トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
2010年12月21日(火曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
ホンダ(7267) コール117回
行使価格 150円
満期日 2011年05月11日
1ワラント当り原資産数 0.02
eワラント販売価格 4.13
実効ギアリング 6.19
前営業日の株価 3280円 +45円
前営業日のHV(20日) 22.19
投資スタンス:短期(1週間程度)
同社は12月16日、インド二輪車合弁会社のヒーローホンダの保有株式(発行済み株式
数の26%)を売却すると発表した。
クレディ・スイスでは、ヒーローホンダの時価総額から売却額は1610億円程度と試算
した(17日付『日経新聞』では800億〜1100億円と報道)。売却による連結当期純利益
への直接影響は、今11.3期で1.6%、来12.3期に2.2%と限定的と見込まれ、業績や成長
力に大きな影響はないと指摘。今後は100%子会社を中心に拡販を計るため、成長を阻
害する提携条件がなくなり、経営の自由度が高まると判断。積極的な戦略をとりやすい
とみて、投資評価「OUTPERFORM」、目標株価3900円を継続した。
20日の株価は4日続伸。3200円台でのもみ合いが上放れの兆しをみせており、1月15日
につけた年初来高値(3410円)に迫っている。新興市場での二輪拡販期待から株価モメ
ンタムがさらに強まると判断。コールで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
-------------------------------------------------------------------------
12/10 東芝 <6502> 2.99 3.07 2.32 2.47 -17.3%
プット99回 432 443 427 439 (売り) +1.6%
12/09 ヤフー<4689> 4.75 5.13 3.60 3.72 -21.6%
プット116回 31200 32300 30700 32050 (売り) +2.7%
12/08 コマツ<6301> 4.63 4.92 3.66 4.38 -5.3%
コール60回 2483 2511 2415 2491 (買い) +0.3%
12/07 JFE<5411> 1.58 2.27 1.51 2.20 +39.2%
コール79回 2719 2868 2703 2854 (買い) +4.9%
12/06 任天堂<7974> 4.35 5.24 4.23 4.69 +7.8%
コール149回 23260 24150 23210 23690 (買い) +1.8%
12/03 ソニー<6758> 2.47 2.49 1.98 2.28 -7.6%
コール178回 3050 3055 2977 3040 (買い) -0.3%
12/02 SUMCO<3436> 3.91 6.80 3.44 6.60 +68.8%
プット53回 1332 1385 1098 1103 (売り) +17.2%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は選別物色が続きそうだ。海外投資家の一部がクリスマス休暇に入っている
一方で、祝日を控え国内の市場参加者の減少が予想され、主力株への押し目買いは限定
的か。中国市場や為替相場をにらみながら、先物主導で神経質な展開が予想される。
日銀金融政策決定会合の結果待ちだが、金融政策は据え置かれる見通しで材料視されそ
うにない。
日経平均の予想レンジは10280円−10130円。11月17日安値と12月1日安値を通る下値
支持線を若干下回っており、反発局面でも一目均衡表の転換線(10278円)が上値抵抗
と予想される。早々に10300円処を越えられるかが、短期上昇トレンド継続の条件か。
20日のダウ平均は前日比13.78ドル安と小幅続落。NASDAQは6.59ポイント高、S&P500
は3.17ポイント上昇し、連日の高値更新で取引を終えた。
欧州や北米で寒波が到来し、暖房需要が高まるとの観測からエネルギーセクターが買
われた。一方、当局によるインターチャージ・フィーに対する規制への懸念がくすぶる
アメックスが3.4%下げたほか、カタール航空が開発の遅れている「787」型機をキャン
セルする可能性を示唆したボーイングが2.7%安となり、指数の重しとなった。
ドル建てCME225先物は昨日の大証日中終値と比べて75円高の10305円、円建ては35円
高の10265円となった。
20日の東京市場は続落。日経平均の日中値幅は118.4円と今月2度目の(波乱のSQ算出
日の179.4円に次ぐ)大きさとなった。東証1部の値下がり銘柄数は1102と全体の66.0%
に達し、規模別株価指数はすべて下落。対ユーロでの円高進行を受けて国際優良株が軟
調だったほか中国株安で資源関連に売りが膨らんだ。その一方で、中小型株や内需関連
が底堅く推移し、相場を下支えした。
日経平均の週足では5週続けて52週移動平均線がジリ高となってきたが、株価の動向
次第では今週から下げに転じる見込みでややネガティブ。週足の一目均衡表では雲のネ
ジレが生じるため変化週として注意したい。
短期的な上値メドは、8月31日安値〜10月6日高値までの上昇幅を10月6日高値からの
上昇としたE計算値の10558円や、10月6日高値〜11月1日安値までの下落幅の2倍を10月6
日高値から上げた10765円など。下値メドは、25日移動平均線(20日現在、10117円)や
日足基準線10033円、200日移動平均線(20日現在、9917円)などがあげられる。
変化日候補として注目されるのが、12月21日、30日などがある。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
--------------------------------------------------------------------------
【国内】
皆既月食
10月全産業活動指数(13:30)
日銀目標金利(無担保コール翌日物/0.1%)
白川日銀総裁定例記者会見(15:30)
《新規上場》
JMNC
《株主総会》
MDNT、ウェッジHD、ユニカフェ、ジョルダン、ドワンゴ、セプテーニHD、E
G、フィンテック
《決算発表》
ツルハHD、ツヴァイ、イオンファン、イオンモール、アークランド、ニトリHD
【海外】
米ABC消費者信頼感指数(22日7:00)
《決算発表》
カーマックス、ナイキ、コナグラ・フーズ