トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント
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2010年12月27日(月曜日)
<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
三井不動産(8801) コール43回
行使価格 1600円
満期日 2011年03月09日
1ワラント当り原資産数 0.02
eワラント販売価格 2.85
実効ギアリング 6.76
前営業日の株価 1623円 +10円
前営業日のHV(20日) 17.94
投資スタンス:短期(1週間程度)
UBSでは、同社について、3つのJ-REITのスポンサーであり、大手不動産会社の中で、
J-REIT市場を含む商業不動産市場の回復の恩恵を最も享受する潜在性があるとみて、投資
判断を「Neutral」→「Buy」・目標株価1600円→2000円と引き上げた。
日銀によるJ-REIT買い入れ発表の前日から、2カ月強で東証J-REIT指数が約18%程度
上昇したと指摘。特に投信を通じて個人の資金が継続的に流入している点に注目し、1
月以降J-REITの増資が増加する可能性が高いと指摘した。増資を加速させれば、J-REIT
のスポンサーを含む不動産の売り手に資産売却のチャンスが広がるとみており、また、
J-REITのインプライド・キャップレートが下がることで、より低い利回りで資産を売却
できる可能性が高くなると予想。J-REIT主導による商業不動産取引の増加や価格底打ち
が視野に入るという見方を示した。一方で、オフィス床需要の先行指標である機械受注
の動きを見る限り、空室率の悪化の程度は限定的で、今後1年半の空室率は8〜9%の間
で推移すると推測。賃料の下げ幅縮小を見込む。今後は、J-REIT主導での商業不動産取
引の改善を背景に、インプライド・キャップレートの低下、株価の上昇という展開に期
待できると言及した。
24日の株価は3日続伸。上値は伸び悩みの感があるものの、節目の1600円台での値固め
が進んでいる。日銀のREIT購入などが不動産株にとって株価上昇の間接的な追い風にな
ると判断。コールで臨みたい。
<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
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12/15 ツガミ<6101> 6.51 6.56 5.66 6.13 +5.8%
コール4回 586 588 572 578 (買い) +1.8%
12/14 新日鉄<5401> 1.61 1.98 1.33 1.46 -9.3%
コール114回 300 308 297 300 (買い) +0%
12/13 三菱商事<8058> 2.92 3.77 2.81 3.06 +4.8%
コール90回 2161 2236 2151 2195 (買い) +1.5%
12/10 東芝 <6502> 2.99 3.07 2.32 2.47 -17.3%
プット99回 432 443 427 439 (売り) +1.6%
12/09 ヤフー<4689> 4.75 5.13 3.60 3.72 -21.6%
プット116回 31200 32300 30700 32050 (売り) +2.7%
12/08 コマツ<6301> 4.63 4.92 3.66 4.38 -5.3%
コール60回 2483 2511 2415 2491 (買い) +0.3%
12/07 JFE<5411> 1.58 2.27 1.51 2.20 +39.2%
コール79回 2719 2868 2703 2854 (買い) +4.9%
*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと
「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。
<きょうの見通し>
東京市場は円高を警戒する流れに続き、25日の中国の利上げ(金融機関の期間1年の
貸し出しと預金金利の0.25%引き上げ)発表を受けた中国株の動向を見極める展開が予
想される。中国本土市場がネガティブな反応を示せば、東京市場も主力株中心に売り圧
力が強まる公算大。なお、香港市場は休場となる。
連休明けの米国市場の動向も気掛かりであることや、欧州ソブリンリスクへの懸念か
ら円高進行に対する警戒感も根強く、終日手控えムードのなか商いも低水準か。
原油価格の上昇基調を背景に資源関連の一角への買いや、原発関連、低位材料株など
が短期的に物色されようが、全般的には利益確定売りに押される地合いが想定される。
日経平均の予想レンジは10350円−10150円。12月10日のSQ以降は高値圏でもみ合いが
続くが、週前半の一目均衡表における基準線の上昇で一段高へ弾みがつくかがポイント
に。一方、12月21日(10370円)が目先の高値となった可能性もあり、12月20日安値
10216円を下回るケースなどは、調整を強める動きとなろう。短期的な上値メドは10558
円や10765円など。下値メドは、25日移動平均線(10179円)や基準線10096円、200日移
動平均線(9919円)などがあげられる。
<きょうの予定>
記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)
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27(月)
【国内】
12月末権利付最終売買日
日銀金融政策決定会合議事要旨(11月開催分8:50)
11月企業向けサービス価格指数(8:50/前年比-1.3%)
11月自動車生産(13:00)
11月住宅着工戸数(14:00/前年6.0%)
11月建設工事受注(14:00)
12月中小企業景況判断
《株式分割》(権利付最終売買日)
COOK、ALサービス、ボルテージ、マクロミル、セラーテム、アグロカネシ、オプ
テクスFA
《株主総会》
ひらまつ、太洋物
《決算発表》
ライトオン、ウェザーニューズ、宝印刷、ダイユーエイト、ハイデイ日高
【海外】
各国市場休場(香港)(英、加、豪、NZ〜28日)
米2年国債入札
米12月ダラス連銀製造業活動(28日0:30)