2012年10月10日水曜日
日経電子版 マーケット(10/10)
【編集部から】
東京では久々の開催となる国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会が始まり
ましたが、マーケットはほとんど反応薄。当局があれこれ口で言っても、本当に実行
されるのかどうか、市場は冷静にみています。大臣クラスがいくら「円高には断固た
る措置を」とコメントしたところで、円高が是正されたためしはありません。言うだ
け番長の異名を取る高官がいますが、やるだけ番長はどこかにいないものでしょうか。
それくらい今の日本株相場は手詰まりで、じりじり小口の売り物に押される展開で
す。月末に本格化する9月中間決算と日銀の金融政策決定会合までは、上値の重い展
開になりそうですが、米国発あたりの明るい兆しを見落とすことがないよう、海外の
ニュースにも目を向けたいものです。「NY特急便」「Wall Street通信」などにも
ご注目ください。
(マーケット編集長 鈴木亮)
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