【編集部から】
市場関係者が注目していた30日の日銀金融政策決定会合は、追加緩和額が11兆円と、ほぼ事前の予想通りの内容となり、マーケットが期待していたサプライズはありませんでした。
通常なら、午後1時には終了する会合が、2時を過ぎても2時半を回っても終わらないため、市場は「予想より大胆な金融緩和策が出るのでは」と過剰な期待を持ち、株式市場の大引け直前に結果が判明すると、失望感から日経平均株価は大幅続落で取引を終えました。
追加金融緩和の中身は、一応の評価はできるものだと思いますが、マーケットの期待を引っ張ったあげく、極めて常識的な内容だったため、やや徒労感が残る結果となりました。
大きなイベントが終わり、市場では材料出尽くしとの声もあります。
発表が続いている4〜9月期決算は、内需系企業と輸出主導型企業との間で明暗が分かれており、今後の中国経済の減速リスクをはかりかねている感じです。
次の焦点は2日に発表予定の米雇用統計でしょう。
米国経済の先行きに注目です。
電子版マーケットでは市場の変化の潮目を逃さないよう、これからも機動的な報道を続けます。
(マーケット編集長 鈴木亮)
通常なら、午後1時には終了する会合が、2時を過ぎても2時半を回っても終わらないため、市場は「予想より大胆な金融緩和策が出るのでは」と過剰な期待を持ち、株式市場の大引け直前に結果が判明すると、失望感から日経平均株価は大幅続落で取引を終えました。
追加金融緩和の中身は、一応の評価はできるものだと思いますが、マーケットの期待を引っ張ったあげく、極めて常識的な内容だったため、やや徒労感が残る結果となりました。
大きなイベントが終わり、市場では材料出尽くしとの声もあります。
発表が続いている4〜9月期決算は、内需系企業と輸出主導型企業との間で明暗が分かれており、今後の中国経済の減速リスクをはかりかねている感じです。
次の焦点は2日に発表予定の米雇用統計でしょう。
米国経済の先行きに注目です。
電子版マーケットでは市場の変化の潮目を逃さないよう、これからも機動的な報道を続けます。
(マーケット編集長 鈴木亮)
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