Index
■明日の株新聞 「明日の日銀金融政策決定会合を注視 午後の急変に備えを!」
■今日の東京市場から 「日経平均は3円安 ホンダ減額で後場急落」
■本日の注目相場 「決算銘柄が上位に並ぶ 減額ショックで自動車関連が苦戦」
■本日の注目銘柄シューティング! <9437>NTTドコモ、<8316>三井住友FG、<7267>ホンダ
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明日の株新聞
先週末米国市場の下げ渋りから、前営業日取引時間帯で下落着地を織り込んでいた東京市場は買い直される展開となったものの、前引け後に伝えたホンダ<7267>のサプライズ減額が市場心理を冷やす格好に。
ただ、底流には明日開催の日銀金融政策決定会合での追加緩和期待が漂っており、全体観ではイベント待ちのなか、決算銘柄など個別物色が中心となっています。
日経平均株価は小幅続落。
前場の見直し買いから後場の下押しで売り直されたものの、水準としては前営業日終値近辺を探る動きとなりました。
当欄で指摘していた「日経平均株価の値固め意識」はそのままに、前場は前営業日後場の値幅内での推移に。
前述の通り後場では水準を切り下げましたが、日経平均株価はプラス圏を回復する場面もあるなど、依然として株価指数は値固め意識の高い状況となっています。
前営業日配信版でも「来週30日の日銀金融政策決定会合での政策声明、総裁会見あたりまでは、事前報道通りの追加緩和期待をベースに全体観は手探りのなかで推移しそうです」とも記していましたが、やはり目先の政策イベントを控えて、全体観を傾け難い局面だったのではないでしょうか。
さて、明日午後に伝わる金融政策声明では、実際に伝わる政策と事前観測との比較で後場の反応が見込まれるほか、引け後の総裁会見から欧米時間帯での為替相場の推移を見極める状況となりそう。
ひとまずは明日午後の政策イベントを見極める局面となるでしょう。
一方で、売買代金上位には決算絡みの材料株が進出。
個別視点が強まるなか、前営業日配信版でも「全体相場は不安定もこのまま決算銘柄狙いで!」と題していました。
さらに「全体相場は外部要因や国内要因の日銀金融政策決定会合での追加緩和の思惑で不安定ですが、ベースとしては一定水準での往来となっており、地合いに関わらず、決算材料株を個別視点で狙っていけば利益機会があるでしょう」としていたように、会員情報では19日のインターネット会員A情報で買い推奨していたトリドール<3397>が31日発表予定の決算期待とともに目標株価を達成するなど、決算先回り買いが基本戦略となっています。
ただ、前営業日にも「今後は場中開示も増えてくるだけに、決算ディーリングに適した取引手法も準備しておきたいところです」と締めていたように、開示情報増加とともに物色は分散しがち。
同業の決算確認での先取り意識、期待感を先回りして上昇していた銘柄などは開示を切っ掛けに利益確定売りに押されるケースも目立ってくるだけに、そろそろ先回り買いから決算ディーリングに優位性が移る局面でしょうか。
ただ、底流には明日開催の日銀金融政策決定会合での追加緩和期待が漂っており、全体観ではイベント待ちのなか、決算銘柄など個別物色が中心となっています。
日経平均株価は小幅続落。
前場の見直し買いから後場の下押しで売り直されたものの、水準としては前営業日終値近辺を探る動きとなりました。
当欄で指摘していた「日経平均株価の値固め意識」はそのままに、前場は前営業日後場の値幅内での推移に。
前述の通り後場では水準を切り下げましたが、日経平均株価はプラス圏を回復する場面もあるなど、依然として株価指数は値固め意識の高い状況となっています。
前営業日配信版でも「来週30日の日銀金融政策決定会合での政策声明、総裁会見あたりまでは、事前報道通りの追加緩和期待をベースに全体観は手探りのなかで推移しそうです」とも記していましたが、やはり目先の政策イベントを控えて、全体観を傾け難い局面だったのではないでしょうか。
さて、明日午後に伝わる金融政策声明では、実際に伝わる政策と事前観測との比較で後場の反応が見込まれるほか、引け後の総裁会見から欧米時間帯での為替相場の推移を見極める状況となりそう。
ひとまずは明日午後の政策イベントを見極める局面となるでしょう。
一方で、売買代金上位には決算絡みの材料株が進出。
個別視点が強まるなか、前営業日配信版でも「全体相場は不安定もこのまま決算銘柄狙いで!」と題していました。
さらに「全体相場は外部要因や国内要因の日銀金融政策決定会合での追加緩和の思惑で不安定ですが、ベースとしては一定水準での往来となっており、地合いに関わらず、決算材料株を個別視点で狙っていけば利益機会があるでしょう」としていたように、会員情報では19日のインターネット会員A情報で買い推奨していたトリドール<3397>が31日発表予定の決算期待とともに目標株価を達成するなど、決算先回り買いが基本戦略となっています。
ただ、前営業日にも「今後は場中開示も増えてくるだけに、決算ディーリングに適した取引手法も準備しておきたいところです」と締めていたように、開示情報増加とともに物色は分散しがち。
同業の決算確認での先取り意識、期待感を先回りして上昇していた銘柄などは開示を切っ掛けに利益確定売りに押されるケースも目立ってくるだけに、そろそろ先回り買いから決算ディーリングに優位性が移る局面でしょうか。
今日の東京市場から
先週末の米国市場は軟調。
米GDPの予想上ブレで見直し買いが広がるも欧州動向の先行き不透明感、軟調な企業決算を嫌気した売りが戻りを抑えています。
米商務省が26日に発表した第3四半期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比2%増となり、市場予想の1.8%増を上回る内容に。
ただ、欧州動向でスペイン失業率の上昇やマイナス成長の影響など、先行き不透明感が強まり、売り先行の立ち上がりを余儀なくされました。
また、米最大のタイヤメーカー・グッドイヤーの決算が振るわず、企業決算に対する売りも戻りを抑えています。
ダウ平均株価は、前営業日比3.53ドル高の13,107.21ドル。
ナスダック総合指数は1.83ポイント高の2,987.95ポイントで取引を終えました。
為替相場では、欧州時間帯からユーロ売りが広がり、経済指標好感のドル上昇もドル円では円買い圧力が上回る格好。
週明けの東京時間早朝では、1ドル79円台後半、1ユーロも103円台前半の円高水準で取引されています。
東京株式市場では、先週末の米国市場下落も東京時間帯での時間外取引米指数先物下落を確認していたこともあり、想定以下の下落となったことで、週明けの東京市場は見直し買いが先行。
日経平均株価は8958円の反発スタートに。
寄り付き後は、今晩の米国市場がハリケーン接近で立ち会い取引休場が伝わっており、手仕舞い売りを想定する動きに。
日経平均株価の買い一巡後は方向性を探りました。
ただ、前引け後にホンダ<7267>が業績予想の下方修正を発表、引け後発表と予想されていたものの、サプライズ感のある発表タイミング、そして下方修正と内容を見極める前から決算売りを集める格好に。
後場では見切り売りが先行、日経平均株価もマイナス圏での寄り付きとなるなど、株価指数を下押ししています。
日経平均株価終値は、3.72円安の8,929.34円。
東証1部の売買代金は概算で9178億円。
東証1部の売買高は概算で14億1609万株。
値上がり銘柄は803(47%)に対し値下がりは693(41%)、変わらずは180(10%)となりました。
米GDPの予想上ブレで見直し買いが広がるも欧州動向の先行き不透明感、軟調な企業決算を嫌気した売りが戻りを抑えています。
米商務省が26日に発表した第3四半期の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比2%増となり、市場予想の1.8%増を上回る内容に。
ただ、欧州動向でスペイン失業率の上昇やマイナス成長の影響など、先行き不透明感が強まり、売り先行の立ち上がりを余儀なくされました。
また、米最大のタイヤメーカー・グッドイヤーの決算が振るわず、企業決算に対する売りも戻りを抑えています。
ダウ平均株価は、前営業日比3.53ドル高の13,107.21ドル。
ナスダック総合指数は1.83ポイント高の2,987.95ポイントで取引を終えました。
為替相場では、欧州時間帯からユーロ売りが広がり、経済指標好感のドル上昇もドル円では円買い圧力が上回る格好。
週明けの東京時間早朝では、1ドル79円台後半、1ユーロも103円台前半の円高水準で取引されています。
東京株式市場では、先週末の米国市場下落も東京時間帯での時間外取引米指数先物下落を確認していたこともあり、想定以下の下落となったことで、週明けの東京市場は見直し買いが先行。
日経平均株価は8958円の反発スタートに。
寄り付き後は、今晩の米国市場がハリケーン接近で立ち会い取引休場が伝わっており、手仕舞い売りを想定する動きに。
日経平均株価の買い一巡後は方向性を探りました。
ただ、前引け後にホンダ<7267>が業績予想の下方修正を発表、引け後発表と予想されていたものの、サプライズ感のある発表タイミング、そして下方修正と内容を見極める前から決算売りを集める格好に。
後場では見切り売りが先行、日経平均株価もマイナス圏での寄り付きとなるなど、株価指数を下押ししています。
日経平均株価終値は、3.72円安の8,929.34円。
東証1部の売買代金は概算で9178億円。
東証1部の売買高は概算で14億1609万株。
値上がり銘柄は803(47%)に対し値下がりは693(41%)、変わらずは180(10%)となりました。
本日の注目相場
売買代金上位では、決算売りを浴びたNTTドコモ<9437>が最上位となり、後場の指数下押しの要因ともなったホンダ<7267>も続くなど、決算銘柄が上位に並んでいます。
ただ、増額の三井住友FG<8316>が見直されたほか、業績観測報道で売られていた東芝<6502>、関西電力<9503>、決算売りの出ていた信越化学<4063>らが戻りを試すなど、実態再評価も進みました。
中核銘柄では、ホンダ<7267>の決算売りでトヨタ<7203>、日産自動車<7201>の自動車が連れ安。
NTTドコモ<9437>の上場来安値更新で親会社NTT<9432>も下げています。
セクターでは、三井不動産<8801>、三菱地所<8802>の不動産が業種別株価指数騰落の値上がり最上位に。
明日の日銀金融政策決定会合での金融緩和期待で恩恵の見込めるセクターとして堅調展開となりました。
売り込まれていた中部電力<9502>、関西電力<9503>の電気ガス。
帝人<3401>、東レ<3402>の繊維、清水建設<1803>、長谷工コーポレーション<1808>の建設などが続いています。
一方、値下がり上位では、デンソー<6902>、ホンダ<7267>の輸送用機器、所属全銘柄が下落した保険業、輸送用機器との関係性の深いブリヂストン<5108>、住友ゴム<5110>のゴム製品などが並びました。
個別では、増額の新明和工業<7224>、自社株買いのキヤノン電子<7739>、事業リストラが報じられた日本板硝子<5202>などが材料物色を集めています。
新興市場では、信越化学<4063>との資本提携でナノキャリア<4571>が人気化。
電子書籍関連のパピレス<3641>、イーブックイニシアティブジャパン<3658>らが物色されるなど、材料性やテーマ性に着目した物色が見られました。
ただ、増額の三井住友FG<8316>が見直されたほか、業績観測報道で売られていた東芝<6502>、関西電力<9503>、決算売りの出ていた信越化学<4063>らが戻りを試すなど、実態再評価も進みました。
中核銘柄では、ホンダ<7267>の決算売りでトヨタ<7203>、日産自動車<7201>の自動車が連れ安。
NTTドコモ<9437>の上場来安値更新で親会社NTT<9432>も下げています。
セクターでは、三井不動産<8801>、三菱地所<8802>の不動産が業種別株価指数騰落の値上がり最上位に。
明日の日銀金融政策決定会合での金融緩和期待で恩恵の見込めるセクターとして堅調展開となりました。
売り込まれていた中部電力<9502>、関西電力<9503>の電気ガス。
帝人<3401>、東レ<3402>の繊維、清水建設<1803>、長谷工コーポレーション<1808>の建設などが続いています。
一方、値下がり上位では、デンソー<6902>、ホンダ<7267>の輸送用機器、所属全銘柄が下落した保険業、輸送用機器との関係性の深いブリヂストン<5108>、住友ゴム<5110>のゴム製品などが並びました。
個別では、増額の新明和工業<7224>、自社株買いのキヤノン電子<7739>、事業リストラが報じられた日本板硝子<5202>などが材料物色を集めています。
新興市場では、信越化学<4063>との資本提携でナノキャリア<4571>が人気化。
電子書籍関連のパピレス<3641>、イーブックイニシアティブジャパン<3658>らが物色されるなど、材料性やテーマ性に着目した物色が見られました。
本日の注目銘柄シューティング!
<9437>NTTドコモ 116,000円 前日比−7,400円(−6.00%)
大幅安。
前営業日引け後に発表した上期決算、通期業績予想の下方修正を嫌気した投げ売りを集めているようだ。
業績の先行き懸念、上場来安値更新を切っ掛けとした売りが集中、全市場の売買代金最上位となっている。
親会社のNTT<9432>も連れ安した。
<8316>三井住友FG 2,420円 前日比+20円(+0.83%)
反発。
前営業日引け後に発表した上期業績着地見込みの増額修正を発表しており、見直し買いを集めたようだ。
通期業績予想は据え置いたものの、上期決算発表時の引き上げが期待されており、断続的に買いが流入。
後場の指数急落にも底堅い動きを見せた。
<7267>ホンダ 2,399円 前日比−117円(−4.65%)
後場急落。
前引け後に発表した上期決算、通期業績予想の下方修正を嫌気した売りが後場寄りに集まり、サプライズ感のある発表タイミング、そして下方修正と内容を見極める前から投げ売りを巻き込んでいるようだ。
引け後に発表を予定していたものの、前場取引時間中に会社ホームページでフライング発表を行い、東証と協議した結果、前引け後に発表した模様。
発表に関するトラブルも含め、投げ売りにつながったようだ。
大幅安。
前営業日引け後に発表した上期決算、通期業績予想の下方修正を嫌気した投げ売りを集めているようだ。
業績の先行き懸念、上場来安値更新を切っ掛けとした売りが集中、全市場の売買代金最上位となっている。
親会社のNTT<9432>も連れ安した。
<8316>三井住友FG 2,420円 前日比+20円(+0.83%)
反発。
前営業日引け後に発表した上期業績着地見込みの増額修正を発表しており、見直し買いを集めたようだ。
通期業績予想は据え置いたものの、上期決算発表時の引き上げが期待されており、断続的に買いが流入。
後場の指数急落にも底堅い動きを見せた。
<7267>ホンダ 2,399円 前日比−117円(−4.65%)
後場急落。
前引け後に発表した上期決算、通期業績予想の下方修正を嫌気した売りが後場寄りに集まり、サプライズ感のある発表タイミング、そして下方修正と内容を見極める前から投げ売りを巻き込んでいるようだ。
引け後に発表を予定していたものの、前場取引時間中に会社ホームページでフライング発表を行い、東証と協議した結果、前引け後に発表した模様。
発表に関するトラブルも含め、投げ売りにつながったようだ。