
日清食品HD、日本電気硝子、コマツ、アドバンテスト、京セラ、日本車輌、小糸製作
所、任天堂、キヤノン、ジュピターテレコム、NEC、高岳製作所、富士電機HD
【海外】
NZ準備銀行金融政策決定会合
米12月耐久財受注(22:30/1.5%)
米新規失業保険申請件数(22:30)
米11月中古住宅販売成約指数(28日 0:00/前月比1.1%)
米7物国債入札
《決算発表》
マイクロソフト、AT&T、イーライリリー・アンド・カンパニー、キャタピラー、タ
イム・ワーナー・ケーブル、アマゾン・ドット・コム、P&G

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