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直近の決算発表予定

2012年10月15日月曜日

さくら投資顧問(10/15)

●相場概況 - 週末終値(前週末比)

日経平均 8534.12(-329.18)
NYダウ 13328.85(-281.30)
米ドル/円 78.41(-0.25)
ユーロ/円 101.56(-0.95)
ユーロ/米ドル 1.2951(-0.0082)
米国債(10年) 1.654%(-0.084)
米国債(30年) 2.829%(-0.136)
WTI原油先物 91.86(+1.98)
NY金 1759.70(-21.10)


今週の注目指標


●10/8(月)

10月NY連銀製造業景気指数(米)21:30
前回 → -10.41

9月小売売上高 [前月比](米)21:30
前回 → +0.9%

9月小売売上高 [前月比:除自動車](米)21:30
前回 → +0.8%

●10/9(火)

第3四半期消費者物価 [前期比] (NZ)6:45
前回 → +0.3%

第3四半期消費者物価 [前年比](NZ)6:45
前回 → +1.0%

RBA議事録(豪)9:30

9月消費者物価指数 [前月比](英)17:30
前回 → +0.5%

9月消費者物価指数 [前年比](英)17:30
前回 → +2.5%

10月ZEW景況感調査(独)18:00
前回 → -18.2

9月消費者物価指数 [前月比](米)21:30
前回 → +0.6%

9月消費者物価指数 [コア:前月比] (米)21:30
前回 → +0.1%

9月消費者物価指数 [前年比](米)21:30
前回 → +1.7%

9月消費者物価指数 [コア:前年比] (米)21:30
前回 → +1.9%

8月対米証券投資 [ネット長期フロー](米)22:00
前回 → +670億USD

8月対米証券投資 [ネットフロー合計](米)22:00
前回 → +737億USD

9月鉱工業生産 [前月比](米)22:15
前回 → -1.2%

●10/10(水)

9月失業率(英)17:30
前回 → 4.8%

9月失業保険申請件数(英)17:30
前回 → -1.50万件

BOE議事録(英)17:30

9月住宅着工件数(米)21:30
前回 → 75.0万件

●10/11(木)

9月小売売上高指数 [前月比](英)17:30
前回 → -0.3%

9月小売売上高指数 [前年比](英)17:30
前回 → +3.1%

10月フィラデルフィア連銀景況指数
前回 → -1.9

新規失業保険申請件数(米)21:30
前回 → 33.9万件

●10/12(金)

9月消費者物価指数 [前月比](加)21:30
前回 → +0.2%

9月消費者物価指数 [前年比](加)21:30
前回 → +1.2%

9月中古住宅販売件数(米)23:00
前回 → 482万件


今週の相場観 by.植木良太(FX専業トレーダー)


■ 絶対操作してるだろう、オバマさんよ。




先週はIMF・世銀総会が開催されたり、
また米国大統領選挙では、今度は副大統領候補が
火花を散らすなど、政治的な側面が強い週となりました。


IMF・世銀総会では中国が欠席するなどありましたが、
何かいない方がスッキリした感じがしたのは私だけでしょうか…。

特にユーロに関する内容が大半でしたが、
それよりもアジア圏での中国や韓国も、実は非常に危ない時期
というか衰退の影が表面化してきております。


中国は景気の後退と、そして野田総理ではないですが
"近いうちに"中国も一度弾けるでしょう。

実際、中国の高官などは海外にお金を逃がしていますからねぇ。

そろそろ崩壊も、展望に入れても良いのではないかと思います。


また、韓国ですが「日韓スワップ」の延長をされることもなく、
ウォン安が強すぎて崩壊も見えてきています。

サムスンなど好調に見えますが、これは完全にブラフで、
韓国経済はかなり傷んでおります。


と、中韓のことはこれくらいにして、
米国の大統領選挙が近づいていますが、
TV討論会以降囁かれるオバマ陣営の劣勢ムード。

フラグかどうかはわかりませんが、たぶん以前よりは劣勢に
立たされているのは間違いないと思います。


まぁ、ロムニー候補もそれほどカリスマ性があるとは思えないですし、
オバマ大統領も前回ほどの強烈なカリスマ性はなく、
なんか今回は凡人対決のような気もしますが、
以前よりも勝敗は分からなくなってきたと思います。


で、先週のメルマガでは「オバマの仕業・・・?」
というタイトルで書き始めましたが、
おそらく今回も、オバマは操作した感じがしてなりません。


まず、これは先々週ですが雇用統計の大幅な改善です。


9月非農業部門雇用者数
前回 → +9.6万人(修正 +14.2万人)
結果 → +11.4万人

9月失業率
前回 → 8.1%
結果 → 7.8%

今までずっーと頑張って色々とやって8%台であったのに、
ここにきて一気に7%台にし、それも0.3%も改善!?
この前までは雇用が悪いことを演出してQE3を引き出し、
ドル安政策に持っていき、それらを達成した途端に
今度は大統領選への指標にシフトした点。

ちょっと露骨過ぎますが、操作しているのは明白ですね。


ここで断っておきますが、米国指標はもちろん
中国指標、その他の国々も自国のご都合主義で
数値なんていくらでも改ざんされています。

所詮、何かを引っ張りだすための数字なのです。


「いや!我が国日本は大和魂の国!断じて不正などない!」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
原発の再稼働や電力不足などの報道で、
再稼働したいがために「電気が足らない…」などと
数値ごまかしているのなんて、考えればわかりやすいですね。

(そうわかっていても、その数字に左右されて投資するのが
投資家の悲しい性なんですケドね…)

そして先週の米指標は、以下のとおりだったのですが…。


●10/10(水)

米ベージュブック(米)27:00
(前回)
・米経済は大半の業種、地域で緩やかに拡大
・雇用:多くの地区で横ばい又は小幅に拡大
・製造業:海外経済の鈍化を背景にまちまち
・小売販売:大半の地区で軒並み増加
(今回)
・米経済活動は12地区で緩やかに拡大している
・個人消費:横ばいから小幅に上向き
・製造業:幾分改善している
・住宅市場:回復、商業不動産市場はまちまち
・雇用情勢:ほぼ変わらず

●10/11(木)

8月貿易収支(米)21:30
前回 → -420億USD
結果 → -442億USD

新規失業保険申請件数(米)21:30
前回 → 36.7万件(修正 36.9万件)
結果 → 33.9万件

●10/12(金)

9月生産者物価指数 [前月比](米)21:30
前回 → +1.7%
結果 → +1.1%

9月生産者物価指数 [コア:前月比](米)21:30
前回 → +0.2%
結果 → 0.0%

9月生産者物価指数 [前年比](米)21:30
前回 → +2.0%
結果 → +2.1%

9月生産者物価指数 [コア:前年比](米)21:30
前回 → +2.5%
結果 → +2.3%

10月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)22:55
前回 → 78.3
結果 → 83.1

上記で特に注目したいのは「新規失業保険申請件数」です。

前週が36.7万件(修正 36.9万件)だったのに対して
今週は33.9万件と、これまたイッキに3万人も減りました。

いくらなんでも減り過ぎじゃないですか?

38.2万件(修正 38.5万件)

38.2万件(修正 36.3万件)

オバマ・ロムニーTV討論会

36.7万件(修正 36.9万件)

33.9万件

このように、オバマ・ロムニーTV討論会後急激に減っています。

前回は米雇用統計で影が薄くなりましたが、
こう見ると雇用関係の指標は完全に弄ってますね。


この後も、大統領選を巡って様々な攻防が続くでしょう。

大統領選前の駆け引きや大統領選後(誰が就くかなど)
いちいち情報に左右されて一喜一憂というのも癪ですが、
それでも注目すべき点であることは確かです。


さて、米国と言えばもう1つ、実は問題があります。

それは「債務問題」です。


債務問題?とピンと来ない方は、昨年の7〜8月での米国が
デフォルトになるという一大イベントがあったのを覚えてますか?
つまり、そのことです。

昨年、債務上限を引き上げるために
議会にて政権争いも含んだゴタゴタがあったのですが、
私は当時の配信でもこのように書きました。


「これは延長されただけで解決されてなく、またやってきます」

米国は年内にも、再度この問題にぶち当たります。

今回もすんなりとは行かないでしょう。

大統領選もありますし、年内までに米国はひと悶着、
ふた悶着くらいはありそうです。


昨年の"米国デフォルト事件"に関する詳細について、
会員様は、専用ページのバックナンバーで確認されると良いでしょう。

↓ ↓
「週間レポート8/8〜12(前編)」


先週の注目指標(結果)


●10/8(月)

8月鉱工業生産 [前月比](独)19:00
前回 → +1.3%(修正 +1.2%)
結果 → -0.5%

●10/9(火)

8月鉱工業生産 [前月比](英)17:30
前回 → +2.9%(修正 +2.8%)
結果 → -0.5%

●10/10(水)

米ベージュブック(米)27:00
(前回)
・米経済は大半の業種、地域で緩やかに拡大
・雇用:多くの地区で横ばい又は小幅に拡大
・製造業:海外経済の鈍化を背景にまちまち
・小売販売:大半の地区で軒並み増加
(今回)
・米経済活動は12地区で緩やかに拡大している
・個人消費:横ばいから小幅に上向き
・製造業:幾分改善している
・住宅市場:回復、商業不動産市場はまちまち
・雇用情勢:ほぼ変わらず

●10/11(木)

9月新規雇用者数(豪)9:30
前回 → -0.88万人(修正 -0.91万人)
結果 → +1.45万人

9月失業率(豪)9:30
前回 → 5.1%
結果 → 5.4%

ECB月例報告(ユーロ)17:00
(前回)
・インフレリスクは概ね均衡
・景気リスクは下方向
・経済成長は弱い状態が継続
・国債購入は、ユーロ存続に関する根拠のない恐れへの対策
(今回)
・景気見通しリスクは下方向
・インフレ見通しは概ね均衡
・国債購入は、条件が満たされなければ停止する
・経済成長は弱い状態が継続する
・2013年のインフレ率は2%未満
・政府は、適切な条件下であれば国債購入計画を実施する用意はある

8月貿易収支(米)21:30
前回 → -420億USD
結果 → -442億USD

新規失業保険申請件数(米)21:30
前回 → 36.7万件(修正 36.9万件)
結果 → 33.9万件

●10/12(金)

8月鉱工業生産・季調済 [前月比](ユーロ)18:00
前回 → +0.6%(修正 +0.5%)
結果 → +0.6%

9月生産者物価指数 [前月比](米)21:30
前回 → +1.7%
結果 → +1.1%

9月生産者物価指数 [コア:前月比](米)21:30
前回 → +0.2%
結果 → 0.0%

9月生産者物価指数 [前年比](米)21:30
前回 → +2.0%
結果 → +2.1%

9月生産者物価指数 [コア:前年比](米)21:30
前回 → +2.5%
結果 → +2.3%

10月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)22:55
前回 → 78.3
結果 → 83.1






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