■■ 〜 明日の株新聞 〜 ■■外部要因軟化にGDP予想下振れ、安倍首相会見内容も期待を上回らず、軟調展開を余儀なくされた本日の株式相場ですが、季節柄でも夏休みを取得する市場参加者が多く、商いも閑散。一定量のボリュームが問われるディーリング対象や新興銘柄の調整にもつながっています。
日経平均株価は反落。外部要因軟化の朝安から安倍首相の会見実施で前引け前に買い直されたものの、後場で売り直されました。前営業日算出のSQ値13640.03円に乗り直す場面が見られたものの、前営業日から上値、下値とも切り下げてきています。
さて、前営業日配信版では「SQ算出後も水準探り 評価余地に着目した企業分析を」と題していました。
SQ算出日取引となった前営業日の日経平均株価は寄り付きのSQ算出から、上下でちょうど113円前後の値幅となり、終値もほぼSQ値に合致し「今後の方向性は見極め難いところ。ローソク足では連日の陰線、上値、下値を切り下げるなど、基調としてはやや下向きですが、外部要因の落ち着きとともに本日高値を上回れば短期的に戻りを試す場面も考慮できるのではないでしょうか」とも記していたように、外部要因軟化とともに前営業日から下値を探ってきています。
本日も日中の円安推移とともに前営業日算出のSQ値13640.03円に乗り直す場面が見られたものの、前営業日から上値、下値とも切り下げてきており、基調転換は果たせず。東証1部売買代金は概算で1兆5000億円台、売買高も概算で17億株台と取引ボリュームを欠いたことも影響したのではないでしょうか。
さて、当欄の投資戦略としても「相場の落ち着きを待ちながら、企業分析を進めるタイミング」と位置付けていたように、明日でほぼ一巡する決算シーズン終了後から狙える投資対象を選別する局面でしょう。
決算シーズン後には、業績の悪い銘柄を保有する意味もなくなり、業績の悪い銘柄を売って、業績の良いものに乗り換える「選別物色」に移行していきます。さらに株価指数が下値を探る状況では下値余地のある割高な銘柄を避け、下値不安のない割安な銘柄が選好されていくでしょう。
そこで、明日販売締め切りの「厳選5銘柄付き市況分析レポート」のテーマも選別物色でクローズアップされる好業績割安株に着目した「決算発表で解った【好業績割安株】を"狙い撃ち!"」を採用。市況分析に基づく銘柄選別のポイントをまとめていますので、ぜひ確認してみてください。
日経平均株価は反落。外部要因軟化の朝安から安倍首相の会見実施で前引け前に買い直されたものの、後場で売り直されました。前営業日算出のSQ値13640.03円に乗り直す場面が見られたものの、前営業日から上値、下値とも切り下げてきています。
さて、前営業日配信版では「SQ算出後も水準探り 評価余地に着目した企業分析を」と題していました。
SQ算出日取引となった前営業日の日経平均株価は寄り付きのSQ算出から、上下でちょうど113円前後の値幅となり、終値もほぼSQ値に合致し「今後の方向性は見極め難いところ。ローソク足では連日の陰線、上値、下値を切り下げるなど、基調としてはやや下向きですが、外部要因の落ち着きとともに本日高値を上回れば短期的に戻りを試す場面も考慮できるのではないでしょうか」とも記していたように、外部要因軟化とともに前営業日から下値を探ってきています。
本日も日中の円安推移とともに前営業日算出のSQ値13640.03円に乗り直す場面が見られたものの、前営業日から上値、下値とも切り下げてきており、基調転換は果たせず。東証1部売買代金は概算で1兆5000億円台、売買高も概算で17億株台と取引ボリュームを欠いたことも影響したのではないでしょうか。
さて、当欄の投資戦略としても「相場の落ち着きを待ちながら、企業分析を進めるタイミング」と位置付けていたように、明日でほぼ一巡する決算シーズン終了後から狙える投資対象を選別する局面でしょう。
決算シーズン後には、業績の悪い銘柄を保有する意味もなくなり、業績の悪い銘柄を売って、業績の良いものに乗り換える「選別物色」に移行していきます。さらに株価指数が下値を探る状況では下値余地のある割高な銘柄を避け、下値不安のない割安な銘柄が選好されていくでしょう。
そこで、明日販売締め切りの「厳選5銘柄付き市況分析レポート」のテーマも選別物色でクローズアップされる好業績割安株に着目した「決算発表で解った【好業績割安株】を"狙い撃ち!"」を採用。市況分析に基づく銘柄選別のポイントをまとめていますので、ぜひ確認してみてください。
■■ 〜 今日の東京市場から 〜 ■■先週末の米国市場は軟調。金融緩和縮小観測が強まり、ETFを中心とした資金流出が確認されています。
シカゴ連銀のエバンス総裁、クリーブランド連銀のピアナルト総裁、ダラス連銀のフィッシャー総裁など金融当局者が、それぞれ労働市場の回復を背景に緩和縮小が近づいている可能性があるとの見方を示すなど、金融緩和縮小観測が強まり、売り優勢で推移しました。
また、ブルームバーグがまとめたデータによると、ETFから過去4日間にほぼ12億ドルの資金が流出したと伝え、ダウ構成銘柄の値上がりもアルコア、キャタピラー、ファイザーなど5銘柄に限られています。
ダウ平均株価は、前営業日比72.81ドル安の15,425.51ドル。ナスダック総合指数は9.02ポイント安の3660.11ポイントで取引を終えました。
為替相場では、米国時間帯の株価下落とともにドルが下落。週明けの東京時間帯早朝では、1ドル96円台前半、1ユーロ128円台前半の円高水準で取引されています。
東京株式市場では、米国株下落、為替相場の円高推移を嫌気した売りが先行。4−6月期GDPの予想下振れもマイナス要因となり、日経平均株価は13469円の反落スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が節目13500円割れの立ち上がりとなるもリバウンド狙いや東京時間帯からの円安推移で13500円台には乗り直す動きも見られており、朝安後は売り買いが交錯。前場11時台に安倍首相の会見実施が伝わると期待感が先行し、マイナス推移の見られた日経平均株価は円安推移とともに前引け直前にプラス転換を果たしました。
ただ、11時半頃から開始された会見では「景気は順調に回復」「秋には経済戦略実施」とのコメントを示し、消費増税の判断にも言及しなかったこともあり、出尽くし感から先物が売り直される格好。後場の日経平均株価もマイナス推移。節目13500円攻防が続いています。
日経平均株価終値は、95.76円安の13,519.43円。東証1部の売買代金は概算で1兆5971億円。東証1部の売買高は概算で17億7744万株。値上がり銘柄は544(31%)に対し値下がりは1087(62%)、変わらずは121(6%)となりました。
シカゴ連銀のエバンス総裁、クリーブランド連銀のピアナルト総裁、ダラス連銀のフィッシャー総裁など金融当局者が、それぞれ労働市場の回復を背景に緩和縮小が近づいている可能性があるとの見方を示すなど、金融緩和縮小観測が強まり、売り優勢で推移しました。
また、ブルームバーグがまとめたデータによると、ETFから過去4日間にほぼ12億ドルの資金が流出したと伝え、ダウ構成銘柄の値上がりもアルコア、キャタピラー、ファイザーなど5銘柄に限られています。
ダウ平均株価は、前営業日比72.81ドル安の15,425.51ドル。ナスダック総合指数は9.02ポイント安の3660.11ポイントで取引を終えました。
為替相場では、米国時間帯の株価下落とともにドルが下落。週明けの東京時間帯早朝では、1ドル96円台前半、1ユーロ128円台前半の円高水準で取引されています。
東京株式市場では、米国株下落、為替相場の円高推移を嫌気した売りが先行。4−6月期GDPの予想下振れもマイナス要因となり、日経平均株価は13469円の反落スタートに。
寄り付き後は、日経平均株価が節目13500円割れの立ち上がりとなるもリバウンド狙いや東京時間帯からの円安推移で13500円台には乗り直す動きも見られており、朝安後は売り買いが交錯。前場11時台に安倍首相の会見実施が伝わると期待感が先行し、マイナス推移の見られた日経平均株価は円安推移とともに前引け直前にプラス転換を果たしました。
ただ、11時半頃から開始された会見では「景気は順調に回復」「秋には経済戦略実施」とのコメントを示し、消費増税の判断にも言及しなかったこともあり、出尽くし感から先物が売り直される格好。後場の日経平均株価もマイナス推移。節目13500円攻防が続いています。
日経平均株価終値は、95.76円安の13,519.43円。東証1部の売買代金は概算で1兆5971億円。東証1部の売買高は概算で17億7744万株。値上がり銘柄は544(31%)に対し値下がりは1087(62%)、変わらずは121(6%)となりました。
■■ 〜 本日の注目相場 〜 ■■指数下落とともにファーストリテイリング<9983>、ソフトバンク<9984>の日経平均株価構成比率上位が軟調。国際優良株のソニー<6758>、トヨタ<7203>などの反応は限られたものの、値動きの軽い富士重工業<7270>、マツダ<7261>などは下げています。
また、米国での金融緩和縮小観測の高まりを受けて、三井住友FG<8316>、三菱UFJFG<8306>のメガバンク、野村ホールディングス<8604>やSBIホールディングス<8473>など証券、不動産関連のケネディクス<4321>、低位金融のアイフル<8515>など金融関連の下げが目立ちました。
決算銘柄ではブリヂストン<5108>、日本カーバイド<4064>らが個別で買われたほか、住友鉱山<5713>、丸紅<8002>ら評価が継続した銘柄が物色されています。
一方、前営業日に人気化したディー・エヌ・エー<2432>は伸び悩み。ディーリング対象の東京電力<9501>、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>もさえず、個別材料株に資金が向かっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位にブリヂストン<5108>のゴム製品、国際石油開発帝石<1605>の鉱業、住友鉱山<5713>、三菱マテリアル<5711>の非鉄などが並びました。
日本航空<9201>の空運、三菱商事<8058>、三井物産<8031>の卸売、中部電力<9502>、大阪ガス<9532>の電気ガス、JR西日本<9021>、JR東海<9202>の陸運なども続いています。
一方、三井不動産<8801>、三菱地所<8802>の不動産、オリックス<8591>、オリコ<8585>のその他金融、野村ホールディングス<8604>、大和証券<8601>の証券など金融関連業種の値下がりが目立ちました。
新興市場では、全市場の売買代金上位に入ったガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が大幅安。楽天<4755>、サイバーエージェント<4751>の中核銘柄、ユナイテッド<2497>、コロプラ<3668>のコンテンツ関連が安く、ほぼ全面安商状となっています。
また、米国での金融緩和縮小観測の高まりを受けて、三井住友FG<8316>、三菱UFJFG<8306>のメガバンク、野村ホールディングス<8604>やSBIホールディングス<8473>など証券、不動産関連のケネディクス<4321>、低位金融のアイフル<8515>など金融関連の下げが目立ちました。
決算銘柄ではブリヂストン<5108>、日本カーバイド<4064>らが個別で買われたほか、住友鉱山<5713>、丸紅<8002>ら評価が継続した銘柄が物色されています。
一方、前営業日に人気化したディー・エヌ・エー<2432>は伸び悩み。ディーリング対象の東京電力<9501>、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>もさえず、個別材料株に資金が向かっています。
セクターでは、業種別株価指数騰落の値上がり上位にブリヂストン<5108>のゴム製品、国際石油開発帝石<1605>の鉱業、住友鉱山<5713>、三菱マテリアル<5711>の非鉄などが並びました。
日本航空<9201>の空運、三菱商事<8058>、三井物産<8031>の卸売、中部電力<9502>、大阪ガス<9532>の電気ガス、JR西日本<9021>、JR東海<9202>の陸運なども続いています。
一方、三井不動産<8801>、三菱地所<8802>の不動産、オリックス<8591>、オリコ<8585>のその他金融、野村ホールディングス<8604>、大和証券<8601>の証券など金融関連業種の値下がりが目立ちました。
新興市場では、全市場の売買代金上位に入ったガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が大幅安。楽天<4755>、サイバーエージェント<4751>の中核銘柄、ユナイテッド<2497>、コロプラ<3668>のコンテンツ関連が安く、ほぼ全面安商状となっています。
■■ 〜 本日の注目銘柄シューティング! 〜 ■■<5108>ブリヂストン 3,445円 前日比+95円(+2.84%)
急反発。前営業日引け後に発表した第2四半期決算が事前予想を上回る増益着地となり、通期業績予想の上方修正を好感した買いを集めている。先週に同業の住友ゴム<5110>が決算売りを浴びていたこともあり、同社決算に対する期待値が下がっていたことも見直しにつながったようだ。
<8604>野村ホールディングス 711円 前日比−23円(−3.13%)
続落。米国で金融緩和縮小観測が高まっており、三井住友FG<8316>、三菱UFJFG<8306>などメガバンクが売られたほか、不動産関連のケネディクス<4321>、低位金融のアイフル<8515>なども安く、同社やSBIホールディングス<8473>など証券も売り込まれている。
<4064>日本カーバイド 450円 前日比+80円(+21.62%)
大幅続伸。ストップ高まで買われている。前営業日引け後に発表した第1四半期決算で大幅増益となり、第2四半期業績予想の増額修正を好感した買いを集めた。7月の年初来高値形成からおよそ半値水準まで調整していたこともあり、値ごろ妙味も見直しにつながったほか、仕手系色の高さから値上がり確認とともに買いが買いを呼ぶ展開ともなったようだ。
急反発。前営業日引け後に発表した第2四半期決算が事前予想を上回る増益着地となり、通期業績予想の上方修正を好感した買いを集めている。先週に同業の住友ゴム<5110>が決算売りを浴びていたこともあり、同社決算に対する期待値が下がっていたことも見直しにつながったようだ。
<8604>野村ホールディングス 711円 前日比−23円(−3.13%)
続落。米国で金融緩和縮小観測が高まっており、三井住友FG<8316>、三菱UFJFG<8306>などメガバンクが売られたほか、不動産関連のケネディクス<4321>、低位金融のアイフル<8515>なども安く、同社やSBIホールディングス<8473>など証券も売り込まれている。
<4064>日本カーバイド 450円 前日比+80円(+21.62%)
大幅続伸。ストップ高まで買われている。前営業日引け後に発表した第1四半期決算で大幅増益となり、第2四半期業績予想の増額修正を好感した買いを集めた。7月の年初来高値形成からおよそ半値水準まで調整していたこともあり、値ごろ妙味も見直しにつながったほか、仕手系色の高さから値上がり確認とともに買いが買いを呼ぶ展開ともなったようだ。