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2010年12月24日金曜日

【株】Stock Mission 本日の相場総括・明日への展望

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Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望

http://www.stock-mission.com/         2010年12月24日 発行
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□本日の結果
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12/24 12/23特別会員銘柄DC +4.53% 合計+4.53%
12/24 12/23一般会員銘柄IH +14.49% 合計+14.49% 暴騰!
12/24 12/08一般会員銘柄NI +0.44% 合計+7.62%

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■本日の相場総括
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本日の日経平均は67円安の10,279円と続落となりました。
東京市場が休場中の米市場は概ね堅調でしたが、為替の円高進行が嫌気される格
好で売りが先行となりました。
その後も週末要因、クリスマス休暇で外国人投資家が不在の中で、小口の利益確
定に押される格好で安い水準での揉み合いとなりました。

短期基調は横ばい、中期基調は上向き継続となっております。
欧米市場がクリスマス休暇入りで休場または短縮取引となる中で、商いが低迷し
買い主体の外国人投資家の動きが乏しくなったことを受けて、短期的な利益確定
が優勢となる展開が続きました。
ただ一方的に売られる展開にも至らず、あくまで一時的な動きに止まった可能性
もあり、クリスマス休暇明けの展開が注目されます。


□本日の先物動向
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先物の手口は、クレディスイスが1,025枚の売り越し、野村が1,504枚の買い越し
となっております。
TOPIXは、MSMが1,507枚、UBSが1,037枚の売り越し、BNPパリバが1,247枚の買い越
しとなりました。

ほとんど手口らしいものはありませんが、朝方のクレディスイス、UBSの売りや
野村、BNPパリバの裁定解消の動きが指数を押し下げました。
その後は先物に動きはまったく無く、朝安後は横ばいとなりました。


□本日の新興市場動向
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新興市場はまちまちとなり、ジャスダック平均が続落、マザーズ指数が反発とな
りました。
一昨日に売られたリバウンドの動きから、マザーズの一角に買いが入りましたが、
週末要因もあり買いの手は拡がらず、ジャスダックは安いところでの動きに終始
しました。
本日は限定的な動きとなりましたが、堅調な動きは継続していると見られます。
そろそろ新興市場も伸びきってピーク感があるとの見方が拡がってきております
が、割安銘柄出遅れ銘柄などを中心に短期的には狙えるものもありそうです。


□本日の個別銘柄動向
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東証1部の1,167銘柄が下落とほぼ全面安とも言えるような商状となりました。
セクターでは、バルチック海運指数の下落と海運大手の売りレーティングなどを
受けて海運が下落率トップ、他、鉄鋼、非鉄、商社も軟調となりました。
また円高を受けて自動車、ハイテクも軟調、銀行、保険、証券、ノンバンクなど
金融セクターも軒並み売られました。
一方で商品価格の上昇を受けて、資源、石油は堅調となりました。

個別銘柄でも利益確定に押される銘柄が目立つ展開となりましたが、会員銘柄で
は、インターライフホールディングス (1418)が14%超の大暴騰となりました。
場中銘柄では、フリービット(3843)、イーガーディアン(6050)、木村化工機(6378)、
ケネディクス(4321)などが買われました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は、クリスマスの振替休日となりNY市場は休場となります。
欧州市場では引き続き財政問題がメインテーマとなってきており、格付け会社の
動向が警戒されております。
欧州は小動きながら小安いスタートとなっており、材料難からも小動きに止まっ
ております。
ただユーロ円がジリジリと安くなり、連動してドル円もジリ安となっていること
が気になるところです。

22日の米市場はダウが26.33ドル高となりました。
7-9月期GDP確定値が予想を下回る内容だったものの、5四半期連続でのプラス成長
を維持したことにより悪材料視はされませんでした。
昨晩は、ダウが14ドル高、ナスダックが5.88ポイント安とまちまちとなりました。
11月新築住宅販売が予想を下回りましたが、11月耐久財受注や新規失業保険申請
件数、12月ミシガン大学消費者信頼感指数は概ね予想通りとして、反応は限定的
となりました。
クリスマスの祝日を前に手控えムードの強い閑散取引となりました。
CME日経先物は10円安の10,320円、円建ては55円安の10,275円で終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は予定されておりません。
経済指標の発表も予定されておりません。


□その他海外注目材料
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ドル円は、ユーロ円の動きが重い状況に連動した動きになりやすい状況です。
84円前半から85円にかけては本邦実需筋のドル売りオーダーが上値を抑える格好
となっており、82円を割り込むようなら下落余地を探る動きが強まる可能性も指
摘されております。


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■明日の展望
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来週は堅調な展開が想定されます。
高値揉み合い日柄調整を続ける中で、年末株高の意識の高まりが期待されます。
ただ27日は年内受渡最終日となり、年間の損失確定の最終日となることから、個
人投資家の損失確定売りが出る可能性はあります。
一方でクリスマス休暇明けの外国人投資家が、スピード調整となっている日本株
を拾ってくることも想定され、12月のSQの10,420円を捉えるようなら、10,500円
の節目や昨年末の10,546円が意識される可能性もありそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は続落となり、5日線及び一目均衡表の転換線、ボリンジャーバンド+1σ
を下回りました。
ただ下げを加速する動きには繋がらず、パラボリックの陰転も発生しておらず、
週足では陽線形成で雲突破の強い動きが継続しております。
テクニカル的には上下どちらにも動ける状況にあり、日足基準線が上昇してくる
動きに呼応できれば年末高に向けた動きも期待されます。
一方で短期的に200日線が下げに転じる可能性があり、これに呼応するようなら、
短期調整ムードが強まる可能性があります。


□総括・今後の方針
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欧米のクリスマス休暇、週末要因、円高進行を受け売り優勢の展開でしたが、相
場の強い展開は変わらずとなっております。
年末株高に繋がるかどうかは来週初の動きを見たいところですが、本日マザーズ
指数が反発したように個別銘柄物色の流れは継続することが期待されます。
ここまでスピード調整となった銘柄の短期リバウンドの動きにも期待できそうで
す。

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