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直近の決算発表予定

2010年11月9日火曜日

トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント

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トレーダーズ・eワラント・デイリーコメント

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2010年11月9日(火曜日)

<注目銘柄>
eワラント(ゴールドマン・サックス証券)
りそなHD(8308) プット104回
行使価格    650円
満期日          2011年03月09日
1ワラント当り原資産数  0.05
eワラント販売価格    9.86
実効ギアリング      -2.05
前営業日の株価      468円 -44円
前営業日のHV(20日)  75.92
投資スタンス:短期(1週間程度) 

 同社は11月5日、上限6000億円の公募増資と公的資金の追加返済などを盛り込んだ
「りそな資本再構築プラン」を発表。同日付で上限6000億円の新株発行登録枠を設定
した。プランでは、増資分と余剰金3000億円の計9000億円を公的資金の返済に充てる
とし、さらに5年後をめどに公的資金の完済を目指す。

 クレディ・スイスでは、合理性の乏しいエクイティストーリーであるとして、同社の
投資判断を「ニュートラル」→「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価も1015円→
396円に引き下げた。

 増資観測報道が出ていた5日の株価はストップ安。プラン発表を受けた8日も8%超の
大幅安となり、連日で年初来安値を更新した。増資に対するネガティブな反応がしば
らく続くと判断。プットで臨みたい。


<過去の注目銘柄>
配信日 銘柄<コード> 当日始値 高値 安値 T+5買取価格 eワラント損益
    P/C回号 株価始値 高値 安値 T+5株価終値 株式損益
-------------------------------------------------------------------------
10/28 カブコム<8703> 4.57 5.49 4.51 4.78   +4.5%
プット13回  298   298  267  286  (売り) -4.0%

10/27 ソニー<6758> 2.69 2.83 1.73 1.89   -29.7%
コール175回 2760  2783  2610  2651 (買い) -3.9%

10/26 トヨタ<7203> 4.37 4.84 4.08 4.68   +7.1%
プット122回 2872  2925  2800  2812 (売り) -2.0%

10/25 ホンダ<7267> 9.51 9.78 8.65 8.99   -5.4%
プット99回 2905  2965  2880  2937 (売り) +1.1%

10/22 カブコム<8703> 0.71 0.82 0.30 0.30   -57.7%
コール39回 321 331 281 281 (買い) -12.4%

10/21 りそなHD<8308> 5.50 5.98 5.09 5.79   +5.2%
プット102回 640 649 616 625 (売り) -2.3%

*上段はeワラントの価格、下段は対象銘柄の株価
T+5は配信日から5営業日目のこと

「ゴールドマン・サックス・eワラント」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/index.html
「投資ツール」→「eワラント銘柄検索」
http://www.goldmansachs.com/japan/ewarrant/market/search/db_fset.gscgi
→「銘柄コードor銘柄名指定」に銘柄コードを入力
→eワラントの価格、及び「チャート表示」でチャートが閲覧できます。


<きょうの見通し>

 東京市場は売り優勢となりそうだ。高値警戒感が台頭するなかで、米国株式相場が下
落したことで上昇一服になるとみられる。日経平均は前日に10月限SQ値(9692.73円)
のみならず、10月7日につけた直近の戻り高値(9716円)を更新。終値ベースでは、7月
29日(9753円)以来の高値をつけたが、直近3日間で574円も上昇するなど短期的には過
熱感が否めない状況。10000万円までは累積売買代金が多い価格帯であるうえ、戻り待
ちの売り圧力も強いとみられるだけに、大台回復は一筋縄ではいかないだろう。

 相場環境が好転する一方で、気掛かりなのは景況感の悪化。内閣府が発表した9月景
気動向指数は102.0(前月比-1.3pt)で、1年半ぶりに悪化した。基調判断は1年11カ月
ぶりに下方修正。また、日銀は11月の金融経済月報で、景気の現状について「緩やかに
回復しつつあるものの、改善の動きに一服感がみられる」とし、「改善の動きが弱まっ
ている」とした10月よりも慎重な判断を示した。日銀は10月月報で2009年初来、初めて
景気判断を引き下げたており、これで2カ月連続の下方修正となる。それだけに、あす
は14時発表の10月景気ウォッチャー調査に注目したい。9月調査では、現状判断DIが
41.2(前月比-3.9pt)と2カ月連続で悪化。エコカー補助金の終了で新車の販売が大き
く減っていることや、円高で輸出企業の業績が悪くなるとの懸念が広がったことが響
き、内閣府は基調判断を2カ月連続で下方修正している。今回も月末にかけて円高・株
安が進んだことから、さらに悪化する公算が大きく、基調判断も下方修正される可能性
もある。これを受けて、利益確定売り機運が高まりかねないだけに留意すべきだろう。

 日経平均の予想レンジは9600〜9800円。10月限SQ値(9692.73円)を意識した水準で
のもみ合いが予想される。

 8日のNY株式相場はまちまち。欧州財政問題への懸念が再燃したほか、前週の大幅上
昇の反動を受け、ダウ平均は売り優勢となった。業種別ではエネルギーや素材セクター
が上昇、金融や資本財セクターなどが下げた。CME225先物は、手掛かり材料不足から目
立った上げ下げはみられず、清算値は円建てで大証日中終値より10円安の9710円、ドル
建てでは5円高の9725円で引けた。

 前日の東京市場は続伸。日経平均は高く寄り付いた後は、高値圏でのもみ合いに終
始。先高期待と戻り待ち売りが交錯し、日中値幅は60円(後場は49円)に留まった。東
証1部の値上がり銘柄数は1156(全体の69.6%)に達し、規模別株価指数はすべて上
昇。外部環境の好転で、国際優良株や資源関連などへの買い戻しが継続。コマツ、ファ
ナックは連日で年初来高値を更新した。その一方で、銀行など内需関連の一角が換金売
りに押された。6000億円の新株発行登録を行ったりそなは大幅続落となり、実質の上場
来安値を更新した。

 日経平均で、1万円を越える水準での次ぎの大きな節目は6月21日高値10238円。9月21
日と10月7日のザラ場高値を通る上値抵抗線に到達したことで、目先的には反落のタイ
ミングかもしれないが、25日移動平均線(8日現在、9445円)処を下値で意識できれ
ば、いずれ上値抵抗線を明確に超えてくる場面はあろう。日足均衡表では遅行線が当時
の雲上限(9617円)を大幅に上回った。この先、遅行線が雲にサポートされる水準
(9530円)などを下値メドにして、もう一段高につながっていくかに注目したい。週足
均衡表では下げが続く基準線(9566円)を上回ってスタートしたことで、上値を何処ま
で伸ばせるか。来週まで基準線の下げが続くため、それまで下へ揺り返しの動きがある
かもしれないが、9500円〜9450円処が押し目のポイントになろう。 変化日候補として
注目されるのが11月12日-15日、26日などがある。


<きょうの予定>

記載された予定は、予告なく変更される可能性があります)
※経済指標は(予定発表時間/予想数値)

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【国内】
10月マネーストック(8:50)
9月経常収支(8:50)
10月企業倒産件数(13:30)
10月景気ウォッチャー調査(14:00)
10月工作機械受注(15:00)
4-9月期携帯電話・PHS端末の国内出荷台数
《株式分割》(権利付最終売買日)
アウトソーシング
《決算発表》
大林組、大和ハウス、三越伊勢丹HD、日清紡HD、ブックオフ、セ硝子、ゼオン、A
OCHD、ダイキン、横河電機、ユーシン精機、東芝、凸版印刷、セイコーHD、大
京、NTT、セコム
【海外】
ブラジル10月消費者物価(20:00)
米10年国債入札
米NFIB中小企業楽観指数(21:30)
米11月IBD/TIPP景気楽観指数(10日0:00)
米9月卸売在庫(10日0:00/0.6%)
米ABC消費者信頼感指数(10日7:00)
《決算発表》
ロックウェル・オートメーション、センプラ・エナジー、バークレイズ

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