トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント
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2010年12月24日(金曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
住友金属鉱山(5713) コール128回
行使価格 1500円
満期日 2011年05月11日
1ワラント当り原資産数 0.02
eワラント販売価格 2.81
実効ギアリング 5.08
前営業日の株価 1426円 +59円
前営業日のHV(20日) 22.87
投資スタンス:短期(1週間程度)
三菱UFJMSでは、◆伝統的な製錬のほか川上の資源事業も収益に貢献している点、
◆ニッケル製錬に関して高い競争力をもつこと、◆資源事業の保有権益の時価評価が潜
在的企業価値を下支えしている点、──などを評価。今11.3期から13.3期にかけて連続
2ケタ営業増益になるとみて、投資判断を新規に「Outperform」、目標株価を1700円とし
てカバレッジを開始した。
営業増益のけん引役は、資源事業と製錬事業のニッケル。製錬事業は買鉱条件がある
ためメタル市況上昇の恩恵を必ずしも受けることはできないが、資源事業はメタル市況
の上昇の恩恵を直接的に享受することができると指摘した。
22日の株価は続伸。終値ベースでは11月11日以来となる1400円台を回復した。商品市
況の上昇を背景に強気の見方が増えており、株価も25日移動平均線上で下値固めが進ん
でいる。10月14日の年初来高値(1455円)の更新も視野に入ったと判断。コールで臨み
たい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
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12/14 新日鉄<5401> 1.61 1.98 1.33 1.46 -9.3%
コール114回 300 308 297 300 (買い) +0%
12/13 三菱商事<8058> 2.92 3.77 2.81 3.06 +4.8%
コール90回 2161 2236 2151 2195 (買い) +1.5%
12/10 東芝 <6502> 2.99 3.07 2.32 2.47 -17.3%
プット99回 432 443 427 439 (売り) +1.6%
12/09 ヤフー<4689> 4.75 5.13 3.60 3.72 -21.6%
プット116回 31200 32300 30700 32050 (売り) +2.7%
12/08 コマツ<6301> 4.63 4.92 3.66 4.38 -5.3%
コール60回 2483 2511 2415 2491 (買い) +0.3%
12/07 JFE<5411> 1.58 2.27 1.51 2.20 +39.2%
コール79回 2719 2868 2703 2854 (買い) +4.9%
12/06 任天堂<7974> 4.35 5.24 4.23 4.69 +7.8%
コール149回 23260 24150 23210 23690 (買い) +1.8%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は円高を嫌気して輸出関連中心に売りに押される展開か。欧州ソブリンリス
クを背景としたユーロ懸念が漂うなかで、内需系や原油価格上昇で資源関連の一角が堅
調に推移するにとどまりそう。今晩の米国株市場の休場や欧州株市場の一部休場などで
海外投資家による売買は期待できそうにない。先物主導で神経質な展開か。
年末高への期待感から押し目買いは入ろうが、祝日前はジャスダック平均が17営業日
ぶりの下落、マザーズ指数も9営業日ぶりの下落と連続上昇が途絶えた。利益確定売り
に動いた投資家が多いとみられ、短期売買中心の金融株への利益確定売りも強まりそう
だ。日経平均の予想レンジは10320円−10250円。
22日のNY株式相場は小幅上昇。ダウ平均は前日比26.33ドル高、NASDAQは3.87ポイン
ト高、S&P500は4.24ポイント上昇した。7−9月期GDP・確報値が予想を下回ったもの
の、5四半期連続でのプラス成長を好感。再編観測の根強い地銀を中心に金融セクター
が買われた。
昨晩のダウ平均は14.00ドル高と小幅続伸。NASDAQは5.88ポイント安、S&P500は2.07
ポイント反落して取引を終えた。11月耐久財受注や新規失業保険申請件数の結果に対す
る反応は限定的。祝日を前に手控えムードが続いた。個別では原油上昇に連れ、エクソ
ンやシェブロンは買いが優勢。軟調な住宅指標の結果を受けて、レナーやKBホームなど
が4%超下落した。
ドル建てCME225先物は22日の大証日中終値と比べて10円安の10320円、円建ては55円
安の10275円となった。
22日の東京市場は反落。東証1部の値下がり銘柄数は1001と全体の59.9%に達し、規
模別株価指数は大型のみ上昇。対ユーロでの円高進行で国際優良株が利益確定売りに押
されたほか、中小型株でも軟調な銘柄が多かった。その一方で、不動産株の上昇が目立
ったほか、商品市況高を背景に資源関連が堅調だった。
日経平均は安寄りスタートから10日ザラ場高値を更新する場面もあったが、伸び切れ
ず結局マイナスの引け。11月22日高値と12月3日高値を通り延長させた上値抵抗線がザ
ラ場高値(10394円)で意識される格好となった。
上昇継続の見方に変化はないが、想定される一つの動きとしては、11月22日高値と12
月10日高値を通る右肩上がりの上値抵抗線(11月22日高値と12月3日高値を通る上値抵
抗線なども)と、11月17日安値以降に切り上がる下値支持線との間で株価の動きが徐々
に小さくなり、両線が収れんしてくるパターン。株価のピークで発生することも多く、
突如逆方向に展開するケースがあり注意が必要となる。
短期的な上値メドは10558円や10765円。下値メドは、25日移動平均線(22日現在、
10160円)や日足基準線10043円などがあげられる。12月21日の次ぎの変化日候補は、大
納会の30日となる。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
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【国内】
11年度予算案を閣議決定
11月パソコン国内出荷量
《銘柄異動》
ノバレーゼ、アルコニックス
《株主総会》
Iスペース、東京一番、アサカ理研、アパマン
《決算発表》
ナガイレーベン、ミタチ産業、日本化薬、あさひ、鈴丹、CFSコーポ、高島屋、乃村
工
【海外】
各国市場休場(米、独、伯)