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◆『投資で財を成した先人の知恵ほど、価値のあるものはありません』
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世界3大投資家のひとり、ジム・ロジャーズの名言や彼の経歴を知ることで
わたしたちが達成したい、いくつかの課題は解消されたも同然です。興味の
ある方は、ぜひジム・ロジャーズのたどった道に目を通してみてください。
【ジム・ロジャーズの名言】
・相場で勝つためには、まだ誰も気がついていないコンセプトや、まだ発見
されていない変化を先取りしなければならない。
・上海は、私たちが生きている間に、21世紀資本主義のエメラルドシテイ
になるかもしれない。
・幸運は、常に努力を怠らない人のもとへ訪れる。
・初めのころの損から多くを学んだ。
・自分で調べた会社の株を買いなさい。さもなければ、家で映画を見ている
方がいい。
まさに相場格言そのものです。
ご存知の方もいるでしょうね。しかし、よく知らないという方は、続きをご
覧ください。
【ところで、ジム・ロジャーズってどんな人?】
ジム・ロジャーズとともに世界3大投資家といえば、ジョージ・ソロスとウ
ォーレン・バフェットですね。投資経験が豊富な個人投資家なら、ほとんど
がこの3人の名前は知っています。
ウォーレン・バフェットは、ファンダメンタルズを重視した投資手法で知ら
れ、「賢明なる投資家」の著者ベンジャミン・グレアムの愛弟子としても有
名です。
それに対して、ジョージ・ソロスといえば、ヘッジファンドの先駆者でもあ
るクォンタム・ファンドの首謀者として、10年間で3365%の投資収益
を生み出し、1992年9月のイギリスポンド危機では、100億ドル以上
の空売りを仕掛け、「イングランド銀行を潰した男」として一躍、その名を
世界に轟かせました。
そのクォンタム・ファンドのもうひとりの創設者こそ、ジム・ロジャーズな
のです。ジム・ロジャーズとジョージ・ソロスは、一緒にクォンタム・ファ
ンドを立ち上げた1973年より数年前に偶然、知り合っていたのです。
その後、ジム・ロジャーズは1980年に考え方の違いなどから、ソロスの
もとを離れ、巨万の富を得て37歳で引退したあとも、個人投資家として活
躍します。
そのかたわら、生涯の夢でもあったバイクで世界一週の旅をします。その記
録は『大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く』として出版されています。
長期投資のスタイルで今も現役個人投資家のジム・ロジャーズは、「私は人
生を楽しむ自由を手に入れたかった」として、投資の世界で夢を実現したの
です。
【人生を変えてしまう出会い】
ジム・ロジャーズとジョージ・ソロスが出会って、その後のふたりの人生が
激変したように、人と人との出会いが人生を大きく変えてしまうことは多い
ものです。
しかし、人生が劇的に変わる出会いは、そう多くはありません。しかも、世
界3大投資家のうちのふたりになろうとは、きっと、クォンタム・ファンド
を立ち上げた直後には、本人たちも含めて誰もが想像さえできなかったはず
です。
投資の世界で勝ち残っていこうと願う個人投資家は、五万といますが、現実
に生き残っていける個人投資家は少ないというのが実情です。
【いっそのこと、ジム・ロジャーズに会ってみませんか】
こんな選択肢があることが信じられますか?仕事でも人生でもそうですが、
積極的に自ら扉を開けることでチャンスを手にすることは多いものです。
これを人は、「チャレンジ」と呼びます。「チャレンジ」が人生を大きく変
える手段だということは誰もが知っていますが、出会いはそのほとんどが何
の奇跡も起こしません。しかし、稀に「偶然」のような「必然」を伴って奇
跡はスタートします。
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【2】2010年の重大ニュース
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今年もさまざまな出来事がありました。読者の皆さまにもそれぞれ、印象に
残ったニュースがあることと思います。国内や海外、また金融関係でもさま
ざまなニュースとともに、株価、為替、金などの価格が大きく変動する1年
でした。
年初は、東京証券取引所のシステム「アローヘッド」が導入されるというこ
とで、売買のやり方が大きく変わってしまうという投資家の懸念の声さえあ
りました。JALの破たん、第一生命のIPO(上場)、政府・日銀による
為替介入など、相場変動も大きく市場から目が離せない場面もたくさんあり
ました。
一方では金価格の上昇が止まらず、原油価格をはじめ商品市況も価格の高騰
が続いています。中国などの新興国が成長することで、今後も商品市況の上
昇は続く公算です。商品のETFが2011年には主役として賑わうかもし
れません。
アップルのiPad、iPhoneをきっかけ、来年はスマートフォン市場
の急成長も見込まれます。
そんな今年の重大ニュースをまとめてみました。書き切れないニュースもた
くさんありますが、今年を振り返る材料として、参考になればと思います。
【国内一般】
・日本畜産市場最悪の口蹄疫被害
・小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還
・アイスランドで火山噴火
・尖閣諸島問題
・113年間で最も暑い夏
・全国で不在高齢者続出
・相撲界の野球賭博問題
・たばこ大幅増税・・・など
【海外】
・ハイチでM7.0 23万人死亡
・メキシコ湾で原油流出
・アイスランドで火山噴火
・北朝鮮が韓国を砲撃
・上海万博開催
・チリ鉱山落盤事故
【金融】
・東証がアローヘッドを導入
・日本航空(JAL)が破たん
・トヨタ自動車のリコール問題で豊田章男社長が米公聴会に招致
・アップルがiPadを発売
・第一生命がIPO(上場)
・金価格高騰
・日本振興銀行の破たんと、初のペイオフ実施
・約15年ぶりの円高水準。1ドル80円24銭(11月1日)
・政府・日銀が04年3月16日以来、6年半ぶりとなる為替介入を実施
・GMが再上場
・ギリシャ・ショックで世界同時株安
・アイルランドの財政危機
・米国のQE2(量的金融緩和)で米国ダウ平均株価は年初来高値へ
さて、2011年は皆さまにとってどのような1年になるのでしょうか。ま
た、国内、世界で数多くの出来事が起きることでしょう。兎年の株価は堅調
というのが過去の経験則らしく、市場関係者はそろって来年は良い相場にな
ると期待しています。
どうぞ、良いお年をお迎えください。
2011年も「みんなの株式」を引き続き、よろしくお願いいたします。
鮎川 良